別れ際、まるでまた会えるかのようだった。
二度と会わずに、終わっていくと知らず───。


【またね】

───愛した末の裏切り。
奪われた声と、消えゆく運命。


【泡になりたい】

死が香る瞬間、生を痛感した。
忘れがちな無常の理───。


【今を生きる】

───隠せど隠しきれぬ。
いずれ知ることになるだろう。
真実は、すぐ其処に───。


【隠された真実】

本音を心の奥に押し込んだ。
その心ごと、何処へやら───。


【心だけ、逃避行】