『風に身をまかせ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
風に身をまかせ-
22:00p.m.
フラフラとした足取りで、
夏特有の蒸し暑さを放つ外へ、
気分転換がてらに散歩に出ました。
今日は少し家に籠って、本を読んでいたものですから何だか、ここ数日間外へ出ていないような気がしました。
昔から明るすぎる太陽が、僕はどうも苦手でした。あからさまに陰な僕を嘲笑うかのように、いつもいつも僕の前に立ちはだかって、上から見下してくるのでした。
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そんな事を考えていましたら、
無意識のうちに僕が密かに思いを寄せている、貴方の家の前だったのですよ笑
せっかくなので。と思いまして、玄関の戸を叩いてみますと、はーいと聞きなれた声が耳に届いたんです。少し待つと、そこには月光が当たり、いつにも増して儚くみえる貴方が出てきたんです-、
寂しかったのですか-
そうなのかもしれません笑
んふふ笑私も丁度1人寂しかったので、
○○さんに会えてとても嬉しいですよ。
そうですか、それは良かった。
,,,あの、良ければ明日も、また此処へ来て も良いでしょうか。
ええ。待ってますよ、貴方が迎えに来て下さるまで-。
そう言い貴方は、はにかむように微笑み、僕の手を小さな華奢な手で包み込むように握った。耳元が赤く鬼灯のように染まっていたのが、とても愛らしかった。
そして僕は、貴方には一生涯勝てないかもしれないと言う思いを心の奥へそっと仕舞いこんだ。
長すぎるし、下手くそで申し訳ないですわ
風に身を任せて私は、歩き続ける
風に身を任せて今日が始まる
風に身を任せて心の声を聞く
風に身を任せると恋にの予感も訪れる
風に身を任せるとその日の一日が良くか悪くどちらかになることも
人と風。
風に身を任せると世の中は…変わらない時もある。
人の考えで決まる人生もあれば
風に身を任せれば答えも見つかる日もある。
風に身をまかせ
ふよふよと飛んでる綿毛。
なんだか羨ましい気持ちになる。
風よ吹け
風よ吹け
吹き荒れろ
闇の中 私の体を吹き上げろ
高く高く
私をはこべ
風に身を任せ
成層圏まではこべ
きらめく地上 星空のなか
生まれてきた意味を思い出す
(風に身をまかせ)
ベランダから見える小さな灯りの集まりを、見るとはなしにみていたとき。ふと、考えた。風に身をまかせ、空から落ちてみたい、と。あの小さな灯りたちがさらに小さく、たくさん見えるほどの上空から、吹き上げるような風を全身で受けとめて、何も考えずに落ちていく。それはきっとこんなところでひとり考えすぎて病んでいくより、ずっと綺麗なことだと思ったのだ。
死にたい訳じゃない。そんな行動力、私には無い。ただ、そう、疲れたのだ。社会の中で、替えの聞く歯車のひとつとなり続けることに。
冷たい夜風が淀んだベランダに流れ込む。今日はもう寝てしまおう。太陽もないのに、起きているのがダメなんだ。
夜が過ぎれば、朝が来る。抱えた不安も、いつかなくなるのだろう。漠然とした不安と寂しさに寄り添って、また今夜が終わっていく。
たんぽぽの綿毛のように
体が吹き飛んだ心地がした。
たんぽぽはたどり着いた地を
自分の我家として、
次に引っ越しするまで過ごす。
どこに行くかもわからない
でもたどり着いた場所が家となる。
どこに行くかも分からないなんて
あまりに怖くて足が震えるのに
問答無用で吹き飛ばされる
家の在処は風まかせ。
臆病な私は新天地が怖くて仕方ない。
わたしはたんぽぽにはなれない。
たんぽぽのように逞しくはなれない。
–風に身をまかせ–
ふと空を見上げたら、美しい鳥の翼から、羽根が一枚滑り落ちた。
風に身をまかせて、羽根はサラリと森の中へ落ちていく。
