子供の頃の夢
夢という夢はないが、私にも可愛いものに憧れていたときはあった。
スカートを履いたり、髪の毛を可愛くしたり。
けど似合うのは可愛い子。私には似合わないだろうと、ズボンを履いた。
おそらく。その時からだろう。
かっこいい紳士に憧れ始めたのは。
タバコを吸う仕草、スーツを着たときのシルエット。他にもある。
あの時の夢は叶えられなかったが、今は可愛らしい人と隣に並べる紳士になりたいと思っている。

君の背中を追って
こんなところまで来てしまった。
1人では来られないこの場所に。
向いている方向は違うのに、その考え方が、行動が私を突き動かすもので、私は君の言葉を原動力にして進んでいる。
君のその美しさは君が自身を磨き上げてきたからこそ輝く宝石なんだと思う。

好き、嫌い
笑ってる顔が好き
バカにした笑いは嫌い
引っ張んてくれる人が好き
自分勝手な人嫌い
優しい人が好き
優柔不断な人が嫌い
タバコ吸う仕草が好き
タバコの匂い嫌い

自分の中の好きと嫌いは表裏一体で、好きと嫌いは曖昧で、でもどこかにちゃんと線があるから。
「これは好き」だって、「これは嫌いだ」って分かるものもある。自分の気持ちにきちんと向き合いたい。

雨の香り、涙の跡

月明かりに照らされ、出歩く。
もう道は暗く、人通りも少ない。
行く当てもなく、虫のように電灯の下に向かう。
さっきまで雨が降っていたのだろう。じめっとしたような、澄んでいるような自然を感じる香り。
紫陽花が泣いていた。

届かないのに
憧れて恋焦がれて、好きになってしまった。可愛くてかっこよくてでもどこか壊れてしまいそうな脆さがあって愛おしい人。
ぬいぐるみで手を振る可愛らしい方。
もうすぐ会えるのでしょうけど、私はあなたが出会う何万人のうちの1人でしかない。