私たちは、人生という終わりなき旅を続けている。
……え？人はいずれか死ぬから終わりはある旅だって？
まあ、そうとも言える。
だけれども、人類の営みは終わらない。
変わりつつある世界の渦で、私たちの生活はこれからも続いていく。
それもまた、人の生なのだ。

ごめんね
その言葉は誰にも届かずに、空を切る。
もっと早く言えればよかったけれども、私が強情だったから結局言えなかった。
もう言っても、遅いのにね。
後悔の言葉は空を舞い、泡のように彼方へと消えていく。

半袖に袖を通すと、夏って感じがする。
こないだまで寒かったのに、季節はあっという間に過ぎていくのね。
でもちゃんと日焼け止めを塗らないと、この袖の境界線がくっきり現れちゃうから
ダサくならないように忘れないようにしないとね。

天国は空、地獄は地の淵にあると言われている。
私の魂は、どこへ行くのだろう。
善い人であれば天国だろうという自信はあるのだが、蟻一匹殺したらそれだけで地獄というのも理不尽な話である。
蟻分の苦しみならば、味わうのかもしれないな。

闇夜に星舞い、月影に願い馳せる。
夢を織る魔法の糸は、ただ揺蕩う。
願いを乗せ、空へ舞う。