『雨に佇む』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『雨に佇む』
あなたの隣が私である必要なんてないから。
どうか。
あなたが一人で雨に打たれることがありませんように。
いつかの私みたいに、雨の中で佇むしかないなんてことが、ありませんように。
高校生だった頃…
クラスも一緒、部活も一緒で
毎日楽しい時間を仲良く過していた
友人が2人いた
ある日…
ちょっとした誤解で揉め事がおきた
感受性の強い年頃の私たちは
素直に話し合いが出来なかった
家に帰り…
私は、何故か先祖の眠るお墓に向った…
その日は、雨が降っていた…
家よりそう遠くない場所にある墓石の前で
「雨に佇む」…まさしくこんな感じだ
先祖に向かって悩みを打ち明け
聞いてもらった…
時には、涙さえ浮かべた記憶がある
ひとしきり話して帰宅した直後に
友人から電話がかかってきた…
「ごめんね…なんか私たち誤解してた」
そう言って謝られた…
ご先祖様たちが関与したかどうかは
不明ではあるが…
いつも感謝の気持ちを忘れず日々を過ごさなくてはならないと感じている…
夜、変な時間に起きてしまった。
雨が降ってるようで
ザーという音が気になって眠れない。
仕方ないので
ベッドから起き上がって、
お気に入りの藍色のソファに腰を下ろす。
猫がお茶会を開いている絵画は
いつ見ても心が落ち着くなぁと、
甘すぎるぐらいの抹茶を飲んだ。
私の家は
窓が多い。
だから外もよく見える。
だんだん強く、
カーテンのように降る雨を
15分ほど見つめていた時だった。
長いマフラーが目に映り、
その少年を見つけた。
片足は義足だろうか。
木でできている。
傘もささずに雨に佇む姿は
堂々としていて、
羨ましい限りだった。
でもこんな時間になぜ外に?と
30秒ほど見つめてようやく疑問が湧いた。
視線に気づいたのか、
少年はこちらを見て
口を動かしていた。
何か言っているように見えるが、
雨の音で聞こえない。
少年はにこやかに微笑み
そのままどこかへ行ってしまった。
はっとした。
あの笑顔を
どこかで見たことがあると思った。
急いで本を引っ張り出した。
この子だ。
この子が一番最初に話した言葉。
私が大好きな漫画の一言。
"Good Midnight!"
そう言ってたのか。
気づいたらベッドの上だった。
なんだ、夢か。
少し寂しい気持ちになった。
外は晴れていて
水たまりをキラキラと光らせていた。
【雨に佇む】
誰にも見えない心の雨
自分の中では暗闇で
永久(とわ)に続く明日への道
繰り返し進む 彷徨いながら
そんな時 少し佇み見渡せば
広がってゆく光の道筋
雨天の日には少し佇むことも
大切かもしれませんね
失恋した帰り道。
夕方になりざあざあと雨が降り注いだ。
この涙を隠すのに丁度いいななんて思って。
もうこの際思いっ切り泣こうと思って。
そうそう思いっ切り泣けることなんてないから。
情けない声が雨に響く。
投げ出して潰れた鞄は雨の中佇んでいた。
ひとりきり雨宿り
コーヒーがいつもより苦いんだ
あっという間にあなた色で
止められたら楽なのに
止まないの
「雨じゃん...傘もってきてないよ...」
突然の雨、空は灰色に包まれ湿気の匂いと雨の匂いがする
雨がやむなんて先だろうな...
