11/14/2022, 10:53:43 AM
*秋風
秋風に枯葉がハラハラと舞い落ちる。
往く季節を惜しむように。
この季節の先には、裸木が寂しげに立ちすくむだけ。
1年の仕事を終えて、静かに眠りにつく木々よ。
繰り返される命の営みよ。
私はそんな木の幹にそっと触れるだけ。
大いなる命の営みの前で静かに頭を垂れるだけ。
11/13/2022, 10:33:21 AM
*また会いましょう
「また会おうね」
ありがとう。
社交辞令でも嬉しかったよ。
11/12/2022, 12:22:46 PM
*スリル
スリルを味わう、という言葉があるけれど、私はとてもそんな気になれない。
すごく緊張したあとは、どっと疲れてしまって、とてもスリルを楽しむ余裕なんてない。
よくよく小者に出来てるんだな、私。
11/11/2022, 11:01:19 AM
*飛べない翼
翼の折れた天使が私の前に落ちて来た。
君との出会いは、そうとしか表現出来ないくらい、私には胸が高鳴ることだった。
あの頃の私は翼のない飛べない鳥だったから。
不完全な君が、不完全だからこそ魅力的に見えた。
あれから長い時が過ぎた。
私は今も空に憧れるだけの翼のない鳥なのかな?
11/10/2022, 10:15:21 AM
*ススキ
秋の夜、一面のススキ野原に月の光が差して、銀色のススキの穂が波のように揺れる。
なんて光景、実際には見たこともない。
昔はどこにでもあったススキ野原も、都市開発に追われ、姿を消していった。
川原や道の端にわずかに揺れるだけ。
それも、セイタカアワダチソウに追われ、ススキの存続は危うい。
日本の原風景、大切にしたい。