『10年後の私から届いた手紙』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
間違った道などない
おまえだから
10歳年上のお前より
10年後の私から届いた手紙
「ん?なんだこれ」
家のポストに、赤色の封筒が入っていた。
封筒の裏側に私の名前が書いてあるだけで、それ以外は何も書いていない。
不気味に思いながらも、自分の部屋に封筒を持って帰った。
これは開けてもいいやつなのだろうか。としばらく葛藤した末、好奇心に負けてしまい封筒を丁寧にあける。
中には雑に畳まれた白い紙が入っていた。どうやら手紙のようだ。
書き出しは、『10年前の私へ』
その続きには箇条書きでひたすら、『10年前の私へのアドバイス』がずらりと書かれていた。最初は、何かのいたずらか何かだと思っていた。
が、手紙には私しか知らないはずの情報がたくさん書かれていた。例えば、『・ユウタのことはもう忘れて!新しい出逢いがあるよ!』ユウタとは、私が周りに秘密で付き合っていた元彼だ。別れた今でも私だけが一方的に好意を寄せている。
付き合っていたことは誰も知らないし、ましてや私がまだユウタのことを好きだなんて、ユウタ本人ですら知らない。どうしても忘れられないことも。
信じ難いが、これは本当に10年後の私から届いた手紙のようだ。10年後というと、私は27歳だ。
読み進めていくと、
『・親孝行を忘れずに!
・勉強しっかり!
・ダイエットがんばろう!』など、今の私より少し大人っぽい字でそんなことが書かれていた。
そしてついに一番最後の行。
『10年前の私へ
大変なこともたくさんあるけど、未来の私は割と楽しく生きてるから安心していいよ!
10年後の私より』
10年後楽しくやってるんだな。
飛び降りるのは、とりあえず10年は我慢した方が良さそうだ。
10年後の私から届いた手紙
帰宅して部屋に入った私の目に飛び込んできた
机の上に置かれた封筒
私がこの間新調したレターセットの封筒
なのに、ずいぶんと色褪せて古ぼけている
手に取るとそれはしっかりと封がされていて
表には何故か私の名前
裏は……何も書いていない
悩んでいたって仕方ない
机からカッターを出して封を切る
中に入っていたのは封筒とセットの便箋
見覚えのある字で走り書きがされていた
にげて
知っている
これは、私の字だ
だけどこんな手紙を書いた覚えはない
手紙の下に数字が並べられている
20340215
このクセもわかる
私がやるやつ
これは日付だ
つまり、ちょうど十年後……?
未来の私は何を知らせようとしているのだろう
今の私には、何もわからない
ただ、胸の中で何かが警鐘を鳴らしていた
きっと同じ
十年前の私から届く手紙も
十年後の私から届く手紙も
内容は同じ
時間を大切にしてね
逆タイムカプセルサービス―――
タイムマシンが開発されてから最近流行りだした、配達代行サービスだ。
10年後の自分からの手紙を受け取れるらしい。
しかし、制約がいくつかあって、過去に干渉しすぎない、未来はこうなる、と断定しないことなど、様々なルールに基づいて管理される。
タイムマシンを用いる際にはタイムパラドックスが起こらないための様々な制約が付き物だ。仕方のないことだ。
ついに、サービスを申し込んでから、数ヶ月後、タイミングが合い、10年後の私から今の私に向けた手紙を入手できた。
直筆だ。
万年筆を使っている。万年筆なんて使ったことがないのに、将来はそういうのに興味ももつのかな。
10年前の、私へ。
元気に、してますか。してるわけないですね。あなたは今人生のどん底中のどん底だと思っていますね。
私から伝えられることは限られているのだけれど、これだけは言わせてね。
あんまり、無理しないで、生きて欲しい。人生には必要な休養時間があります。あなたは焦って生き急いでいますね。あなたには強い正義心と責任感があります。ですが、それは本当にあなたから発せられた純粋な正義心と責任感ですか?
誰かから、社会から、環境から、求められているものを受け取って自分に強いているだけではありませんか?
