『麦わら帽子』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
一面のひまわり畑の合間から
彼女の、少し大きな麦わら帽子が
見える。
ひまわりの葉のように、濃い緑の
リボンが巻かれた、あの帽子は
彼女によく似合う。
俺は、この3年彼女を連れ出しては
沢山の写真を撮ってきた。
今もまた、レンズ越しの世界を
美しいままで…と シャッターを切る。
『いよいよ…最期かもしれないの』
昨夜、残念そうに悔しそうに
だが気丈に彼女は…俺に告げた。
この3年で、彼女は徐々に
儚く白く細く…確実に痩せていった。
力加減も分からなくなるほど
華奢な身体を、何度も抱きしめた。
少し遠出になる外出も
辛いはずなのに…
『私、ひまわりが1番好きなの』と
麦わら帽子を、抱えて微笑む彼女に
行かないとは言えなかった。
ひまわり畑から、顔を出した
彼女が、大きく手を振る。
俺の最愛の人。
君は、この世で1番美しい。
【お題:麦わら帽子】
【麦わら帽子】
まだ日差しの強い秋口。レイは一人でばら園に来ていた。
レイは花が好きだ。
小さい頃家族で旅行に行った沖縄で、南国のカラフルな花々を見て衝撃を受けてから、花をモチーフにしたデザインをたくさん描いてきた。特に、「いぺー」と呼ばれる濃い黄色の花を見て感激し、部屋にはイエローのカラードレスのデザインが何枚もある。いつかもっと自由に使えるお金ができたら、実際に作るつもりだ。
そういう理由で、今でも時々花園に出かけては写真を撮ったり、簡単なデッサンをしている。
斜面に植えられたバラの華やかさを堪能し、トンネルになった温室を抜ける。香りもいい刺激になる。甘く誘惑するような香りや、ただひたすらに美しく爽やかに立ち去るような香りもいい。バラにはたくさんの種類があるから、見ていて飽きない。ベルベットのような肌触りの真紅のバラや、少し触れただけで裂けてしまいそうな透き通る白い一重咲きのバラ、かすれたようなピンクの花びらが重なりあって陰影が美しいバラ・・・。一つ一つモチーフにしてドレスを作って、そのバラの名前を付けたいくらいだ。
円形になった花壇の中で、エレガントレディという名前のバラが気を引いた。柔らかくしなやかな花びらは、中心から端に向かってクリーム色から可愛らしいピンクへと変化する。華やかというよりは、純真で優しいイメージだ。
秋空に向かって背を伸ばすその姿を写真に納めてふと振り返ったレイは一人の少女に目を奪われた。
透け感のある柔らかなアイボリーのワンピースに、麦わら帽子。少女はとても華奢で、色が白く、儚くて、今にも消えてしまいそうに見える。そんなからだとは対照的に、興奮を隠しきれない明るい笑顔がとてもまぶしい。少女はちょうど温室から出てきたところで、眼下に広がる美しい景色にとてもはしゃいでいるようだ。
こちらの視線に気づいたのか、少女が少し不思議そうな顔になった。すぐに後ろから母親らしき女性が顔を出し、こちらを伺うようにして見る。
今日のレイはフード付きのカジュアルなロングワンピースを着ていて、キャップをかぶっていた。暑いのは覚悟でミディアムの長さのウィッグをかぶり、三つ編みにしていた。遠目には男だとは分からないだろう。軽く会釈をして立ち去ろうとしたとき、母親らしき女性の方が話しかけてきた。
「もしかして、レイくんじゃない?」
レイは驚いて立ち止まった。
「はい・・・。どこかでお会いしましたか?」
「もう覚えてないかもね。むかーし、公園でサキと何度か遊んでくれたことがあるのよ。」
後ろに立つ麦わら帽子の少女を指さす。
「サキちゃん・・・?」
懐かしい記憶が呼び出された。そういえば、あの頃もこんな麦わら帽子をかぶった女の子が公園にいて、一緒に遊んだっけ。
「サキは覚えてない?ほらあなた、体が弱いからなかなか他の子と一緒に遊べなくて、でもレイ君は一緒に木陰で花冠作って遊んでくれたでしょう。」
「あ・・・!覚えてる・・・!」
「あの時から美少年だったけど、ほんと素敵に成長したわね。」
サキの母親がにっこりと笑う。すっと通った鼻筋に、流し目が色っぽい表情を作る。素敵という言葉はあなたのためにあるのでは、とレイは思った。名前は確か、藤本さんだ。
「そういえばよく、親子と間違われていましたね。サキちゃんはお父さん似で。あ、今日はお父さんは・・・?」
「ああ、あの後離婚したのよ。今は二人暮らし。」
藤本さんが肩をすくめた。
「って言っても、わたしはほとんど病院だけどね。」
二人ともあっけらかんとしている。
「レイ君は一人?」
「はい、たまに一人で来るんです。花を見てるといろんな服のデザインが思い浮かぶから。」
「あら、デザイナーさん目指してるの?」
それからしばらく雑談をして、連絡先を交換した。
「サキとまたお友達になってちょうだい。この子、あんまり友達いないから。」
「いないこともないわよ。」
ふくれっ面もかわいらしい。
別れてからもしばらく、ワンピースをなびかせながら歩いていくサキの後姿を眺めていた。麦わら帽子のつばからのぞく白いうなじが、日差しを浴びて輝いているように見えた。一言でいうと、儚げな少女。
(もしかしてモデルにぴったり…?)
