「なぜ泣くの？」と聞かれたから
君に許してほしくて、と

けど
心の中で、僕は答えたの

“君が、自分を許せてほしくて”

君は、泣かない
つよい子だ

そんな君と
僕は一緒に泣きたい

ただ、僕が泣き虫なだけ、だけどね、

足音がする

体制整え目を瞑る

大人しく眠って
いるのだと

泣いて乱れた
髪整えて

夜のラウンド
一時間置きに

ーー病院にてーー

病院の中にいると
季節はエアコンで変わる

外に出ることはなく
エアコンの風が季節を運ぶ

カレンダーなんか
詰め所の飾りにすぎない

だからきっと
冷房が効き続けたら

終わらない夏

遠くの空へ　願う

僕を連れていって

遠くの空に　向かう

もうすぐいくから

遠くの空は　言った

もう少し　待ちんさい

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絵文字も、『。』も、“！”も、使わない。

ただ、そのままのことばを
載せて届けたい。

って言いながら、
不器用なだけよ。