『香水』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
君の香りがする香水。
初めて買ってみたんだよ。
わたしにはちょっと大人っぽすぎかな。
でも、君の香りに包まれたかったの。
君はわたしの世界にはいない人だから。
だから君がこの世界に来てくれますようにって、願掛けの気持ちも込めて買ってみたんだ。
ラストノートは君の肌の温もりをイメージしているんだって。
毎日わたしを抱きしめてね。
お題:香水
その人の香り
あなたの香り
私の香り
私はあなた自身の香りがすき
大好きなの。
あの日につけていた香水。
私はあれから付けられていません。
そこに貴方が居る気がして。今も手を広げて待っている気がして。
その代わりに私は新しい香水を付けるようになりました。
前に進むために。
今では新しい人を見つけてやっと心を取り戻した気がしています。
片想いだけれど私なりに頑張っています。
貴方は随分幼稚な人だった。自分に自信がなくてすぐ拗ねる。
その身体には似合わない程の子供心を抱えていたね。
結局はそれが原因で別れてしまったのだけどきっとそれも可愛く思っていた私がいたのかな。
私は随分大人になってしまいました。表向きだけは。
貴方のように自分の感情を素直に表すことが段々苦手と感じるようになりました。それが今は悲しくも嬉しくもあり、淋しいです。
この際だから言いますが、貴方はそのままでは誰の事もしあわせに出来ません。だからといって貴方の全てが悪い訳ではありません。貴方の良い所は沢山知っているつもりです。なんたって出会って3日で好きになった人だから。だけど貴方はもう少し自分に自信を持っていいと思います。そうでないと他の人なんて愛せる訳が無いです。
大丈夫。貴方は素敵だよ。
貴方の7番目の元恋人より。
香水。
あんまり馴染みはない。
ちょっと憧れて、手を伸ばしたこともあったけど。
使い方もわからずに、机の上に置いたまま。
なんだか自分に合わない気がして。
時々取り出して。
甘い香りに癒やされる。
香りはとってもすきなんだ。
かわいいガラス瓶に。
大人っぽいグラデーション。
ずっしり豪華な大きなものから。
シンプルにスッキリしたもの。
カラフルに形を型どったものまで。
売り場に並ぶ、沢山の香水は。
やっぱり憧れて、いつかって思うけど。
きっと机の上に並ぶだけ。
【香水】
昔は香水を つけていた
今は香水を 着ている
香水ってすごいんだよ
あの人が 私の匂いを
覚えている
フェラガモは
私の香り
香水____
匂いを嗅ぐと記憶が蘇るとはよく言います。
確かにそうだと思う。
金木犀の香り。
この匂いが近づくと思い出す。
君の笑顔、君の泣き顔、君の怒り顔、君の幸せそうな顔。
そう、
思い出してしまう。
あれ、この子香水つけているのかなぁ
と思わせる素敵な香りが漂う ピアノの教室
そっか、洗濯の柔軟剤だったのね
ほっとする
香水____
俺の首にリンドウの香りが染み付いた細い腕が絡みつく。その度花の香りがふんわりと俺を包み込む_
『なぁ、その香水やめてくれよ』_
夏夜の風と共にフーと煙が出る。少し青苦くて甘い香りが彼の唇から溢れ出し、私はそれを飲み込む_
『ねぇ、そのタバコやめてよ』_
リンドウ:悲しんでいるあなたを愛する
タバコ:あなたがいれば寂しくない
ふわりと香るその匂いは
少し大人でツンとするの
揺れると香るその匂いは
少しお茶目で笑顔になるの
脳に残り香るその匂いは
少しだけ気分が悪くなるの
意識しないと香らないその匂いは
香水じゃなくて貴方の香り
そっと触って香る匂いは
私が貴女に惚れた香り
『 香水』
君からもらったDiorの香水
『 香水 』
好きな香りだったら心地よいのだけど
自分の好きな香りじゃなかったら
鼻をつまんでしまうかも。
香水。
大好きなあの人が残した『さいご』の宝物。
いつも辛い時にその匂いを香っていた。
でも、気がつけば残りも少ない。
また新しく買えば良いが、それじゃ意味が無い。
これにはあの人の全ての思い出が詰まった世界でひとつの香水。
香水
妖艶な香り…
身に纏い
魅力を放出
させるあなた…
とろけてしまい
そう…
街の人混み
ふと、胸がキュンとなった。
あぁ これはあの人が好きだった
あの香水、、、
君があの日つけてきた香水。
ぼくはそんなに好きじゃなかったけど君が嬉しそうにしてたから、いい香りだね!って言った。
次会ったとき、君から香る匂いは、別の香りだった。
香水は?って聞いたとき、
君が好きな香りの方が私も好き!
って君が言った。
その時香ったあの匂いを、ぼくは探している
#香水
君がいなくなった日に残されたのは、君が気に入っていた香水だけ。ボクは君を追いかけようと思ってた。だけどボクはそれを阻まれてしまったんだ
その日からその香水の匂いをかぐとどうしても君ではないかと思ってしまう
あんな奴、もう好きでもなんでもない
写真も靴も歯ブラシも
全部、捨ててやった
これでせいせいした
はずなのに、何かおかしい
頭からあいつが消えない
原因を求めて部屋をうろついた
引き出しから香水が転げ出て来た
底にこぼれて、充満していた
あいつのことだ、フタをなくしたんだろう
まったくしょうがないやつだ
気がつくと、走っていた
「俺が悪かった」
この言葉を何回も、脳内で反射させながら
『香水』
香水の似合う女性は素敵
私は似合わないと思っている
時々HERMESの『ナイルの庭』というトワレを使う
ほのかな香りと色合いが気に入ってドバイの空港で買った
ハイヒールを履いた背の高い金髪の女性がおなじものを買っていた
彼女なら似合うね!
この女性は、どんな香りの香水を好むの?と興味がわく知性の持ち主が、さりげない爽やか香りを漂わせると、その香水の名前が知りたくなる
ニースの帰りに、香水の工房を尋ね、自分で調合してみた
自分で調合した香水は好きだった
もう、無くなったけれど
自分に合う香りをさりげなく使える素敵な女性になれたら、嬉しいね
でも、あまり興味がないことを私自身は知っている
「香水」
カモミール
ローズマリー
ミント
コリアンダー
レモン
セージ
チャイブ
透明なガラスの急須に
それらを入れ
まだ暖かいお湯を注ぐ
少し待つと
青、赤、黄色、
色とりどりな花が咲いた
香水 ──
古代に遡ると
こんな物語が展開される
花々、薬草を摘み
それらを急須の中で咲かせ
瓶に詰め
衣類に染み込ませ
香りを楽しむものである
と ──
もうキミには二度と会えない。
家の中に微かに残る香りがそれを実感させてくる。
この匂いの香水が存在するのなら、ボクはそれにまた出会いたいと思ってしまうだろう。