『1つだけ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
創作 「1つだけ」
親愛なるボクの友人へ
命も地球も、今のところ1つだけだと最近話したね。
きっと、たった1つだけだから皆が大切にしようと思えるのだろうと、ボクは思うのだよ。キミはどう思う?
もし世界が変わって、蘇りができたり、新しい地球が見つかったりしたら、ボクらはこれまで通り心から命や地球を大切にできるのだろうか。
ボクはまだわからない。でも、1つはっきりしていることは今の習慣を変えることは難しいということだね。
だから、1人の命が2つや3つに増えようが、それを喪う恐怖は薄れないだろうし、地球に似た惑星が見つかろうが、移住するかどうかはまた別の問題になる。
とはいえ、ボクは哲学は門外漢だから、キミの意に添えることは書けないのだよ。すまないな。
────・───より
(終)
「ひとつだけあの世に持っていけるならなにがいい?」
「……普通、無人島とかじゃないのか?」
「そんなのつまんないじゃん。キミなら死んだときのことくらい考えたことあるでしょ?」
「君は死んだら三途の川を渡るとでも思ってるのか。死んだら何もない、全部終わりだよ」
そう言ってキミは話を終わりにしようとする。
「えー、絶対違うよ。あの世もあるし幽霊だってきっといるよ!」
一個くらい思いつくでしょ、と駄々を捏ねる私に、キミはうんざりしたような顔をする。
「……逆に聞くけど、君は何を持っていくつもりなんだ」
あまりにしつこい私に、しょうがないなあと言わんばかりにキミは問いかけた。
「私?私はねえ、キミがいてくれたらいいなって思ってる!」
そう言うと、キミは面食らったとばかりに目をぱちくりさせた。
「僕は持っていけないだろう?一緒に心中でもするつもりか?」
何を馬鹿なことを、とキミは言う。
「そんなことしないよ。ていうか、キミはしてくれないでしょ」
「当たり前だろ」
「だから待ってる」
「え?」
「私が先に死んだら、あの世に行く道の途中でキミのこと、ずーっと待ってる。だから逆だったらキミも待ってて」
私は笑って言えていただろうか。
「……僕は待ってるか分からないぞ」
そう言ったキミの顔は嘘をついているときの顔だった。
『○○、一つだけでいいから分けてくれないか。
その………食べかけの雪見だいふく(?』
あなたの苦しみに気づいて助けてあげたい
あの時あなたに告白すれば良かった
そうすれば今目の前にいたかもしれない
後悔してもしきれない
だが、いつまでも悲しみに浸っているわけにはいかない。私たちは進まなければいけないんだ
でも、もし1つだけ何かを代償に願いが叶うとしたらその時のわたしは、どんなことをしてしまうのだろうか?
作者から
読んでくれてありがとうございました!
今回の話は少し前の「好きじゃないのに」の続編だと思って考えました!
短い話ですが楽しんでいただけたら幸いです!
