12/20/2025, 2:07:22 PM
大好きなあの子が死んだ
ピンクのリボン飾りが、よく似合う子だった
大好きなあの子が死んだ
「永くて、12才まで」だったんだって
大好きなあの子が死んだ
私宛の手紙と、あの子のリボン飾りを遺して
大好きなあの子が死んだ
5年前のあの日から、私はあの子のリボン飾りを着けている
今日、リボン飾りが緩んで解けてしまった
解けたリボン飾りの裏には、たった一言
「好きだよ」
【時を結ぶリボン】
12/20/2025, 8:32:58 AM
ふくふくとした、ちっちゃな手
私の手だってちっちゃいのに、
それよりも、うんとちっちゃな手
恐る恐る指でつつくと
存外強い力で
差し出された指を握る、ちっちゃな手
その手に込められた体温が、
私の握られた指から全身を伝わって、
最後に胸の辺りで柔らかく弾けた
「私が、キミのお姉ちゃんだよ」
【手の平の贈り物】
12/18/2025, 11:18:36 AM
満天の星空を見た事がある
数える程しかないけれど
初めて見た時の感動と言ったらなかった
「この星空に溶けたいな。だって、こんなに綺麗なのだから」
……なんて、
【心の片隅で】
12/17/2025, 11:45:55 AM
凛と澄んだ空気の中を
純白の花弁が舞い散る
それはまるで
天からの祝福のようで
つい、願ってしまう
「どうかこのまま降り続いて。目一杯の祝福で私を覆い隠して下さい」
【雪の静寂】
12/16/2025, 11:20:59 AM
「将来は、人を助けられるひとになりたいな」
バカバカしいと、そう思う
「人の役に立てたら、僕の存在価値がきちんとある気がして」
気に入らないと、そう思う
かつての僕は、本気でそんな事を夢見ていた
【君が見た夢】