『鳥かご』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
鳥かご
自由に動く事ができない私は
毎夜、自由に羽ばたく夢を見る
空を羽ばたく私を見て
あなたはどう思うのかしら
僕に与えられた役目
それはあなたを守ること
世界はとても残酷で
僕はただ、閉じ込めるて守ることしかできなかった
日々を鳥かごの中で生きるている
いつもあなたは違う服を着て微笑むけれど
私にはもう、それすら「何も変わらない」風景に成り果てた
この風景の先を私は見てみたいと願う
あなたは僕に微笑むけれど
あの頃の包み込むような笑顔はもう久しく見ていない
これはきっと罰なのだろう
それでも僕は甘んじて受け入れよう
あなたがいてくれれば、それでいい
ついにこの日が訪れた
鳥かごの扉が開けっぱなしになっている
念願の外の世界に飛び出した
もう2度と捕えられないように
自由を奪われないように
必死に駆け出した星空の下
「やっと見つけた」
聞き覚えのない仄暗い声
突然の衝撃
広がる星々
これはきっと罪なのだろう
空を飛べるようになった鳥は
歪んだ狩人に捕まった
一つの鳥かごを見つけた
中は空のようだ
パッと見たところ
鳥かごは、元の色が分からない程錆び付いて
開けたままのドアは、キィキィと音を鳴らしている
ここにいた鳥は
中で息絶えてしまったのだろうか
それとも
今でも外で飛び回っているのだろうか
この鳥かごを見ただけの私には
何も知る由もなかった
しかし、
もし、その鳥が今でも生きているのであれば
強く、自由に生きていて欲しいと思った
一度入ればもう二度と出られない。
かごの中で囚われたまま、自由を奪われる。
私は今、鳥かごの中にいるような彼氏からの
束縛を受けている。
お題「鳥かご」
鳥かごのなかの鳥を可哀想だと思ってた
空の広さも知らず、悠々と飛び回ることができないから。
でも、外敵の危険や、餌の確保の心配はない
鳥かごで育てられたら、野生では生きていけないかも。
未知の世界へ淡い憧れをもちながら
慣れたテリトリーで、少しだけ退屈に時を過ごす。
そんな日常もきっと悪くないはず。
114:鳥かご
鳥かご…
鳥⭐︎夏⭐︎GO!! って表現したらかなり救われるカンジ^ ^
いいね
鳥かごの中でも
そんなふうに
より添えるなら
安心の中を生きるのか、自由を求めて危険に飛び込むか
今日のお題。鳥かご。
昔、動物園が嫌いだった。でも、生き物は大好きだった。ペットが嫌いだった。家が嫌いだった。でも本当は、だったじゃなくて
今もなのだろうと、しかめっ面をして書いている。
鳥かご
ずっとずっと閉ざされていた鳥籠が開かれる
でもその後どうすればいいの?
羽根は朽ち飛び方を知らない
ずっと望んでいた自由を目の前にして
私は どうすれば いいの?
鳥かご
鳥かごに入りたいなんて思う日が来るとは思ってなかった。小さい頃は自由は素晴らしく、将来に無限の可能性を感じ何にでもなれるのだと思っていた。今は、自由が怖い。将来が見えないのが怖い。確定していないことが怖い。いっそのこと鳥かごに入りたい。
いつから自由が怖くなったんだろうな。
鳥かご
鳥に憧れるのは
翼があるから
小さな家庭という
かごの中で
当たり前のように
暮らしているけど
あの大好きな空へ
何もかも捨てて
飛びたちたくなる
そんな日も
やっぱり
あるから
私は鳥かごのなか。
貴方に救われた。
ご主人様が愛してくれるから。
私は生きていけるの…?
