『雨音に包まれて』

ポトポトと音を奏でながら
落ちていく
私の心も
落ちていく
雨音に包まれながら
真っ暗な闇の中へ
誘われる

『どうしてこの世界は』

人生ここまで生きてきて
どうしてこの世界は
上手く行かないのだろう
いろんな感情が
渦巻く日々
すべてを断ち切って
無の世界へ旅立てば
楽になれるかな

『君と歩いた道』

悪いときもいいときも
なんだかんだいいながら
30年一緒に歩んできた

今、二人の最大の危機を
迎えてる
別れるべきか
このまま歩き続けるべきか
崖っぷちでの決断を
どちらの道に決めるのか

君と歩いた道
一緒に歩むためには
私が目をつむれば
いいのかもしれない
でも、それは私を
否定することに
なる気がしてる

『夢見る少女のように』

ずっと夢見てたら
この心の傷は
深くならなかったかな
30年の心の傷を
いつか癒せる誰かに
出会うかな
そんな夢を見る
少女のように
思いにふける

『遠くの声』

世界のどこかで
誰かが争い
命が消えていく

その世界は
私が住んでいる
場所だったら

大切な人達の
毎日を
奪うことになる

遠くの声は
身近な声でもあることが
怖くなる