これから瓦解していく社会から押し付けられた価値観なんて捨て去りなさい。
あなたにはあなたのペースがあります。
置かれた場所で咲く必要は一切ありません。場所を変えるのです。咲くことの出来る場所で咲きなさい。
人それぞれ、合う土壌、必要な肥料、お水の量、必要な日光量、違います。
あなたに合わないところで咲くことは、人生を遠回りすることでもあります。しかしそれも学びとはなるでしょう。
今一度問います。たった一度しかない人生を、険しい、自分に合わない場所を選んでいいんですか。どうせなら、快適に人生を歩み、幸福と共に学んでいきましょう。
過去も未来も現在も、絶望視する必要性などありません。視点を変えてみましょう。社会的なルールや正しさに立脚した強固な思い込みをまず認識し、少しづつ別の見方を取り入れて行けるようにしましょう。
心を豊かに、柔らかく、何事にも縛られすぎずに、生きてくださいね。
まずはゆっくり気の済むまで、ベッドで横たわっていましょう。
いつでも構いません。あなたが受けてきた傷は根深い。回復するのにも立て直すのにも時間がかかる。焦らないことです。1歩ずつ着実に地道に生きていくと、だんだんと足取りが軽くなっていきます。
そうしたら、周囲の助けとともに明るく道が照らされていきます。
周りを頼ってくださいね。あなたにはたくさんの味方がいて、たくさん見守ってくている人たちがいるから。
今は分からないかもしれないし、そんなのいないなんて思ってしまうかもしれないけど、意外と皆優しいです。心を開いて、接してみてください。
あなたは、ダメじゃない。いいところもたくさん持っている。今は見えなくなってしまっているけど...
とにかく、ゆっくりしてください。
現代社会のスピード感は凄まじいですが、それに合わせる必要性はありません。あなたのペースを見つけて、保ち続けてください。
P.S.大変だったね。そんな過去の私も愛しています。
10年後の私より
[10年後の私から届いた手紙]
未来は辛いことがたくさんあるかもしれない。でも、強く生きろ。辛いことを乗り越えれば、達成感を得ることができて、面白いかもしれない。どんなに苦しいこと、悲しいことがあっても、面白い、楽しいって思ってみて。気持ちが少し楽になれるよ。
津田は、目的地に向かって走っていた。
「はっはっはっ」
呼吸が蒸気していた。
『10年後の私から届いた手紙』(半分創作)
【拝啓
去年より二週間も早く春一番が吹いた二月の暖かな日、あなたは前々から予定に入れていた朗読の講座に参加し、まだその余韻に浸っているころでしょう。
熱しやすく冷めやすいあなたにとって、朗読がどれだけ続くのか、さぞ自信のないことですが、これだけは伝えておきます。
十年後も、あなたは朗読を続けています。
発声練習と体力づくりは、日々の積み重ねですから、何卒サボらないようにお願いします。
あと、その頃に録音した朗読は、消さないでください。聞きたくなったときに、無くて困りました。
朗読、楽しんでますのでご安心を。
敬具
十年後のあなたより】
十年後のわたしから届いた手紙には、大して面白いことは書かれていなかったから、丸めて捨てた。
十年後も、わたしは面白味のない人間のままらしい。
あなたは10年後、思ってもみなかった、新しい事をやっているんだよって、言ってほしいんだよね。
未来の自分が何をしてるのか、想像してほしい。
どこにいるんだろう、誰と話すのだろう、何に想いを抱いているのだろうって。
そうして現実を忘れて、ただ思い願う未来を想像している時間って、確かに素敵なんだけど、少し空っぽな気持ちになる。目を閉じて夢想する自分と、思い描く未来との距離は、あまりにも遠い。
未来の自分へ手紙を出して、それを未来の私が受け取ってくれるのかも分からない。理想を押し付けないでほしいと、思う自分がいるのかもしれない。
微笑ましく思う自分もいるのかもしれない。
それだけ、未来は不確定なもので、理想の形も変わっていく。
あみだくじのように、未来への道は沢山あって、くねくねとしている。どれを選ぶか選ばないかも自由で、行く末も分からない。
でも何か違うと思えば、横線を付け足して、色んな道へ行ってみればいいと思う。
あなたが面白い旅をしたいのなら、ひとつの道に固執しなくてもいいと思うよ。
話はまとまらないけど、それだけ。
〜10年後の私から届いた手紙〜
死んでしまったら何も出来ない
家族とも友達とも別れてしまう
今のうちだよ
一日一日を大切にね
人生のゴールはまだまださ
さぁ、 よーいスタート
10年前の私へ こんにちは〜✋✋今の私はちょっと錦鯉がはずですねぇ~。元気しています〜??
