夜空を駆ける
サンタクロースのように
嬉しいメールをくれたあなたに プレゼントしたい
編んだコースター
コーヒーでも飲むとき
使ってくれたら
なんて 素敵
ともこ
時間よ止まれ
このまま時間が止まればいいのに
家族との時間も あと少し
こんなに一緒にいられるなんて 思わなかった
このまま時間が止まればいいのに
あの人に バレンタインデーの、メール
発展はしても しなくても
メールは 続けたい
いつまでも いつまでも
怖いほど 家族に愛され
怖いくらい 続いているメール
いつか忙しさで忘れないように 今は 一つ一つ
みんなとの時間を大切にしよう
ともこ
そっと伝えたい
詩で
そっと伝えたい
どうしても言えない
こころ
愛してやまないのに
ハッピーバースデーしか
言えないわたし
せっかく
与えてくれた
バレンタインデーなのに
帽子かぶってでかけたよ
暖かい 毛糸の帽子
あらら 飛んでっちゃたよ
強い風
くるくる くるくる
帽子は 飛ぶよ
赤い 帽子が 飛ぶよ
お姉さんに連れられた
猫の上に ふわり
ビックリした猫は
ぶるん ぶるん
身体を 震わせて
帽子はまた
くるくる くるくる
飛ぶよ
カタツムリの上に ふわり
びっくりした カタツムリは
角を出して
うんせ うんせ
帽子から 出てきたよ
今度は どこにいくの
僕の帽子
すると風が 弱くなり
すとんと 僕の前に
風が 運んだよ
こんにちは 僕の帽子
戻ってきてくれて
ありがとう
すっぽり 僕の頭に
帽子は 重なる
ともこ
終わらない物語
まるで 数学で割り算した時の数字のように
果てしなく続く物語
一人は 一回は恋愛を
しているから
それぞれのストーリーがある
一人一人 同じようでも
ちょっぴり違うような
小説になるくらい
ロマンチックな
日本人がみんなで語りあうと
終わりの見えない物語たちが
存在する
いつまでも 果てしなく
終わらない物語