8/29/2024, 8:59:08 AM
突然の君の訪問
ちょうど、ストッパーを外したところだった。
次第に、
点滴に繋がれた腕から身体中に毒薬が巡る。いわゆる、安楽死。
恵まれた人生ではなかったけれど、幸せだった。
過去に想いを巡らす、 そこで、君が来た。
誰から話を聞きつけたのだろうか、
荒い息づかいと騒がしい足音がこちらへ向かってくる。
あぁ、君だけが私の後悔であった。
余命数十秒の私を見て君はただ涙を流した。
さようなら