『10年後の私から届いた手紙』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
10年後の私から届いた手紙
チュンチュン......。
「うぅ...ふわぁ......」眠そうにベットから体を起こした私。
部屋のカーテンを開け朝日を浴びてから、日めくりカレンダーを捲るのが私の日課。
いつものようにカレンダーを捲ると、
今日は私の誕生日。
「そっか...。もうそんな日なんだね。」と呟く。
今日で25歳の誕生日だ。
そう思いながら着替えを済ませ、朝食を作る為にリビングに向かう。
一人暮らしを初めて早5年。
最初は両親に心配ばかり掛けていたけど、5年も経てば慣れたもんだ。
朝食を作り、いつもの様に私の好きな曲をかけて食べ始める。
「そろそろ、彼氏欲しいなぁ」なんて呟いた。今日は会社が休みなので、ゆっくり休めるなんて思っていたら、インターホンが鳴った。
「あれ?こんな時に宅配?私なんか頼んだっけ?
それかお母さんが誕生日だから、なんか送ってくれたのかな?」
なんて言いながら扉を開ける。
そこに立っていたのは、白色の服を着た綺麗な顔立ちの青年だった。(あれ?私こんな青年になんかしたっけ?)と思っていると青年は水色のカバンから、手紙を取りだし私に手渡した。
「これ受け取ってください。」なんて言うから私は「はい?」と、間抜けな声を出した。青年はニコニコしながら説明をする。
「これラブレターじゃないですよ。
これは“10年後の私”からの手紙です。あっ!私ではなく貴方の事ですよ。」と青年は言っていたが、私は脳内が追いつかなかった。そんな私をほっといて青年は、「じゃぁ渡したので僕はおいとまします!」と言い白色の自転車に乗りどこかに行ってしまった。私は訳が分からないが一応開けてみることにした。
青年から渡された手紙は薄紫色の蝶が描かれている封筒だった。私はゆっくり破れないように、開けてみた。
開けた瞬間ふわりと薔薇の香りがした。私は手紙に目を通してみた。
-10年前の私へ-
こんにちは。
初めまして10年前の私。
今これを読んでいるという事は無事にこの手紙が私に届いているという事ですね。
色々と混乱していると思います。私も沢山書きたい事がありますが、大切な事だけを書きますね。
これから先沢山大変な事が訪れます。
仕事での失敗や、恋愛での失敗など沢山失敗していきます。別に不安にさせたいのではありません。
ただ、私の場合すぐに死について考えてしまいます。
このまま行けば人生終了になってしまいます。
ですが、私はこう手紙を出すほどに生きています。
私は死にたいと思う事もありましたが、周りに頼ってみるといいですよ。自分1人だけじゃ押し潰されてしまいますが、皆でやると大丈夫です。
頼る事がにがてな私ですが、勇気を持って頼ってみてください。
より良い出会いに巡り会えます。
だからこれから先自分に自信を持って、何事も諦めないような、後悔が無いような人生を送ってください。
P.S.
