冬の始まりは冷たさだと思う。頬や足等の肌から伝わって来るそれは、私に暖かさを求めさせる。

愛情が欲しい。空っぽで虚しい私という器に、愛情というものを詰め込んで欲しい。詰め込んで、流し込んで、溢れるまで繰り返して欲しい。

でも結局、虚しくなるだけなのかもしれない。

なら、私も愛情を与えれば良いのではないだろうか。本気で愛情を注げるなにかを見つければ良いのではないだろうか。

まあ、そう簡単に見付かるわけがないのが現実であるのだ。

あぁ、愛情によって満たされたい。

微熱が、私は生きているんだと伝えてる。対して私は死にたいというのに。果たしてこれは、一種の皮肉だろうか

夫婦になりたかった。でも君にとって僕は遊びなんだろう。虚しいけど、悲しいけど、仕方がないのかもしれない。むしろ、付き合えただけでも素晴らしい事だったのかもしれない。こんなに辛い思いは捨ててしまうべきなのに、捨てずにとっておいてしまう。あぁ、僕は君と夫婦りなりたい。

たくさんの思い出が、私には存在しない。何故と聞いてもはぐらかされる。

本当は分かってるんだけどね。私がただの██だって。