『飛べない翼』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
来たるアルバム 謎解き終わる ドームの行き方 Siriに聞く
アルバムありがとうと久々の都々逸
飛べない翼
何の為にあるのだろう。
必要が無くなり、飛べなくなったのか。
ただの憧れか。
どちらも悪い訳では無い。
どんなに立派な翼があったって、それを動かす筋肉がなかったら飛ぶことはできない
多分、恋愛にもそういう筋肉みたいなものがあると思うんだ
それを鍛えないと、ちゃんと恋愛できないみたいな
おそらくそれは、たくさん恋愛していくうちに鍛えられていくものなんじゃないかな
ははっ、僕にはムリムリ
空を飛ぶ鳥に憧れていた。
空を飛ぶヘンテコな鳥が羨ましく思えた。
空を飛べるようになりたくて、頑張って【翼】を動かしてみたけど飛べなくて、何度も何度も地面にぶつかって、傷だらけになっていた。
周りの連中から「お前バカだなぁ、オレたちは飛べないんだよ」や「諦めろ。そういう運命に生まれたんだからさ」なんて言われた。
でも、それでも、僕は空に憧れを抱いている。
いつか、海ではなく空を飛べたペンギンの第一号になりたい。
だから、今日も僕は、空を飛べるように短い翼をばたつかせた。
飛べない翼
叶 僕には天使の翼がある。
翼は、人外しか見れなくて、人外しか触れない。
僕自身上手く翼は動かせない。
少し上下させるくらいしか分からないしできない。だからなのか肩がすごくこる。それを助けてくれるのがコイツ
「ねー肩揉んで」
「おい、またかよ」
葛葉だ
僕の翼が見える吸血鬼であり親友
葛葉「お客さん凝ってますねー」
叶「もう肩バキバキだよね」
葛葉「ずっとズルズル引きずってるもんな」
叶「そーなのよ」
根は優しい男 葛葉
ある日────
・
・
・
・
君のことを守れなかった。
こんな翼なんていらない。
ゴキッバキバキッグチャァベチャ
叶「ふふっ痛い」
叶「…お見舞いに行こう」
葛葉「あ、叶!」
叶「これプレゼント」
葛葉「え、ありがとう」
パカ
葛葉「えっこれ…は?叶ッッ!?」
そこに残ったのは真っ赤な血と純白の羽だけだった。
飛べない翼
浮かない
馴染まない
混ざらない
ただそこにあるだけ
翼が飛べる条件ではない
飛べないだけなら
他の使用方法があるのかもね
人間は考える葦である
ほとんどの人間は考えていない
飛べなくても翼はある
考えるを間違えてる場合が多数
それは本当に翼だったんだろうか?
私は飛べない。立派な翼がついているのに、飛び出せない。
それは一種の理不尽で、怠慢で、傲慢で。
努力が全てじゃない。でも、努力は必要で。
努力も、才能も、運も、時間も、お金も、人脈も、ぜんぶぜんぶ備えていないとできないのかもしれない。
けれど、それを全て揃えることができる人は、はたしてどれだけいるのだろう?
”飛べない翼”と嗤うことはできる。
でも、その”飛べない翼”で羽ばたき続けることは、きっと誰にでもできることなんだ。
飛べない翼
暗闇の中からは抜け出せない………
どれだけ綺麗な翼を持っていても
飛び立てるのかどうかは自分の"意思"しだいだ…
飛びたくても今僕にはその力がない……
だって外の世界は怖い事だらけなのを僕は
知っているから……
もう飛びたくない……
『じゃあ…ゆっくり休んだらいいんじゃない?』
そんな声がした……
暗闇の奥を見ると光に包まれた子が僕に
微笑みかけていた
「休む……」
『そう。君が飛びたいって思う日までその翼を
ゆっくり休ませるんだよ。』
「休ませる……」
『うん……その翼はきっと君が必要な時にきっと
飛びたつはずだから……』
『だから、今は休ませて……ゆっくりしてまた飛べるようになったら飛んだら良いよ。』
「うん……少し心が軽くなった……」
この翼が飛び立つ日までゆっくり休むことにするよ……
いつか
飛べるその日まで……
羽ばたけもせず
蹲って空を見る
あぁ、この翼が
もしも腕だったなら
あたしはあなたに触れられたのかな
そう思うことはあったけど
あぁ、あたしの背中に
一対の翼があったなら
そう願うことはなかったよ
ひとりじゃ飛べないこの翼が
あたしは愛しくて仕方ない
比翼連理
はんぶんのあたし
【飛べない翼】
『キウイフルーツ』
キウイフルーツは翼を持たない 銀のスプーンの後味が嫌いでため息をついている 祝祭と人は言う しかしそこには何もなかった 翼があるのに飛ばない鳥の
群れだけが 姦しく鳴いていた
飛べない翼