風に舞った虹色のキラメキだけが、僕の眼窩に焼き付いている。
風に身をまかせ
公園のベンチに座って、ただぼーっと過ぎ行く景色を眺めていた。
たとえば、遊具で遊んだり、走り回ったりする子どもたちに、仲良さそうに歩く老夫婦。どこかからやって来たシャボン玉が目の前を横切って、ぱちん、と弾ける。
穏やかに流れる時間がひどく優しくて、ゆっくりと息を吸った。
生きる、ということは選択の連続だ、と誰かが言った。だから、そのときそのときで最善の選択をしろ、と。誰かに決めさせるのではなく、自分で決めろ、と。
でも、たまにはいいじゃないか。だって、少し疲れたのだ。決めるのは思っている以上に体力も気力も使う。
だから、今日くらいあのシャボン玉のように風に身をまかせて、過ごしたいんだ。
今日も夢から覚めて
歯磨きをして、朝御飯を食べて
適当に休日を堪能してまた夢に沈む
そういつも通り
なにも変わらない、なにも起こらない
何かに期待しようとも、何かに興奮しようとも
明日は必ず来て僕を連れていく
それは死ぬまで変わらない
何が起ころうと何日過ごそうと
いつかは死が訪れる
科学の進歩でその考えが壊れるまでは
何万年先もそれは変わらない
だから僕は今日も逃げるように
風に身をまかせて窓の外を眺めてる
今日のテーマ
《風に身をまかせ》
分かれ道に差しかかり、わたしは木の枝を立てて手を離す。
突如、強い風が吹いて、枝は右側へぱたりと倒れた。
「よし、じゃあこの道は右にしよう」
「相変わらず行き当たりばったりな決め方だな」
「いいでしょ。目的地は決まってないんだし、風の向くまま気の向くまま」
「己が運命も風まかせってか」
「大丈夫よ、わたしには風の精霊様のありがたーい御加護があるんだから」
そうでしょう、と見上げると、彼――わたしの守護者である風の精霊はやれやれと言うように肩を竦めた。
一緒に旅を続けるうちに、いつのまにやらこんなに人間くさい仕草をするようになってしまったけど、彼は風を司る精霊の中でもかなり上位の存在である。
故あって今は人の姿を取っているが、その実力は疑うべくもない。
そんな頼もしい相棒が側にいて、一体何を畏れることがあるだろう。
「あなたにだから身をまかせてるんだけどな」
「ん? 何か言ったか?」
「ううん、何でもない」
「じゃあ、とっとと先を急ぐぞ。この調子なら日が暮れる前に次の宿場までに着けるだろ」
どうやら地図は頭に入っているらしい。
ということは、やはりさっきの風は彼の仕業ということなのだろう。
そうやって、さりげなく過保護にされるものだから、いつまでたっても他の男に目が向かないのだ。
精霊に恋をしたところで報われるはずなどないと分かっているのに。
少し先を歩く頼もしい背中を見つめながら、わたしはこっそりため息を吐いた。
彼の方こそ、他に目が向かないように、せっせと囲い込んでいるのだということを、わたしはまだ知らない。
わたしの想いも、彼にだからこそ運命を預けて身をまかせているのだというのも、すべて筒抜けだということも。
何処までも、何処までも飛んでいきたい
悲しみのない場所
苦しみのない場所
花が咲き乱れ
穏やかな時間が流れる
そんな場所に風に乗り飛んで行けたら
どんなに幸せだろうか
人は、求めても求めても手に入らないものを
求めてもしまうね。
どうやら、私もそのようだ
指一つ(下らないもの)に気を取られて、肩や背(大事な箇所)を失う人を、これを狼疾の人と言う。
風に身を任せ流れていく
何も考えずふわふわと羽のように
そんな風になれたら
少しは息苦しさがなくなると
あの空を見て思うのだ
風に身をまかせ、あの人の下駄箱に手紙を入れる。『校舎裏に来て』と。
告白の返事はどっちだっていい。伝わってくれたらいいと思って私は告白をする。
勇気って、大切だから、ね?
