【相合傘】
僕は人生初の恋をした。恋をした人は、花恋といった。本当に花のように美しく、麗しく、一度目に入った瞬間に、恋に落ちた。今、そんな花恋さんと、相合傘をしている。花恋さんは、どうやら傘がないようだった。道も一緒なので、一緒に帰ることにした。花恋さんは、少し、気遣ってくれているようだった。少し、雨が当たっているからだ。だから、思わず引き寄せてしまった。花恋さんは、一瞬びっくりした顔をして、にこっと笑った。まるで、ありがとうと言うように。そんな姿に、思わずどきっとした。僕は明日、告白するつもりだ。
明日の告白が、成功しますように…
【落下】
私は今、落下している。崖から。でも、底は見えない。私にはもう、分かっている。これは、心臓が止まるまで落下し続ける。何故なら、ここは、人生という崖だから。時には険しくなり、時には緩やかになる。それが人生。だから、私は落下し続ける。
この崖は生まれた時から、天から地へ、そして、また天へ戻るための人生の崖である。
【未来】
皆さんは、どんな未来にしたいですか。私は、元気で、思いやりのある未来です。その為に、何をするか…
それは、「考えて、実現すること」です。それはどういうことかと思う人もいると思います。でも、それは簡単なことです。どんな未来にしたい。だから、こういうことをする。つまり、目標を決めればいいのです。未来の為にそこまで考える必要はないと思う方もいるでしょう。でも、自分たちの未来もその中に含まれているのではないでしょうか。だから、こういうことを書きました。
私は、元気で思いやりのある未来にする為に、日頃から地域の人、近所の人などと、友好関係になることを頑張ります。最初はもちろんできません。でも、地道にコツコツ頑張っていけばできます。だから、皆さんも未来のことを考えて、その為にどうしたいかを考えてみませんか。
【1年前】
1年前と変わった事。それは自分自身。何故なら、1年前、出会いがあった。それは、ある女性との出会い。私は、目的地すらも決めず、ひたすらひとり旅をしていた。つまらなかった。お金もなくなってきたので、帰ろうと思った。でも、そんなお金など、もう残ってはいなかった。そこでもう、終わりだと思った。人々は私には目もくれずに、通りすぎてゆく。この時、初めて現実を知った。でも、そんな中、彼女だけが、声をかけてくれた。「大丈夫ですか?」と。
私は家まで送ってもらった。情けなかった。男の癖に、女性に助けられるなんて。だから、何度も謝った。そこから友達になり、恋人になり、と、私達の関係はどんどん深まっていった。
そして、ついに結婚する事になった。それが、1年前の事。毎晩、夕食の時その話を思い出し、二人で笑っている。
1年前の出会いがあって、よかった。
【好きな本】
私は本が好きだ。だが、最近はどんな本を買ったらいいのか分からなくなってきている。だから、本を分けてみた。そうしたら、植物系の本が多かった。確かに最近は植物の事を調べていた。そして、本屋によく通っていた。私は、「なるほど、私は植物系の本が好きなのか」と思った。たまには本を分けてみると良いかもしれない。