麦わら帽子
うちの猫が女の子だったら
麦わら帽子が似合うと思う
うちの猫が女の子だったら
夏の暑い日
麦わら帽子をかぶって
とてもかわいいと思う
うちの猫が女の子だったら
麦わら帽子をかぶって
一緒に暑い中
たくさんお出掛けしたいな
でもうちの猫は猫だから
麦わら帽子なんて
さっぱり分からなくて
なんだこれって
がりがりかじっちゃうんだけどね
あきかぜ
私の父は
昔からだいたいいつも
帽子をかぶっています
野球帽だったり
カウボーイハットだったり
畑仕事や海なんかは
決まって麦わら帽子です
今はストローハットですか
父の日にも幾つかプレゼントしました
父の麦わら帽子を見ると
幼い頃の暑い夏の
太陽を背に笑顔の父が
目に浮かびます
何時までも元気でいて下さい
麦わら帽子
あるゲームの夢小説です(ネタバレを含む可能性があります)
爽やかな風
時折太陽に照らされ煌めく地面
揺れるたび様々な色に変化する海
この時期は特にそれらが生き生きとしだす
だが、昔はここら一帯観光客で賑わっていたらしいが、辺境となって日が経つ今、自分一人しかいない
見てほしいと思う反面、ひとり占めしていることに優越感を覚えてしまう
そんな思考も波音でかき消される
更には足元に水飛沫がかかりひんやりと気持ちいい
ここに来れば全ての感覚を海に取られてしまう
だが、それが良かった
そのまましばらく過ごすつもりでゆっくりしていると、それらではない音が混じった
音の方を見てみると岩陰から麦わら帽子らしきもの、数秒後にはちらりと、こちらを伺うように顔だけが見えた
距離はあるが、互いが見つめ合ったと理解できる程度であった
少女は、最初こそ怪訝な表情をしていたが、なぜか目線が合うと同時にその表情を変えた
そして、花が開くようなにこやかな笑みを浮かべこちらに歩いてくる
時々風で飛ばないように被った麦わら帽子を抑える、その動作すら何故か心を揺さぶるに値するものだった。
確かに、類稀なる美少女であったが、それ以上の何かがあるような気がした
呆気に取られていると、遊ぼう!と元気よく身振り手振りで伝えてきた
することもなかったし、きっとこの少女もこんな誰もいない辺境に来て退屈だったんだろうと思い頷いた
その後は数時間ほど思いっきり、過去一番といっていいほど少女と遊んだ
遊具や、遮るものも無い砂浜は遊ぶには十分すぎるほどだった
また、見た目よりも上手な少女にリードされながら海で泳いだりと、
本当に子供のように遊んだ
太陽がほんのり赤く、それに伴うように海も赤くなってきた頃
そろそろ帰らないと行けないと告げた
少女も空を見て頷く
少し俯き、名残惜しそうにしていた自分を見かねてか、近寄ってくる
そして、全てを受け入れるかのような抱擁をする
体を離し、少女を見た
少女は、ただ静かに微笑んでいた
楽しかったことや感謝なんかを告げ、本当に帰路に着く
(また、あそぼうね)
そう、少女の口が動いていた
ひまわり畑にいる君は麦わら帽子を被って笑顔を向けていた。
今でもその光景ははっきり覚えている。
笑顔でいて欲しくて頑張っていたけど君は先に旅立った。
僕が死ぬ何十年よりも早くに
そんな僕はひまわり畑にいる。
ここにいるとキミを思い出す。
生きていたらきっと付き合っていたんだろうなという想いを隠し僕は帰路に着いた
僕はそっと振り向き口パクをした
〘ぼくはきみがすきだ。わすれないよ〙
ここに君がいたらどんな反応してたのか…見たかったなぁ
麦わら帽子、、、
白いワンピースに麦わら帽子の黒髪少女。
リアルにそんなのいるかと思ったが、ホントにいたらしい。
麦わら帽子といえば
夏。
それと、暑さ。
そんなイメージしかない。
まったく涼しくない。暑いだけのイメージ
今年もウダルようなお日様。
麦わら帽子の活躍はくるのかな
「じいちゃーん!」
「なんや?」
「つばめのすが
おちてる!」
「あぁ?」
「どないしよ!」
「おう
ちぃと待っとけ」
「じいちゃん?」
「ほれ
これでどうや」
「あれ?
これって」
「ワシの畑用の帽子や」
「ええの?」
「かまへん」
「はたけいくとき
どないするん?」
「ばあさんに
さら買うてもらうわ」
「ばあちゃん
おこらん?」
「おう、大丈夫や
ばあさんワシに
ベタ惚れやからな」
「べたぼれって
なに?」
「ジジイ!」
「あ!
