推し活
ホストとかアニメのキャラとかじゃなくて
(よく考えたら他人に金注ぎ込むのおかしくない?)
自分を推す
自分で推して
自分で返す
どこまで輝けるのか、応えられるのか
試してみたい
◼️やりたいこと
朝は始発で出勤
&夜は終電で退勤
業務形態が悪いんじゃない
支店長の指示で
本社に頑張ってるアピールをしなければならない
いわゆるブラック職場
真っ暗な田舎道を自転車でのろのろと進む
日の出前、世界はまだ夜、睡眠不足で気分は最悪
ゆっくり静かに、東の空が淡く白んでいく
地平線の向こうには太陽が待機している
嫌になる
辛くてもしんどくても朝は来る
そして夜明けはなんだか神聖で
「新しい朝が来る 希望の朝だ」
歌の通り希望を形容したくなるのがわかってしまう
少しだけ前向きになって
真っ赤な朝焼けにお祈りをする
「今日こそ事務所に隕石落ちますように」
◼️朝日の温もり
生まれてから今までの
膨大な量のシナリオ
書いてくれた人ありがとう殺す
いつ冒険は始まるんですか
誰が攻略対象なのか未だにわかりません
選択肢は常に3つ
どういうバグなのかいつも2つはグレーアウト
この先がトゥルーエンドだと思いたくない
分岐してくれ頼むから
私に選ばせてくれ
行きたい場所があるんだ
◼️岐路
カウントダウンが始まる
混乱、あるいは穏やかに
最期を待つ人々を尻目に
初めてふたり、手を取り駆け出して
教会へ行きましょう
この日を迎えるまで言えなかったなんて
馬鹿みたい
でもやっと誓える
ロスタイムはハネムーンに使いましょう
◼️世界の終わりに君と
歴史を紐解くと
疫病、飢饉、貧困、政変、大戦、一族郎党皆殺し…
悍ましい時代は幾度もあった
たかだか五、六十年しか生きられない人間が
百年の混乱の中で安寧秩序を想像できたことは
全くもって不可思議である
どん底の中にも光はあって最善がある
そのことに
「誰か」は気付いた
人類は気付く
私も気付く?
あなたは?
今がどん底だと思うなら
せめて最善手を指せ
◼️最悪