色々なことあったよネ〜😱皮膚ガンの手術で、イケメンの看護師さんにトキメキいて、通院の旅に『また、会えるかな~💕』なんて、何時も通院なのにね、
オシャレなんてしてさ、(笑)想先生にも夢中になったよねぇ~(´∀`*)ウフフ結局は、片想いでしたね~。苺さん、優しくて素敵なお姉さんだったよネ〜。
片想いも失恋も、私何だよ……。受け止めて上げてネ。可哀想だもん。未来の私からのお願いだヨ(*^^*)🎶🙏どんな私も、未来の私へ繋がっているんだヨ。⭐✨
時間は、アリス⌛🐰じゃないもけれども、有限だヨ🤭
何時か、何時かと、先伸ばしにしていたことも頑張ってネ(*^^*)🎶
ちょっと、イヤなことがあったぐらいでキライに何かならないでね。(^_^;)今迄、支えてもらっているんだならネ(^_-)-☆
落ち込むととことん落ち込むのが私だね。石川先生の看護師さんが『視野を広げてネ☺と、言った言葉も大切にしてネ💕
私らしくを、忘れずに、これからもトライしてみてネ🌈
エビカニクス🦐を踊ったことや、教室で、夏音ちゃんと木田太一君が、ゾン100の歌を私のために歌ってくれたことを忘れないでネ💕
私なりに頑張った経験や友達のエールは、みんな宝物だヨ。お父さんやお母さんや弟も元気にしていますか?
夏音ちゃん、木田太一君、陽葵ちゃんや高橋悟君や友達を大切にネ(*^^*)🎶
負荷が大好きなあんず、これからも色々な分野に興味を持ち新しいことにもチャレンジしてみてネ💕でも、ムリせずにね。元気でネ💕
大好きな作家の先生が教えてくれたよネ〜、『夢を見て下さい(。>﹏<。)!!』全ての鍵は、そこからはじまっていると想うから。🔑
私のIdentityでもある、アニメのfree!🏊♀のことは、あんずが、落ち込んだり、迷ったり、自分を見失ったりした時には、必ずページを開いて下さい📖
そこには、あんずが目指した夢や目標が書いてあります!!(。>﹏<。)
辛くなったら、必ず身体と対話してネ💕約束げんまんだヨ。
家族や友達を大切にネ💕(*^^*)🎶
これからも元気で、高橋悟君が言っていた通り、あんずらしいいとをかしを大切にしてネ(*^^*)V
ーー未来のことは、規約で話せないの、ごめんネ🙏でも、あんずは、もの書きになりたいんだったら、新しいページは自分で創る方が絶対、楽しいよネ〜🍀(。>﹏<。)
未来のあんずは、そう願っています。⭐✨_φ(・_・いっぱい色々な方や本をちゃんと出会って刺激を受けてネ💕🎶じゃあネ(^^)/~~~🌈元気でネ(*^^*)🎶バイバイ(^^)/~~~
from,10年後の坂野あんず
ーー未来からの私が、忘れないに宛てた手紙は、結局、今を大切にⅣ私らしく頑張って下さい(。>﹏<。)と、いうないようだネ(*^^*)ドキドキ💗、ワクワクしたがったな~(*˘︶˘*).。.:*♡
でも、私らしいかも、ネ💕(*^^*)🎶
終わり
【10年後の私から届いた手紙】
あなたが変わろうしてくれたから
あなたが今を見つめてくれたから
あなたがひたすら前を向いたから
今の私がいる
大丈夫、安心して
あせらず、根気強く
夏目先生の言葉を胸に
真っ直ぐに進んでいけばいい
『拝啓 10年前の私へ
今を謳歌してる頃かな?