手紙を渡してくれた青年はこれから先貴方と関係がある人ですよ。
なんて書かれていた。
この字は確実に私の字だ。
そう思うとこの先はもっと良い世界になっているのだなと思った。
この手紙を読んでみたら、もう少し自分に自信を付けてもいいのかなって思えるようになった。
そう思えるような誕生日になったなと思う。
この手紙は将来の自分の子に伝えてあげようかなと思い、引き出しの中に入れた。
(にしても、あの青年とはどういう関係なんだろうか...。)
発達障害の自分
私は、小学2年生と中学2年生の時に学習障害と自閉症スペクトラム障害と診断されました。
「10年後の私から届いた手紙」
18歳だった私へ
あなたが知りたいことが、何なのか知ってる。
でも、その答えは教えられない。
ただ、私は今も生きてるよ。
辛い日も、幸せな日も、たくさんあった。
今どんなに苦しくても、
辛くても、枯れるほど涙流しても、
あなたが生きることを選んでくれてよかったと
思っている私が10年後で待ってるよ。
生きることを、私自身を、
諦めないでくれてありがとう。
戦うことを選び続けたあなたに感謝を…
10年後の私から届いた手紙
引き出しを開けると一通の手紙が
見覚えのない手紙
表には「10年前の私へ」と書かれていた
開けてみるとそこには
「今は苦しいと思う。私はあなただからわかる。でもその苦しみを乗り越えたからあなたは夢を叶えてる。もっと音楽が好きになってる。だからそのまま進んで。」
なぜか泣けてきた
本当に今の私をわかっているみたい
なぜか心が救われたような気がした
もう少しだけ頑張って見よう
ポストにストンと落ちていた、10年後の私から届いた手紙。
中身は勉強しなさいだとかサボるなだとかお小言がビッシリ。
わかってない。私は全然わかってない。
それ出来てたら今も苦労してないよ、私。
10年後の私から届いた手紙
人生の転機となる日、10年後の自分から手紙が届くと言われている。
それは私の元にもやってきた。
水に濡れた跡のある便箋の中身は、
‘’推しは推せる時に推せ‘’
と書いてあるノートの切れ端だけだった。
何十年かたった自分に送る手紙ならどんなことを書くのかなぁって考えたことがない。自分は、そこまで興味を持てないから今の自分がどうしたいかで決めていきたいから。だって今の自分にできていたことができなくなっていたらそれまでの夢が叶わないから。それで萎えるより今できることをしていって将来の自分に託すのがセオーリーだと思うから。
『10年後の私からの手紙』
それは何も書かれてない紙だった。
どういう意味だ…?
こういうのは大抵もう私は…
い、いやそんな訳!なら、なんだ…?
考えても考えてもわからない。
難題に悩んでいる間にいつの間にか時間が経っていた。
そう、10年もの。
…だめだ、考え事が多すぎて思い付かない。
まぁ白紙で転送してもいいか。
10年後の私からの手紙
それは何も書かれてない紙だった_____
【10年後の私(僕)から届いた手紙】
『10年前の僕へ
元気に過ごしていますか?
こちらは凄く元気です。
10年前の今頃の僕と言ったらきっと悩んでいた頃でしょう。
君が好きな人、あの人。
今、僕の隣に居ます。
諦めずにアタックし続けなさい。
きっといつかは報われるから。
君が悩んでいる種の1つ、友達ですね。
一緒に騒いだり、はしゃぎまわる仲。
壊れてしまうと思っているでしょう?
今でも、さほど変わらず一緒に騒いだりしてますよ。
最近で言えば、一昨日一緒にお酒呑みましたよ。
皆、何も変わらないです。
大丈夫。
思い通りにならない事も勿論沢山あるけれど、そんなこと気にならない位、楽しいです。
楽しみにしてて。
早く大きくなれよ、僕。
10年後の僕より』
るあ
10年後の私から届いた手紙を今日読んでいる
後悔しないように生きてだって
これが無事に届いていることを願う。
今や日本の郵便制度はめちゃくちゃだ。もし違う誰かが受け取っていたなら…まあそれはそれでいいか。
俺は今台湾…ああ、10年前はまだ中国か…。
そこの軍事キャンプにいる。
10年前と言えばお前はつい最近までシャーペン持って戦ってた。そんな頃だろう。
…10年後には機関銃を持って戦ってるよ。
ともかくさ。
やりたいことはやっとけよ。
【10年後の私から届いた手紙】
これを呼んでいるのは誰なのでしょうか
楽しいでしょうか
貴方は今絶望しているでしょう
私にとって貴方は何者かは分かりません
ですが貴方にとって大切なものはあると思います
それがモノなのか物なのか者なのか
思い詰めることはありません
皆にとって貴方はきっとかけがえのない存在であり
その思い出はきっと残るでしょう
思い出はゴミですしすぐに忘れる代物です
しかし貴方は貴方を認めてあげてください
それがあなた自身になる近道です
焦らずに落ち着いて的確に
死なない程度に頑張ってください
10年後の僕からの手紙。
手紙が来るって言葉僕は生きてるってことかw
10年前の僕はもう何しても楽しくなかったw
毎日怒られて毎日泣いて。毎日が地獄だったよww
どーやって生きていけばいいのかも分からなかったw
でも10年後僕は生きてるってことか!ならよかったよ!
信用出来る子でも出来たのかな?生きがいの人ができた?
