1/19/2024, 11:01:53 AM
『ネリネの花束』
いつも傍に居た君が
いつも傍で笑ってた君が
もうすぐ傍から卒業する
君は卒業したら遠い街へ行く
そんな現実を僕は目を背けるんだ
そんな現実でも君との最後を僕は見るんだ
まだ傍に居る君にもう会いたい
もう君に会いたい僕が情けない
それでも君にお別れを
そんな君にネリネの花束を
「また会う日まで楽しみに待とう」
1/18/2024, 10:10:33 AM
櫂の力強い走りは小舟を動かす
小舟は初めて水面を走る
それはどちらか一方でも欠ければ出来ぬこと
小舟だけでは水面を走れず
櫂だけでは走り出す事もままならず
小舟を運ぶのは櫂である
櫂を運ぶのは小舟である
1/18/2024, 9:11:01 AM
秋街の風
木枯らしが吹く街を歩く
貴方の思い出と共に歩く
ふいに、貴方の影が見える
急いで無い影を追う
されどそこにあるのは枯葉である
風が吹き髪が揺れる
貴方の居ない街を歩く
貴方の思い出と共に歩く