生きてきてわかったこともあるけど。
私はただ、一つだけ疑問があるの。
どうしていつも…
『私を見て悲しそうな顔をするの?』
鳥かご
鳥を飼ってる人に会ったこと無いなぁ。
鳥と共存できるイメージがそもそもあんまないかも。
お互いに関わることない世界で生きてる感じ。
だからこそ、餌付けして毎日巣箱に帰って来るような事があれば愛着は湧くだろうなぁ。
猫より懐いてくれる犬が好き。猫も懐いてくれるなら好き。
ペットショップで鳥籠に入れられた鳥たちを見ると、昔の自分と重ねてしまう。
病弱で、満足に走り回ることもできなかった幼少期。
空を自由に飛び回る小鳥たちに羨望のまなざしを向けていた。
ただひたすらに、憧れていたんだと思う。
そして、劣情を密かに持っていたのかもしれない。
劣情というか、コンプレックスというか、そういうものを。
幼少期、そして学生時代にも、世間一般的に言われる『青春』とはかけ離れた生活を送っていたから。
僕にとっての青春というものは、もしかして病院なんじゃないかと思わせるほどに。
「久遠くん?」
はっと、意識を引き戻された。
今は講義中で、隣には極度の人見知りの同居人が座っている。
「大丈夫?なんか考え事…してたみたいだけど……」
僕にしか聞こえない声で問われる。
「大丈夫。ありがとう」
僕が言うと、彼はすっかり気の抜けて安心しきって頬が緩んでいて。
「良かったぁ…珍しくノートもとってないしと思って……体調悪いのかなとか思ってたけど…」
思いに浸りすぎて、ノートをとるのを忘れていたのは失敗だった。
後で見せてもらおう、と思って、今度はしっかりとペンを持つ。
窓から、小さく鳥のさえずりが聞こえた。
十数年前の僕へ。
今、僕はすっかり元気になって友達と日々楽しく過ごしています。
あのとき、頑張ってくれてありがとう。
今の僕はもう病院という名の鳥籠に囚われていません。
ありがとう。
そして、これからを楽しみにしていてください。
#鳥かご
ちょっと話が逸れるのですが、
子供の頃の話です
小さなかごと麻の紐で作った特製の仕掛けで
スズメを捕まえたことがあります
小学三年生でした、私
子供ながらにすごく興奮したんです
もちろん逃しましたけど
人生初めてのハンティングでした
翼の折れた小鳥を拾った
鳥籠の中で大切に育てて
その翼は完治した
僕はその小鳥を、空に返すべきだと考えた
籠の中で、外の世界を知らないまま一生を過ごすなんて
僕ならそんな人生、嫌だと思ったから。
どんな生き物にも、自由に生きる権利がある
そうして小鳥が飛び立ってから数日後
家の近くの森で、息絶えている小鳥を見つけた
きっと自分より大きな生き物に襲われてしまったのだろう
僕は、どうするのが正解だったのか
今でも分からない
鳥籠
鳥籠って聞いて一番最初に思い浮かんだのはハイキューの映画だったな
鳥かごの中は安全なのかもしれないけど、退屈でつまらない。一匹でよかったのに。
今日から君の仲間だよといれられた鳥とは合わず
ますます居心地は悪くなった。
ある日鳥同士は喧嘩した。
鳥かごが大きく揺れるくらいに暴れて、宙吊りのかごは地面へ落ちた。その拍子で扉は空いた。
飼い主が帰ってくる前に逃げよう。鳥は逃げた。
もう一方の鳥はそのままかごに残った。
嫌なら逃げたっていい。逃げは恥じゃない。
逃げるが勝ちとも言う。
飛び出した先に見える世界は新しいもので溢れている。どうせ鳥かごの中にいたって死ぬんだ。
だったら自分にとって居心地のいい場所でたくさん綺麗な思い出を作って、死にたい。
せっかく翼があるんだから使わないなんて勿体ない。
鳥かごの鳥も世界を知らなかったら井の中の蛙と同じ、水の中は進めないけど翼も使わなかったら。
同じだろ。
鳥は天から街を見下ろした、次の居場所を探すために
鳥かごから貴方を見ています。
貴方はどうしてこんな事をしたのか
私には分かりません。
寂しかったのですか?怖かったのですか?
一人が嫌で人恋しくなったのですか?
私はその答えを知りません。
鳥かごから見た私はどう貴方に写っていますか?
儚いですか?綺麗ですか?可愛いですか?
他の人に見られたくなくて
こうして軟禁をするのですね。
私には窮屈です。
早く鳥かごから出して下さい。
そして、この部屋から飛び出して鳥のように
羽ばたいて何処かへ行きましょう。
"そんなにも僕は駄目でしたか?"
何でかって?
私にはまだやるべき事があるんだ。
"幸せも知らずこんな事しか出来ない
貴方は愛せません。さようなら。"
人生を変えてまでこの人とは居る意味はない。
人よ、
自由に羽ばたく権利は誰にも取られやしない。
だから、諦めるな、逃げるな、
自由の切符を取り戻せ!!
私のようにならないでね。
走馬灯が見えた後に地面が見えた。
グヂャ。
温かい液体、肉片、肉塊しか
そこには残らなかった。
【鳥かご】
からの鳥かご
中の鳥は逃げたのか死んだのか
主を失い転がる鳥かご
在りし日の思い出