9/14/2023, 3:51:23 PM
命が燃え尽きるまで
命 燃え尽きるのは
今日かもしれないし
ずっと先かもしれない
だけど まだ
言うほど
燃やせていないから
もう少し待って
9/13/2023, 2:13:12 PM
夜明け前
家に一人
空腹だし暗闇は怖くて寝られない
鳥のさえずりが聞こえてくると
やっと眠りにつけた
夜明けが近づくと
呑んだくれの父親が帰ってくる時間
お決まりの不登校
変えられない日常
9/12/2023, 10:31:41 AM
本気の恋
部屋は5Fだけど
貴女が出掛ける時
必ず僕は一緒に道まで出て見送る
貴女が早足で行ってしまうのを
僕は後れないように追う
そして手を振って別れる
一緒に出勤する今日はゴミ収集日だ
僕がゴミ袋を棄てて
収集所の蓋を閉めるまでの間も
貴女は見向きもせずに
スタスタ先に歩いて行く
日傘を差した貴女の姿が
これ以上小さくならないよう
ゴミ捨てが終わった僕は
急いで走って貴女に追いつく
そして歩幅を合わせて駅に向かう
というような
同マンション住人の光景を
職業は家政婦では無い私だが
よく散見する
う~ん
彼は
間違いなく
今現在
本気に恋する乙男であろう
9/11/2023, 2:23:52 PM
カレンダー
手動の
日めくりは忘れるから
苦手
しかし
どっちも眠くて
ぼーっとしてる時間帯の
0655と2355の
日めくりアニメは
可愛くて好き
9/10/2023, 10:21:09 AM
喪失感
おさげ髪した小学生の私
下校途中
街の中で無くした物がある
髪ゴムだ
お小遣いで買ったばかりで
真新しく
透き通るあめ玉のような飾りが付いていた
初めて付けた日だった
ルンルン気分で歩いている時
側溝の蓋に空いている小さな穴に
吸い込まれるように髪ゴムは落ちて行き
コツンと言う音が聞こえた
あり得ない一瞬の出来事に
電流が走るようなショックを受けて固まった
私の不注意だが
何故故ピンポイントに其処へ落ちるのだ
私は
残った傷1つ無い
綺麗な髪ゴムの片割れを見つめながら
青ざめた喪失感と共に
ションボリ家路に向かった