#1つだけ
(#好きじゃないのに)
私の命はひとつだけ
どうせあの子なんでしょ?命を懸けても守りたい、貴方の大切なもの。ものなんて言ったら貴方は顔を顰めるだろうけど。笑 艶やかな髪の毛。近い眉毛。短い中顔面。垂れたまん丸な瞳。ツンとした鼻。キュッと上がった口角。華奢な肩。スラッと伸びた手足。私が喉から手が出る程欲しかったもの。私が毎日毎日、見たくもない鏡の前で何時間もかけているヘアメイク。でも、貴方は5分で準備が終わってしまうあの子ばっかり目で追っていたよね。もしも、もしもだよ?あの子の顔が面影が無くなるまでぐちゃぐちゃになったらどうするの?それでも、貴方はあの子のこと愛し続ける事ができるの?ねえ。早く答えてよ。
一つだけ、俺たちから貴女にお願いしたいことがあります。
貴女は俺たちにとって世界にたった一人の、かけがえのない人です。代わりなど居ません。どれだけ有能で、美しく、人格の立派な人間がいたとしても、貴女の代わりにはなり得ません。
そんな人をご自分で責めて傷つけるのは、どうかやめてほしいのです。
貴女は貴女が望むような、すぐれた人間になれないことを恥じているのでしょう。そんな人間であれないご自分が、許せないのでしょう。けれど、それは貴女自身を乱暴に傷つけて良いという理由にはなりません。
貴女が傷つき苦しむのを見るのは、本当につらくて悲しい。そんな罰のようなことをご自分に与える姿など、俺たちは見ていたくないのです。
貴女は俺たちにとって、誰にも代えられない大切な存在なのだと、どうか分かってください。その何より価値のある無二の存在を、どうか貴女も大切に扱ってください。
貴女のその優しさを、どうか、貴女自身にも向けてください。
それが、俺たちからのたった一つのお願いです。
1つだけ
今、1つだけ願いが叶うとしたら。
私は過去に戻りたい。
貴方と出会ったあの時に戻って、無邪気に貴方を好きでいられたあの頃で生きたい。
貴方の行動一つにドキドキして、貴方の言葉一つで気持ちが浮き沈みして。
ただ見ているだけで、側にいられるだけで幸せだったあの時に。
そうすれば、私はきっと貴方と離れる事を選んだりしない。
貴方の気持ちが私から離れないように、ずっと側に。
ああ、私と貴方は、いつからすれ違ってしまったのだろう。
いつから、貴方の気持ちは違う人に向いてしまったのだろう。
私は、何故そんな貴方を止めることもせず、距離をおいてしまったのだろう。
貴方が。
私が。
どちらが先に、手を離してしまったの?
それとも、初めから私の片想いだったのかな?
そんな風に、私は過去に囚われている。
だから、1つでいい。願いを叶えて。
了
たったひとつの命♡
奇跡の連続で今の私がある
そんな大事な命は
私らしく生きていきたい
テーマ 1つだけ
夏の暑さに痺れを切らしながら
授業をだらだらと聞いていたあの日
同級生からアイスいる?と言われて
いらなかったので大丈夫と断った
今思えばちっぽけなアイス1つ
貰えばよかったな
1つだけ
パチッ......。
身を覚ましたら、知らない場所で眠っていた。
暗くて冷たいタイルの上で寝転がっていたらしい、体が痛い。
(此処は私の知らない場所。確か私は自宅のベットで眠っていたはず......。)
見知らぬ場所に居るからだろうか、今日は妙に頭が冴えている、その為落ち着いて情報を処理出来る。
そんな事を考えていると、コツコツ...と足音が聞こえてきた。
怪しいヤツが来たと思い、臨戦態勢で相手を待っていた。曲がり角から長い長い影が伸びて来て、私が居る所まで来ようとする。
ここで油断したらやられると思い、何時でも逃げれるよう逃げ場を考えていると、ヤツがこちらにやってきた。
其奴は手にはランプを持っており、ほのかに周りを明るく照らしていた。
其奴は私を見ると、私の前まで行き立ち止まって言った。
『お前はなんでこんな場所に居るのだ。』と低い声で私に尋ねた。
私は其奴に言った。
「知らないよ。目が覚めたら、こんな所にいたんだよ。」と強気で言ってやった。
『......』としばらく其奴は黙っていた。
私は其奴がなんて言うか待っていた。
おかしな事を言い出したら逃げ出さないと、と。
『お前には欲があるようだな。』
なんて其奴が言うから、私は暫く固まっていた。
(何を言っているんだ此奴。)なんて思っていると、其奴は私の心を読んだのか、私の思っている事をそのまま口にした。
私はだんだん其奴にイライラしてきた。
顔は暗くて見えないし、喋り方もムカつく。
私は意を決して、其奴からランプを奪い取って顔を見てやった。
其奴は眩しそうにしていたが、私は驚きのあまり持っていたランプを落としてしまった。
其奴は黒い服を着ており、頭にはツノ、下の方には尻尾を生やしていた。
(“悪魔”だ!)なんて思っていると、其奴は私に言った。
『私は悪魔だ。お前の欲望を叶えに来たのだ。
ただsh...』
私の欲望?何を言っているか最初は分からなかったが、無料で叶えてくれるのなら言おうではないか。
私は悪魔が最後まで言い終わる前に言った。
「私の欲望を叶えてくれるのだな?
