芝草

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8/16/2024, 3:19:43 PM

『誇らしさ』

たとえ誰も愛でなくても
お日様に向かって力いっぱい花を咲かせてる。

あの道端のヒマワリが、どうしてか、
私には誇らしげに見えるのです。

8/15/2024, 1:21:15 PM

『夜の海』


耳をすませば、聞こえるかしら、私にも。
海藻のベッドの上で眠る魚の坊やのために
やさしく歌う魚の母さんの子守歌が。

静かに揺れる波の音と、その子守唄を思ったら
なんだか私も眠たくなっちゃった。

8/14/2024, 1:08:25 PM

『自転車に乗って』


山ほどのすり傷をこしらえて、
半べそかきながら練習をして、
やっと転けずに乗れるようになった頃
わたしは、得意になってたの。
「きっと今のわたしなら、これさえあれば、どこへでも行ける」って。

町で一番大きな図書館とか、
近所のヤツよりもうんと広い公園とか、
誰も持っていないオシャレなペンを置いてる文具屋とか。
引っ越しちゃった、あの子の住む街とか。


いつしか自転車よりも早く遠くに行ける乗り物に慣れた頃、
私はふと、思ったの。

これさえあれば、今の私はどこでも行ける。
その思いがあれば、いつでも、どこへでも行けたのかなって。

8/13/2024, 11:53:58 AM

『心の健康』

自分以外の誰かの心の健康を思って
言葉を選べるだけの余裕

たぶん、それが、私の心の健康の証

8/12/2024, 11:48:19 AM

『君の奏でる音楽』


本音を言うと、耳障りだと思ったこともありました。

ただでさえ暑いのに、
聞いてるだけでよけいに暑くなる
と、舌打ちすらしたくなる日もありました。

でも、その生涯の大半を、地下で過ごしていた君が、
太陽の光に照らされたまぶしいステージへ
ようやく上がってきたのだと思うと
そんな悲しいヤジを飛ばす気には
とてもなれないのです。

残りたった数日と言われるその命の限り、奏でている君の音楽に、
汗ばんだ笑顔で耳を傾けられる人でありたいな
と、思うのです。

おしっこだけは、引っかけられたくないけどね。

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