10年後は毎日楽しいと思える日々が続いてるといいね!
10年後の私から届いた手紙
やりたいことがあるなら今のうちに全部やっておきなさい。毎日、なにか違うことをしなさい。帰り道のコースを少し変えたり、本を読んでみたり、ほんのちょっとでいいから違うことをしてみて、時間が過ぎるのが遅く感じるはず。まだ若いんだから食べたいものはたくさん食べておきなさい。
自分の好きなものや好きなことに夢中になればいい、今のうちに。
あなたはいつでもあなたのままでいいの。
「頑張って」なんて、30になった私も嫌いだから、頑張っての反対の言葉、「大丈夫」を送るね。
大丈夫、きっと大丈夫だよ。
Theme.10年後の私から届いた手紙
おひさー生きてる?
まーた、あの世のこと考えてたやろ?
うちさ、今、好きな人と一緒なんよ?
余計なこと考えんと生きじんどけ!
つれーのは今だけ!その後はトントン拍子
だから、、、、ただでさえ、あんたの時代で時間早ぇーておもってるやん?
あんた、20代の時間のスピードなめんな!
悲しいことに自分は十年後も生きているようだ。
その事だけで十分に傷ついたから、
封を切らずにとりあえず仕舞っておく。
10年後の私から届いた手紙
10年後の手紙が届かない私は何?
"十年後の私から届いた手紙"
もし未来の自分から手紙が届いたら。
最初は宛名が書かれてないか見る。未来の俺からなら、ちゃんと宛名は書く。住所は何らかの影響が起きそうだから、《書けない》だろう。
けれど、誰かの悪戯か何かと思って警戒して、光に透かして何が入っているのか見る。こういうのって剃刀の刃や縫い針が入れられている可能性があるから、何が入っているのか入念に見てから開ける。……まぁ、俺なんかにそんな悪戯する物好きはいないと思うけど。
開けて中の便箋を出したら、さらっと全体を見て、文体を確認。未来の俺からなら、俺の文体とあまり変わらないはず。
そしてようやく本文を読む。……文体が違っても気になる物は気になるから読むけど。
本当に届いたら凄い。けどそんな超次元的な事、起きるわけが無い。そういうのはSFの世界の話で、現実的に見たら有り得ない。
けど、未来の自分から手紙が本当に届いたら、なんて書いてあるのだろう。未来の俺は、何を伝えるのだろう。凄く気になる。考えるだけで、年甲斐もなくワクワクする。
間違った道などない
おまえだから
10歳年上のお前より
10年後の私から届いた手紙
「ん?なんだこれ」
家のポストに、赤色の封筒が入っていた。
封筒の裏側に私の名前が書いてあるだけで、それ以外は何も書いていない。
不気味に思いながらも、自分の部屋に封筒を持って帰った。
これは開けてもいいやつなのだろうか。としばらく葛藤した末、好奇心に負けてしまい封筒を丁寧にあける。
中には雑に畳まれた白い紙が入っていた。どうやら手紙のようだ。
書き出しは、『10年前の私へ』
その続きには箇条書きでひたすら、『10年前の私へのアドバイス』がずらりと書かれていた。最初は、何かのいたずらか何かだと思っていた。
が、手紙には私しか知らないはずの情報がたくさん書かれていた。例えば、『・ユウタのことはもう忘れて!新しい出逢いがあるよ!』ユウタとは、私が周りに秘密で付き合っていた元彼だ。別れた今でも私だけが一方的に好意を寄せている。
付き合っていたことは誰も知らないし、ましてや私がまだユウタのことを好きだなんて、ユウタ本人ですら知らない。どうしても忘れられないことも。
信じ難いが、これは本当に10年後の私から届いた手紙のようだ。10年後というと、私は27歳だ。
読み進めていくと、
『・親孝行を忘れずに!
・勉強しっかり!
・ダイエットがんばろう!』など、今の私より少し大人っぽい字でそんなことが書かれていた。
そしてついに一番最後の行。
『10年前の私へ
大変なこともたくさんあるけど、未来の私は割と楽しく生きてるから安心していいよ!
10年後の私より』
10年後楽しくやってるんだな。
飛び降りるのは、とりあえず10年は我慢した方が良さそうだ。