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10/3/2025, 5:32:55 AM

遠い足音

君が遠くで慌ただしく走る音が聴こえて、
それが嬉しくて悲しかった
君を置いてゆくよ
来世というものがあるのなら、
きっと信じてみるから、まだ僕を許さないままでいて

10/2/2025, 5:17:51 AM

秋の訪れ


確かに夏が終わって季節が巡る
君がキーボードを叩く音、減らない書類の山
赤くなる木の葉、咲き誇る彼岸花 
変わらないもの、変わっていくもの
それらが少しさびしくて、秋が、くるね

9/30/2025, 11:40:58 AM

旅は続く


秋の風、澄んだ空、金木犀の香、紅葉
あなたに見せたいものをたくさん見たよ
けれどね、

あなたに会いたい、それだけ
この旅の理由がそれだけでも別に構わないだろう

9/29/2025, 12:19:07 PM

モノクロ


モノクロームの写真のなかで君が笑っている
僕らどこへも行けなかったけれど、案外この箱庭も悪くなかったね
そっと写真を撫でて、あの日君に触れた体温だって思い出せそうだった

9/28/2025, 11:40:12 AM

永遠なんて、ないけれど


瞬く間でもあなたと笑って過ごしたかった、これをきっと人は愛と呼ぶのだろうね、ねえ幸せだったかい?
そういって墓前に花を供えるひと

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