これまでずっと、
僕は素を出せなかったのです。
理由は幾つかあるのですが
周りに何か言われるのが
嫌だったのでしょう。
ありのままの自分を
嫌われてしまったら？
受け入れて貰えなかったら？
もしも、ばかりを
それが起こる確率なんて
ちっとも分からないのに
それを考えてしまうのです。

朝、目覚めると泣いていた
理由は分からぬまま。
ただ頬を伝う涙を
手で拭った。

何故泣いている？

何故？何故？

疑問ばかりが頭を埋め尽くす。

朝、目覚めると泣いていた。
悲しいことなんて
一つも無いのに
心が何かを訴えている。

それが何なのか分からない。
分からぬまま。
分からぬまま。
今日も枕を濡らして
目が覚める。

「死にたい」
それを言うのが
僕の当たり前

「生きたい」
それを言うのが
君の当たり前

どちらも欲が出ていて
いいじゃあないか。

友達との思い出
それが一体
僕に何を与えてくれるのだい？
皆、結局は価値がある人間を
「友達」
というハッシュタグを付けて
自分の周りに
保存しておくだけなのに。

星が降る降る
しゃらりしゃらりと音を立てて
星座が光る光る
それぞれの意味を抱きながら
星空に願う願う
願わくば君に幸あれ。