じゃぁ、私の願いは......」
気がついたら、目の前が真っ暗になっていた。
『やれやれ......。
やはり人間は欲にまみれすぎているようだな。
1つだけ叶えてやると言おうとしたのにな。』
悪魔は、転がっている2つに別れてしまった其れを見てその場を後にした。
足りない
足りない
ひとつだけ
ひとつだけ
足
腕
頭
胴体
瞳
全部あるのにひとつ足りない
探している間に仲間を見つけ
足りない
さびしい
私たちはひとつ足りない
みんな空っぽ
見つけられない
足りない
さむい
足りない
くやしい
大事なものが欠けている
私たちには「命」がたりない
足りてるあなたが
うらやましいな
テーマ『1つだけ』
お題『1つだけ』
もしも、1つだけ願いが叶うとしたら人々は何を願うのだろう。
金、永遠の命、美貌。それ以外にもあるだろう。
そう、これは単なる暇つぶし。神である自分にとって人の願いなど矮小でつまらない。ただ、暇で仕方がなかった自分には丁度良い。蟻の行列を何も考えないで眺めるのとさして変わらない。
そんなことでしかなかった。だが、自分にとってはそれくらいでも人はそう思わなかったようだった。
隣国を滅ぼしてほしいと願った者がいた。
愛する人を救ってほしいと願った者がいた。
神に自分自身がなると言った者がいた。
何も願うことなどないと言った者がいた。
人は思っていたよりも少しだけ面白かった。ただ、それだけの話。
1 つ だ け
1 つ だ け の 物 。
そ ん な 物 持 っ て な い
で も 目 に 見 え な い 物 で 1 つ だ け な ら あ る
推 し へ の 愛
彼 女 へ の 愛
こ の 2 つ は 絶 対 に 1 つ だ け
27 作 目
[カンカンカンカン〜]
夏の昼間、1人のセーラー服を着た女の子が踏切電車の路線に立っていた。
綺麗な黒いストレート髪で、小柄な少女。
だが、彼女のスカートから見える白い足には、見るに耐えない傷だらけ。
[ミンミンミンミーン]
セミの声がこの町内を響き渡らせる。
電車が遠くから顔を覗かせた時、彼女が見えたのは過去の自分。
??「また、幸せになれますよーに。」
[キキーーーーーーッッッ]
そして、鈍い音がセミの声と戦っていたそうだ。
【1つだけ】
そこで得たものは、
恋、1つだけ。
そこで失ったものも、
恋、1つだけ。
プラスマイナスゼロ。
…のはずなのにね。
一つだけ必ず叶う夢がある
誰一人それを願わぬけれど
/お題「1つだけ」より
1つだけって言葉には何だか魔力を感じる。
甘美な言葉にも聞こえるし惑わしているようにも感じる
1つだけ願いが叶うとしたら…
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同じような文章を
書かれる方が多い気がする♡彡
なので、あえて外そうか?
“1つだけね…“
そう言い渡して、
移動スーパーに買い物に行った
キッズたちが買ってきたもの↓
それは【黒糖飴】だった〜!
なかなかの渋いチョイスに
笑けた火曜日の昼でしたꉂꉂ ( ˆᴗˆ )
257円は高いやろ※
1つだけ
何か1つだけ大切なモノ・コトを挙げろと言われると、私は、ほとほと困る。
けれども、たった1つ選ぶために考えを巡らせる過程は楽しいと思う。
これから先も、楽しく「1つだけ」を選べると良い。
この先の私はどんなモノを、どんなコトを「1つだけ」選ぶだろうか。
そう思うと、ワクワクしてくるのである。