モンシロチョウ
「見て見てママ!学校でモンシロチョウの卵をお世話する授業があったんだよ。僕、毎日忘れずにお世話したから蝶々までなったんだよ。凄いでしょ。今度ママに見せるために家に持ってくるね。楽しみにしててね。」
忘れられない、いつまでも
「傍にいてよ。僕には君しか居ないんだよ。別れてから君を忘れようとして違う子と付き合おうとしてもダメだったんだ。君を忘れられない、いつまでも傍に居るって言ってたあの言葉は嘘だったの?嘘じゃないよね。だからずっと離れないよ。」
1年後
a「体調大丈夫?お見舞いに来たよ。花持ってきたからいけてくるね。」
b「最近は安定してるよ。ありがとう、綺麗なかすみ草だね。学校のみんなは元気にしてる?あれからなかなか行けてないだろ?」
a「みんな元気にしてるよ。そうそう、いつも授業中怒られてたあいつ。この前サッカーの全国大会に出場したんだぞ。」
b「あいつがか?はぁー、皆に会いたいな。」
a「早く元気にならないと。俺たち待ってるだから。」
b「完治まで約1年。1年後あいつらと笑顔で会えるの楽しみだな。でもあまりにも長い期間会わなすぎて俺の事忘れてないかな?」
a「バカ…、忘れる訳ないだろ?お前は何年経っても大切な仲間だ。それはあいつらも同じだよ。」
b「ありがとう…。俺、病気に勝てるように頑張るよ。だから待っててよ。」
初恋の日
「初恋の人が忘れられない?このお酒、カンパリオレンジって言うの。お酒の意味は初恋、ほろ苦さのあるカンパリと甘酸っぱいオレンジの味がまさに初恋の日を思わせるでしょ?これを呑んでその彼を思い出して思いっきり泣いて忘れな。そして新しい恋を見つけなよ。」
明日世界が終わるなら
「明日世界が終わるなら僕はずっと君の傍に居るよ。ただ君を見つめ隣に座って過ごす。それだけが幸せなんだ。フフフ、その終わる瞬間まで可愛い君の姿を逃したくない。」