獲物を狙う獣の目は鋭い。
それは、人間も例外ではない。
あの子を落としたい、我がものにしたい、欲しい、
欲望を持つと人間も鋭い眼差しを送る。
それは、人が本気になっている証拠だ。
試合で活躍する、試験に合格する、すべてにおいて
1番気持ちが出ているのは目だと思う。
目が物を言うとは、その通りだと思う。
目に闘志を燃やせ、やりたいなら声よりも目に力を。
人は何かをし始めるときに高みを目指す。
色んな挫折、色んな成功を経験して、高みへ届く。
でも、その中でも挫折して終わる人もいるし、
成功してもないのに三日坊主で終わる人もいる。
高みを目指すってことはそういうことだ。
諦めるなとか辞めるなとかは言わないが、
何もしていないのに挫折したとか成功してないとか、
言う資格はない。
高みを目指せ。人間はそういう生き物だ。
はしゃいでいる子供たちを見ると、
昔には私たちにもあったのだろうと思う。
そう思いながら、カフェの中からパソコンを広げる。
子供の頃には全く考えられない数字や英語が並ぶ。
今は子供の頃とは比較的にならないほどの
お金を手にすることもある。
でも、子供の頃のような無邪気さ、無垢さ、素直さ。
やはり子供に戻りたいと思うのは私だけだろうか。
学校が終わると別のクラスの君を待つ。
この待っている時間が僕が1番好きな時間かもしれない
廊下を走ってくる君を見ると
僕のために必死になってくれているように思えて、
本当に嬉しい気持ちになる。
この時間が、この日がずっと続けばいいなと思う。
でも、時間がこの日常に終止符を打つ。
人間関係とはカーテンのようなものだ。
好きな人にはカーテンをめいっぱい開ける。
でも、嫌な人にはカーテンを閉める。
朝になるとカーテンを開け、夜は閉める。
カーテンはできるだけ開けっ放しにすることは
やはり大事だ。
でも、1度カーテンを閉めることも時には大事だと思う
朝光を浴びて、夜は遮断する。
それでいいと思う。