些細なことにどれだけ気を配れているだろうか
些細なことを疎かにしていないだろうか
どこかで疎かにしているだろう
でも細かいことを気にしていたら
生きていくのが苦しくなる
些細なことに気づけるだけで自分はすごいのだ
些細なことに気を配れている人はすごいのだ

既読をつけないように
でもずっと見ていたい
画面の前の君はどんな気持ちで送ってきたのだろうか
こんなに僕がドキドキしていることを知っているだろうか
いろんなことを考えて結局開くこともできない

あの人の香水はなんだったのだろうか
すれ違うときのあの匂いは
忘れられなくて
夢の中でも
ぼんやりと窓を見ていたあのときも
思い出しては消えていく
結局匂いだけでは検索できなくて
自分ではあの匂いは言葉にできなくて
今もあの香水の名前を知らない

言葉はいらない、ただ・・・
あなたと会いたい
あなたと歩きたい
あなたの手を握り
あなたの温もりを感じたい
こんなことを願うのはわがままなのかもしれない
一目見れるだけでよかったのに
あなたと一緒にいられるなら言葉なんていらない

何年ぶりだろうか
君に会えたのは
あの頃はあんなに会っていたのに
怒られるまで電話していたのに
今では連絡先もわからない
会えなくなってから何があったのかもわからない
でも君がここにいるのなら
あの頃みたいにバカな話も胸がときめく話も
あの頃話した夢の続きも
きっとできる
泣きたいなら抱きしめるよ
やっと会えたのだから