今日は
リアルに心の灯火
消えかけた
ううん
いつも
ギリギリラインなのかもしれない──
蜘蛛の巣のように
張り巡らされ
1つでも切れてしまうと
バランスを崩す……
そんな
ギリギリライン──
(2023.09.02/心の灯火)
どうして?
後悔ばかりが残ってる
どうして、あの時すぐに見なかった?
どうして……優先順位を間違えたんだろう
好きなくせに
素直になれなくて
突き放したこともあった
それでも離れていかなかったくせに
時を戻せるなら、どうか神様……
彼は、もう……誰かの大切な人……
(2023.09.01/開けないLINE)
誰かがいないと
道を踏み外すのを
止めてくれる誰かを……
無意識にまっている
反抗期の度に
ツンツンしてるのは
不完全を修正起動に乗せるため?
暴走列車を降りて
通常運転
僕を包み込む愛情が
足りない部分を補ってくれるんだ
それなら僕は
不完全なままでもいい──
(2023.08.31/不完全な僕)
「いい匂いだね」
「ありがと。今日、初めて使ってみたんだ」
この日から会う度に
香水がほのかに香るようになった
正直、初めは……微妙な匂いだった
いつしか慣れて
“らしさ”とさえ思えるようになっていた
飽きるくらい
知ってる香り
でも……嫌いじゃない
貴方の存在を感じるから
会えない日々も
微かに香る、貴方の気配
何年と一緒に過ごし
家に染み付いた、その香(か)
いつの間にか
当たり前になった
──貴方がいなくなっても
残り香が思い出を蘇らせる
幸せだった、その日々を──
(2023.08.30/香水)
言葉はいらない
ただ、抱き締めてほしい
っていうのは、よく聞くんだけど……
もし
言葉はいらない
ただ、見つめてほしい
──だんだん気まずくなるわ!
もし
言葉はいらない
ただ、喋っていてほしい
──喉いたくなるわ!
いい加減に黙ってほしいわ!
もし
言葉はいらない
ただ、影から見ててほしい
──視線がいたいよ!
もし
言葉はいらない
たた、そばにいてほしい
──自然と抱き締めてくれるんだろなぁ。
そんなとこかな?
(2023.08.29/言葉はいらない、ただ・・・)