ばあちゃん!」
「孫にいらんこと
吹き込まんで
ええねん!」
「別にええやないか
ほんまのことやねん
から」
「ちと
黙っとれ!」
「ほれ
イチゴでも
食べようかね」
「いちご!
やったー!」
「あれ
上手いこと
考えたな」
「せやろ!
惚れ直したか?」
「あ
ツバメの親が
戻ってきたわ」
「…」
「じいちゃん
ばあちゃん
いちごたべよー!」
「はいはい
食べよう
食べよう」
「ところで
ワシの帽子…」
「しゃーなし
やからな!」
―――夫婦と孫とツバメ
#39【麦わら帽子】
日に当てた
香ばしい匂い
振り回して
伸び切るゴム紐
思い出したように
泣き出す記憶の甘さに
悔しくて噛み締めたあの麦わら
人混みに紛れて もう見えなくなった貴方
昔のような あの永遠を
広い空 白い雲
緑かけまわる 麦わら帽子
もう届かぬ思いに そっと心寄せた
麦わら帽子
暑い日差しから私たちを守ってくれる。
黄色い麦わらの帽子とひまわり、
青い空と青々としげる草花。
そんな夏の日が似合う、麦わら帽子。
被った時の独特の匂い
この匂いが鼻をくすぐるたび
夏が来たことを実感する
今年も照りつける日差しが暑い
*麦わら帽子
麦わら帽子
古き良き田舎
いまだにあるのかは知らない
あくまでイメージ
アニメとかギャルゲーにはあるね
もうしばらくやってない
ギャルゲーをね
アニメは見ています
今期は何故かアニメを見ていない
いくつかチェックはしてある
アマプラ、dアニメストア
あとは稀にアベマくらいだと思う
麦わら帽子ね
なんも浮かばない
見事なくらいに
浮かばない時は
イメージを膨らます
可能な限り
なければググるなりするといい
いまはそんな気すらない
真っ先に浮かぶのは
少女と白いワンピース
これが麦わら帽子の定番かもしれんね
書く前に入り口を調べる事はある
書き始まったら終わるまで調べない
見直してからは確認して
間違ってたら修正したり消したり
書く前に沢山の事を調べたらいいよ
まぁ私ならやらないけど
作ろうとし過ぎてしまうと濁る
普段も全くないとは言わない
文章を全く確認しないこともあります
ちょこちょこ調べながら
ちょこちょこ区切りを感じ
調べたことを繋げていく
調べながら書くなんて勉強みたい
失敗していくうちに
これくらいでいいなって思えたり
テーマが見えたりするから
一旦は適当に書き出してみたら良いよ
投げ出すのはそれからで遅くない
麦わら帽子
かんかん照りの中、白いワンピースを身にまとい、麦わら帽子を被る君は、誰よりも夏を楽しんでいるように見えた。
暑さなんて感じていないみたいに、爽やかな表情でこちらを呼ぶ。
応えるように手を振れば、君も手を振り返してくれた。
うだるくらいに暑いのに、君はほの暑さをはねのけるように笑っていた。
麦わら帽子って聞くと有名漫画を思い出すなぁw
まぁ観てないけど。
そういえばさ今日BBQやってきたんだよねぇ〜
人見知りは俺からすると知らない人多過ぎて声小さいし陰でコソコソしてたから知らない人とは話してない☆w
まぁ夏休みももうすぐ終わるしそろそろ数学終わらせなきゃなぁ。技術の次に嫌いw
みんなの嫌いな教科教えて欲しい〜!
心の中でも声に出してもいいからとにかくこれをみたら答えてね!
特殊なパワーで分かるから!
とにかく今日も1日お疲れ様でした!
「麦わら帽子」
君の麦わら帽子を飾るひまわりのコサージュと
君の麦わら帽子に止まるトンボが運ぶ秋の気配
麦わら帽子の繊維どうしの隙間。
そこから
よくかぶってた
幼少期の様子が見えるみたいで
なんだか面白い。
記憶のトリガー
夏の風物詩
田舎の水辺
白いワンピース
落ち着く麦の匂いと風通しのいい構造。
これほどまでに夏に適した帽子はないだろう。
今度、機会があれば
真っ白なワンピースに麦わら帽子をかぶって
川や海に行きたい。
#麦わら帽子
暑い日に
よく被っていた帽子。
ちょっと
チクチク
するんだけど
その独特の
匂い
が気に入っていて
大人になったら
自分に似合う
とか
服のテイストに合うか
とか
考えて
帽子を
選びがちだけど
夏しか被れない
ちょっと
憧れの帽子。
#麦わら帽子
麦わら帽子
白いワンピースに麦わら帽子…夏休みの君は、いつも向日葵のように、笑顔だったね…帽子から溢れる黒髪が風に揺れる度に、心臓が爆発しそうだったよ…いつも何も云えなくて、だって君が眩しすぎるから…片想の儘終わった初恋は、夏がくる度に、鮮やかに蘇るよ…