7/2/2022, 4:35:25 AM
「窓越しに見えるのは」
窓越しに見えたのは、あの日の君の俯いた影(シルエット)。
陽に照らされて黒く伸び、その先端は浜辺を超え、橙に輝く海の中から突き出た岩肌まで続いた。
そんな光景を目にした2階の窓から夏の夜風が吹き抜けたなら、そこは夢の中だということに気付かされる。
遠い夢の中…。
6/30/2022, 11:18:53 AM
「赤い糸」
その繋がる先は、ひとつとは限らない。
いつか、いつの日か、それを知る時が来る。
6/30/2022, 4:02:47 AM
「入道雲」
白き影が空に立ち塞がり、黒き影が前を塞ぐ。
空のアート。
6/28/2022, 11:46:41 PM
「夏」
よく晴れた夏の午後2時過ぎ。俺は涼しい風を求めて海に向かった。
砂浜から照り返す日差しに足裏を灼かれながら、岩陰のポイントを見つけた。
そこは、本当に気持ちのいい風が吹いた。きらきらと波をたてる水面が、本当に綺麗だった。
あれから数年が経った。
俺は今も変わらずに、あの海を「綺麗だ」と眺められるのだろうか。
6/27/2022, 11:20:50 PM
「ここではないどこかで」
ここではないどこかで、キミと会った気がする。
たった1枚の写真に目をもっていかれ、それを眺めていた。その時、心の底に抱いた気持ちは説明がつかない程曖昧なものであった。
恋なのか…そうではないのか…。
1度も会ったり話したりしたことのないキミへ。単なる一般人のキミへ。
不思議なこの想いは、今では幻の気持ちへと変化しつつある。