大病を患っている私は生と死の狭間にいるよ。敬具』
ぶはーっ
盛大にビールを吹き出して
届いた手紙に震えた
ビールジョッキ三杯の酔いが
一気に冷や汗に変わる
#10年後の私から届いた手紙
#10年後のわたしから届いた手紙
生きてる?
生かされてる?
どうせ生きてかなきゃならないなら
笑ってもいい
泣いてもいい
怒ってもいい
そろそろ自分に素直に生きなよ
散々自分に嘘ついて
周りを欺いてきたんだから
疲れたでしょう?
ホントの自分を解放できたら
生きてることにもっと
感謝できるよ
なりたい自分にきっと会えるから
10年前の私へ
毎日不安だよね。電気つけてしか寝れなくて。悪夢ばかり見て
でも大丈夫。きっと良いことあるから
「10年後の私から届いた手紙」
拝啓 今のあなたへ
今回も失恋
どんなに
どんなに
どんなに
悲しかったことか…
今は悲しき口笛
婚活を真面目に活動してきたけれど
もう枯れそう…もう限界
まさに月の砂漠ね
なのに諦めきれない気持ちが
もう溢れそうになってきた。
どうして..。
それがあなたの答えってことよ。
ショコラ
ありがとう
元気にしてるよ
楽しくしてるよ
美しいものを見てるよ
大丈夫だよ
「明日あなたに告白する子にYESと言って付き合いなさい」
水色の便箋に妙なことが書かれていて、
その下には「私は10年後の君です」だって。
いたずらか。誰も俺に告白なんかせんわ。
ラブレターか果し状ならわかるけど、靴箱に
未来の自分からの手紙って設定変だろ。
ところが翌日(バレンタインデーだよ)本当に、部活の元気な後輩の子からチョコと本物のラブレターを受け取り、その場で反射的に「YES」と言っていた。感じのいい子だと思ってはいたけど、ほんとうなら驚いたり迷ったりするとこだよな。
昨日の手紙のことなんて言うと変な目で見られるから言わない。
そしてキャッキャしたり小さな喧嘩したり仲直りしたりの楽しい日々。幸せだなぁ。
あの手紙は本当は誰からだったんだろう。
①後輩本人
②後輩を応援する友人
③本当に10年後の自分
①か②あたりじゃないの、って今は思ってて本人に聞けばいいじゃんて話なんだけど聞けずにいる。
何かね、筆跡がね、、俺の下手な字そっくりだったんだよ。だから10年後に何が起こるのかちょっと気になるわけ。
10年くらいで過去に手紙送れる技術とか開発されてんのかな?そんなの必要か?新技術といえば軍事目的?それとも少子化対策?
俺にとっては良かったからいいんだけど。
10年後を楽しみに暮らすのも悪くないよな。
「10年後の私から届いた手紙」
#333
10年後の私から届いた手紙は、細かな金額の切手を沢山組み合わせた封筒に、中は何もなかった。私らしい。
10年後の私から届いた手紙
10年後の私から、手紙が届いた。
なんでも、10年後には、お金を払うと過去に手紙を届けることができるらしい。
10年後の私も、、10年前に手紙が届いたらしく、しかし、すぐに捨ててしまい、人生に失敗したらしい。
借金はないものの、毎日苦しい生活を送っているんだとか。
読み進めると、10年後はどんな世界だとか。円安がすごいとか。戦争が始まりそうだとか。地球温暖化は止まらず、ずっと暑くなっているとか。そんな内容だ。
しかし、私は誰かの悪戯だと思った。
「なんだこれ」
私はそう言って、まるめた後、ゴミ箱に投げ入れた。
ゴミ箱の淵に当たった手紙は、「カコン」という音を立てて、そこに落ちていった。
人生は、未来から何かしても、変えることはできないということをテーマに書いてみました。
過去は、変えられない。じゃあ、何を変えるのか。
今の自分しかないでしょ。今のサボり癖とか、生活習慣とか、改善して、未来に繋げるしかないでしょ。
過去は変えられない。未来はわからない。変えられるのは、今だけですよ。