『風邪』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
風邪
熱が出た日の特別メニュー
ヤキジャケをほぐして入れた熱々のおかゆ
ちょっとしょっぱいけど、
これから汗をかくからちょうどいい
寝ている間に栄養になって
翌朝には元気に動けている
作ってくれた母、ありがとう
お題を見てたら食べたくなっちゃった
『寒くなってまいりましたので、どうぞ体調にはお気をつけください。』
最後の一文を書き終え、送信ボタンをぽちり。
「あっ」
誤植発見。よりによって、相手の名前。やってしまった。
あー、もうっ!
冷えピタを貼り直して、PCに向き合う。
深くため息をつくと早すぎる返信があった。
げんなりしながら開くと簡素な文章。
『温かなお心遣いありがとございました。
とても嬉しかったです。
そちらも御身体を大切に、どうぞご自愛ください。』
……あの、ほんとに、ご自愛ください。
【風邪】
【風邪】短編⑨
ああ ああ
苦しいの
苦しいの
何故
咳をしても
鼻をすすっても
いくら
風邪をひいたって
ワタシはヒトリ
でも でも?
そんなワタシを気遣ってくれる人がいるから
苦しいのに
風邪をひいてしまうのかしら
寒い時期
ひんやり来る風が吹く
心までも冷たくなり
とても凍える
そんなときに風邪をひきやすい
冬の時期
いろんな対策を考えよう
私の中にある不安
見たくないのに
顔を出さないでほしいのに
あなたは度々顔を出す
私にどうしろって言うの?
あなたとは仲良くなりたくないのに
早くどっかに行ってよ!と声を荒らげても
あなたは黙って私を見てる
私になにか伝えたいことでもあるかのように
もういいや
早くどこか遠くに行ってほしかったけど
今日はあなたと語り合ってみよう
もしかしたらあなたのこと
少しは好きになれるかもしれない
あなたのいいところ
見つけられるかもしれないから
風邪
凄く寒い日は気弱になっちゃう。
そう言えば
東洋医学とか色々な本を読んだり話を聞いたりして覚えた話なんだけど
風邪をひくのは
クルクル回る風の邪気が首の後ろにあるツボの
風門(ふうもん)から入るからなんだって
寒くて凍えたり 怒ったり、悲しんだり、怖がったり、がっかりしたり、疲れすぎたりで
気を弱らせると入って来ちゃうんだって
風邪って妖怪みたいだね。
荒唐無稽だって怒る人はいるかもしれないけど、
ちょっとファンタジーみたいで面白いよね
そういう考えもあるんだなぁって、お話。
「風邪」久しぶりに38℃の高熱で寝込んでいた。
頭痛のせいで普通の思考が出来ない。
子供の時は、風邪をひくと学校が休めてラッキーと思い、暖かいお部屋で寝ては漫画を読み寝ては好物のプリンを惜しみなく2~3個は食べる。
大人になって寝込む程の風邪をひくと、仕事の進捗状況などが気になって眠れない。色んなしがらみがダウンした身体にまとわりついて離れない。
風邪
小さい頃に
風邪で食欲もない時に
母が食べさせたくれた
すりおろしりんごが
すごく美味しかった
記憶を思い出した
最近はマスク生活だから
風邪をひかなくなった
風邪
二学期期末テストの最終日、テストが終わって開放感に満ち溢れていた放課後に厄介な奴が私の頭を突き刺した。頭の上から重たいタライを落とされたようなズキズキとする痛み。偏頭痛はよくある事なので気にせずソファーで横になっていたが、どうも体が気だるい気がした。まさかと思ったが体温計を取りだし熱を測ると、38度あった。熱があると自覚すると、体はもっと倦怠感を帯びる。久々に出す熱はかなりしんどく、暖かいベッドの中にくるまった。ここ数日の寒暖差とテストの疲れが影響したのだろう。明日は学校を休もう。
風邪
今の社会では、風邪を引くとコロナを疑われる。
そして痛い痛い鼻ぐりぐりをされてしまう。
私はあと数年、絶対に風邪をひかないようにしよう。できるなら。
風邪
冬の外を歩いている時の空気感が好き
でも片思い諦めた後のその空気感は寂しさに変わるね
その上、風邪をひいてしまったら余計に寂しさ増すね
お題 風邪
背伸びをして見上げてみた
空の青さは幸せが広がっていて
綺麗な花が風邪を引く原因
見た目で判断してはダメだと
今、身に持って感じるの
身体じゅうから熱が剥がれてくっつく音、穴だらけの頭痛薬
ホットココアの匂いがまとわりつくばかりの部屋着からは
あなたが罰を加えるように落としていった、季節の節々の跡が残っている
風邪
季節の変わり目は
風邪がひきやすい
季節が変わると
過ごしにくくなる
体調管理はすごく大切
私の彼氏はいつもしおたいようでも風邪ひいた時だけめっちゃかまちょになる可愛い彼氏
なんならずっと風邪ひいてて欲しい
風邪をひいたのか
カラダがすごく重い。
保健室で休んでたら
誰かが近づく足音。
「体温を奪いに来たよ」
そんなことを言いながら
カーテンを開ける君。
そんなこと言われると
もっも熱が上がっちゃうよ……。
『風邪』
#68 そして、私は風邪をひいた。
薬のおかげでおさまっていた身体も、発作を起こし悪化させた。そのまま、症状は最低のくらいに経ってしてしまい、一日中寝ているというような生活になっていった。
とうとう彼と、この現実ではない世界で会えるかもしれない。
_____風邪
テーマ“風邪”
風邪を引くと
いつも、母が桃の缶詰を食べさせてくれた。
桃の缶詰を食べたいが為に
風邪を引こうと思った事もあったが
流石に、辛い思いをしたくないので
無理矢理風邪を引くような事は
しなかった。
風邪の時以外で食べる
桃の缶詰は、そんなに美味しくなくて
(不味くはないが)
やっぱり風邪の時に食べるから
特別なんだなと思う気がした。
#風邪
風邪なんかひいちゃったら
君に会えなくなるよね。
だから健康でいたい…!
人肌が恋しくなった
寂しくて涙微かにこぼした
ひとりぼっちは怖い。
ひとりぼっちは寂しい
無意識に口に出ていて気がついたら
君に電話をしていた
耳元に聞こえる声がとても気持ちよくて
気がつけば気を失ったかのように眠りに落ち着いた
目を覚ました時君は少し怒りながら
「風邪ひいたならLINEで連絡次からしてね?」
口を開こうとした時に君は追加する
「風邪移したくないからやだはダメだよ」と
優しい君の瞳と声、そして優しく撫でる手に甘えながら
今日だけ静かに眠りに落ちた。
眠りに落ちる前
「おやすみなさい。またあしたね」の言葉を最後に意識を手放した。