私は飛べない。翼があるのに。私はもう子供じゃないのに飛べない。もう23歳の立派な成人なのに。私の周りはみんな飛べてるのになんで私だけ飛べないんだろう。私には才能がないのかな。もしかして私は極普通の人間なのかな。でも私にもちゃんと翼がある。お母さんだって飛べるのに。お父さんはどうなんだろう?私にはお父さんがいない。お母さんが言うには私が小さい頃に出て行ったらしい。いくらお母さんにお父さんのことを聞いても教えてくれない。
今は正月だ。だから私は、実家に帰ってる。ならお母さんに私が飛べないことを相談しよう。私はそう決意した。
「ねぇ。お母さんなんで私だけ飛べないの?」
「さぁ?なんでだろうね」
その時お母さんは斜め下を見た。
「お母さん嘘ついてるでしょ?」
「!なんで!?お母さん嘘ついてないよ?なんでそう思ったの?」
「だってお母さん嘘つく時必ず斜め下向くから」
「…えぇお母さんは嘘をついたわ。ごめんなさい。」
「やっぱりね。それで何で私だけ飛べないの?」
「それは...あなたのお父さんは人間だから。」
「え?どういうこと?」
私は理解出来なかった。
「言ってる通りあなたのお父さんは人間なの。」
「えっじゃあ私は人間と天使のハーフなの?」
「うん。そうよ。ずっと嘘ついてごめんなさい。いつか言わないといけないと分かってたけどずっと言わないままでごめんなさい。」
「ううんいいの。でも天使の血も入ってるなら飛べるはずでしょ?」
「うん。普通はそうよ。だけどあなたは人間…お父さんの血が強いの。だから飛べないの。」
「そうなんだ。教えてくれてありがとう。なんだかすごくスッキリしたわ。」
「そう…良かったわ。」
これからは、私は人間と天使のハーフで人間の血が強い事を隠していかないといけないのかな…それよりもお父さんに会ってみたい!お父さんを探して見ようかな?ふふっなんだかとても楽しみ!
私の友人はいつも笑顔だ。誰にでも愛されて、誰のことも平等に愛している。
そんな友人は私といる時はいつも真顔だ。私の話には一言の相槌しかせず、驚いたり笑ったりもしない。
友人は私だけに見せてくれる。周りに見せている笑顔の裏に隠している涙を。笑顔を振り撒き輝けなくなると私の元へ来て涙を流し、また笑顔を振り撒く。
飛べなくなった翼を休めるように。
飛べない翼
イカロスはロウで作った翼で空を飛び、太陽の熱でロウの翼は溶け、海に落ちて死んだ。
無謀だとも思われるその行動を、私は尊敬する。
たとえ飛べない翼でも、海に落ちて死ぬかもしれなくても、イカロスが強い勇気を持っていたからできた行動なのだ。
ー私にも、そんな勇気があればいいのに。
いつからだろう。
空の飛び方を忘れたのは。
いつからだろう。
空を怖いと感じる様になったのは。
いつからだろう。
空に憧れを抱く様になったのは。
僕達は飛べない。
空を恐れ、その方法を忘れたから。
それでも空を飛ぶことを夢にみる。
飛べない翼
歩けない脚
話せない口
働かない頭
これらはあって意味がないものだろうか
あって虚しいものだろうか
そもそも翼は持ち合わせていないから飛べないけれど
私は五体満足で生まれ今の今まで意図せずとも動いてくれる
ただ無かったら出来なかったら
私は虚しいと思っているだろうか
思う日もあるんだろうな
ほかを妬ましく思い生きていたくないと思うんだろうな
それでなくてもそうなるんだから情けないね
強くあれよ私よ
ペンギンは早く泳げるし、ダチョウは早く走れる。
飛べなくたって、それは個性で、短所じゃない。
【飛べない翼】
「人間に羽がついたら飛べるのに!」
といつも言っていた馬鹿なアイツ
人間の構造上凄いでかい羽根がないと飛べないのに
飛べないのに あいつは未完成の羽広げて
落ちてった
天高く、翼を広げ何のしがらみもなく飛び回る。
その自由の象徴に焦がれて、空っぽの両手を空へかざした。
真昼の空を駆け回る鳥のように、私は成れない、この世界の陰として生きているから。
この学園を去る時、深緑の忍び服から夜に溶け込む衣へと姿を変え、月夜を嫌い、闇夜を飛び交う蝙蝠のように駆け抜ける、そして誰にも悟られぬよう陰に溶け込み、息殺して生きてゆくのだ。
_そう、定められた未来は変わらない。
いつか、長い年月を超えて私に自由が訪れる時、
嗚呼、神様どうか叶えて欲しい。
私は自由に空を翔る鳥になりたい。
《飛べない翼》
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『飛べない翼』11/11
飛べない翼
だけど、何処にも行けない訳じゃない
飛べないなら、歩けばいい
歩けないなら、肩を貸して貰えばいい
飛べないけれど、
私は自由で、何処までだって行ける