お題《風に身をまかせて》
明日は明日の風が吹く
何処へゆくか
何処へゆけるか
風に委ねていけばいい
そこにある物語は自分では、きっと創れないものだから
【風に身をまかせ】8
貯めたお金で買った車にまとめた荷物を積む。
思っていたより少なく済んだ。
荷物は、、、当分暮らせそうなお金と着心地いいジャージ、ちょっと破けてる傘。
それと細々したやつ。まあこれだけあれば何とかなると思う。
もう疲れてしまった。
朝早く起きるのも、仕事するのも、興味の欠片もない話をさぞ興味深そうに聞くのも、
目上にしっぽ振って過ごすのも、明日の憂鬱のことを考えながら寝るのも
全部全部疲れてしまった。
だから逃げることにした。
辛い現実から。現実逃避とでも言うのだろうか。
そんなことを考えながら車の運転席に乗り込む。
目的地なんてない旅が今日始まる。
【風に身をまかせ】
彼は言った。
「どれだけ僕たちが離れ離れになろうとも、必ず会えるはずさ」
ありきたりな言葉。
私に気づかれないように恋愛ものの映画でも見たのかしら。
そんな妄想をしてしまう自分が何故だか許せなくて。
それでもなぜだか嬉しいと思ってしまったのは内緒。
「どうしてそんな確信もないこと言えるの?」
そんなこと思ってない。
思ってないけど、そうするしかないの。
しょうがないの。
「だって、僕は君を愛しているから」
どうしてそんな優しい笑顔を見せるの。
私を恨んでるんでしょ?
なのにどうして笑うの?
私は貴方を忘れようとしてるのに。
「貴方に分かるわけない。
そんな空想物語あるわけがないじゃない」
私がそんな心にもないことを言っても彼は察してくれる。
何故なら私たちは愛し合っているから。
彼が言った。
「君と一緒ならなんでもいい。
君に限界が来たのなら、僕は風にでもなって君を見守
るよ。」
だから君は風になったのね。
最後に私を抱いたのはいつだったかしら。
そのせいで感じがいしてしまったのよ。
ほんとにこんな日々が続くと言うことをね。
そういえば、去年の夏彼は私を野原に連れてきたの。
そこで彼は1つの小さな紙ひこうきを折って、近くの崖から海へ向かって投げたわ。
その紙ひこうきは案の定下へ落ちていったの。
それを見た彼は照れくさそうにこっちをチラチラと見ていたわ。
それがなんだか嬉しかったの。
紙ひこうきが落ちていったことではなくて、わざわざ私を野原に連れてきてくれて沢山の想い出を作らせてくれたことが。
貴方はすぐに顔に出ちゃうから、鳥のようなものの背中に乗って人を殺しに行く時もずっと私のそばにいたわよね。
そんな想い出ももう捨てたの。
海に浮かんでいる、とても大きい魚に貴方が突っ込んだ時から。
だから私は貴方を忘れようとした。
でも無理だった。
だって、夢にまで出てきてしまうんだもの。
だから私は諦めたわ。
独りで生きることも、2人で死ぬことも。
じゃあどうすればいいんだろう。
あの野原へ行けばいい。
私は馬鹿だから、貴方が最後にいた場所に行くの。
そこはまるで地獄のような景色だった。
それでもいいの、貴方に会えるのなら。
私は体全体の力を抜いてひたすら走ったわ。
途中で黒い弾が体に当たったりもしたけど、そんなのどうでもよかった。
風に身をまかせる
彼が迎えに来てくれるその時まで。
風に身をまかせ
暗い森林の中を、私は転びそうになりながら進んでいる。慣れない地面、体を動かすのには適していない服装。しかしこれは、致し方ないこと。
度々後ろを確認して、隠れて休む。
あとどのくらいか分からないけど、まだ走ることになりそうだから。
地の知なんて無い。頼れるのは自分の勘と、風。
早く、あの縛られた世界から抜け出し、安心出来る場所へ戻らなくては。
この風に身を任せ、
どこまでも遠くに飛んでいきたい
【風に身をまかせ】
#19
風に身をまかせ
この心にあって
あの心にない
そんな思いの
ひとつひとつに
届くような
やさしいことばを
見つけられたなら
この空にあって
あの空にない
そんな景色の
ひとつひとつに
届くような
やさしい風を
送れたのなら
もっと自然に
笑えるようになって
きっと誰かに
笑ってもらえるよう
風のようになって
身をまかせるような
寄りかかれる
そんな存在でありたい
風のように奏で
誰かにつないで
心へ届ける
あなたへのことば
そこにある思いを
決して見捨てない
あの心にも
この心にも届く
風のようにありたい