#68 【嗚呼】

『嗚呼…どうして…』
『こうなってしまったんだろう』

今更後悔しても
過去には戻れない
どんなに悔やんでも
その人は戻ってこない

あの時あの瞬間までは
こうなることは想像できない
だからこそ
やってしまった時には
もう遅いんだ

何回後悔したのか
何回泣いたのか

もう後悔したくない
だから
慎重に今を生きていこう

#67 【秘密の場所】

ここはどこ？
気がついたら
どこか分からない部屋にいた

『おーい、誰かいませんか？』

叫んでも誰も返事がない
本当に1人なのか
そう思ったら怖くなってきた

早くここを出たい
出口を探しても見つからない

どうしてここにいるんだろう？
あ、思い出した

"秘密の場所”と呼ばれるところに
連れてこられたんだ
もうおしまいだ
誰かここから出して

と、ここで目が覚めた
夢でよかったと思った
その瞬間
さっきまで見ていた夢が
正夢となった

#66 【ラララ】

『ラララ』

ふと口ずさんだ
メロディーを
忘れないように
記録して
君のもとへ
駆け出した

いつもは
君が作曲をして
そして
僕が作詞をしていた

たまには
こういうのもいいよな

#65 【風が運ぶもの】

風が運ぶもの
それは『人の思い』

思いが強ければ
離れていても
消えることのない
絆で結ばれている

友達、恋人、家族
誰にだって
大切な人、好きな人には
思いを馳せている

言葉にしなくても伝わる
行動に移さなくても伝わる
唯一無二のもの

それを人は無意識に
風に乗せて運んでいる

#64 【question】

疑問に思ったとき
自分で調べるか
他人に聞くのか

『question』

どちらにせよ
この世界は
謎に包まれている