人が慌てて走ってくる。横を見ると同じクラスの黒川くんがいた
「あれ 君も傘ないの?」
私は頷き反対側を見た
「じゃあ家まで送るよ」
「あ、ありがと...」
その日から私は雨が降るとあの時を思い出す
題名「雨に停む」
「雨に佇む」
雨に佇む…。なんとなく趣がある感じの表現だけど、
今日はそうでもなかった。
佇めなかった。
買い物に行ってもついでにと思ってた用事が
済ませなかった。
佇んで雨間に行ければ良かったんだけど、
それも出来ないぐらいずっと雨が降ってた。
唯一「やった〜‼︎」と思えたのが、
あまり雨の影響がない所に車を駐車できたこと。
私の日記帳は、最新のAI搭載型である
持っているだけで私の行動を記録・分析し、勝手に日記を書いてくれるスグレモノだ。
これで夏休みの日記はバッチリだ。
だが所詮はAI。
たまには変なことを書くので、そのままは出すことは出来ない。
そもそも日記の体裁を保っていない物や、日記だが事実と全然違ったりとか、書かれたりする。
見る分には面白いけれど、こんなものを提出すれば怒られることは間違いない。
なので使えそうな分は写して、駄目なところは適当に書くと言うのが、この日記帳の使い方なのだ。
そんなわけで、新学期を明日に控え、日記を写す作業に勤しんでいた。
とりあえず、パラパラページを捲っていく。
7月は特に出かけていないので、これと言ったイベントは無い。
テレビ見てたとか、マンガ読んでたとか、そんなのばっかり……
だが問題なさそうなので、そのまま書き写す。
だが7月31日の所で手が止まる。
さすがに見過ごせないからだ。
『7月31日
家族みんなでラーメンを食べに行った。
とてもおいしかった』
何の変哲もない夏休みの一日。
だが問題なのは、絵の方。
その日の絵には『鼻からラーメンを食べる』様子が書かれていた。
ラーメンは鼻から食べる物じゃない事は小学生だって知ってる
これだからAIは信用できない。
私はのび太くんじゃないだぞ!
そして次に目が留まったのは、8月13日。
友達と一緒に肝試しに行った日だ。
これにも、一つおかしい事が書いてある。
『8月13日
友達と一緒に肝試し。
めちゃくちゃ暗くて怖かった。
あと、地縛霊に憑りつかれて大変だったです』
馬鹿馬鹿しい。
幽霊は非科学的。
それに何か不幸な事があったわけでもない。
これも書き直す。
次。
『8月14日
風邪をひいて熱が出て、ずっと部屋で寝てました』
風邪をひいて寝込んだことが書かれていた。
今まで忘れていたけど、確かに寝込んでいた……
まさか本当に祟られたの!?
ただ、私の記憶が正しければ、寝込んだのは一日だけ。
それ以外に呪いみたいなのはなにも無い。
私にとりついた悪霊はどうなったのだろう?
私はページをめくり、8月15日の日記を読む。
『8月15日
おじいちゃんの墓参りに行きました。
おじいちゃん、天国でも元気でね』
書かれているのはこれだけ。
悪霊の事は何も触れていない。
絵も墓の絵だけ……
意味ありげに書いておいて、まさかのオチなし!?
これだからAIは……あっ!
よく見たら、絵の端っこの方に小さく、幽霊が連行されてどこかに行く様子が書かれていた。
もしかしてお盆だから?
うろいつていた所を、幽霊の警察?に捕まったのだろうか……
謎が謎を呼ぶけど、面白かったので良しとする。
これだから、日記帳を読むのを止められない。
まあ、書き直すけど。
そしてページをめくっていくが、他の所は特に問題なかった。
今日の分を写して、これで宿題終了。
これで心置きなく新学期を迎えられる――
と思ったら、日記帳にもう一ページ書いてあった。
今日の分はもう見終わった。
と言うことは必然的に、明日の日記ということになる。
まさかこのAI、私の行動を収集・分析し、次の日の私の行動を予測して書いていると言うのか!
まさに未来日記。
正直信じがたい話だ。
未来なんて予測できるはずがないからだ。
けれど、もし事故に遭った事が書かれていたら?
事故を回避できるかもしれない。
もし宝くじの番号が書いてあったら?
私は大金持ちだ!
私は好奇心を抑えられず、明日分の日記を読む。
そこには書かれていたのは――
『登校日を間違えて先生に怒られた』
私はとっさに登校日の書いてあるプリントと、カレンダーと見比べる……
……
…………
………………
私は衝撃の事実に膝から崩れ落ちる。
登校日、今日だ……
なんてこった。
今から行ってももう遅い。
今日は始業式だけで終わりだからだ。
つまり、怒られるのは確定……
未来が分かっているのに、回避できないなんて……
私はがっくり肩を落とし、そのまま布団に入る。
どうにもならない未来を前にして、私は夢の世界に逃げるのであった。
雨に佇む
ふとした瞬間に、何も感じなくなることがある。
力がストンと抜けた、あの感じである。
クラゲのように、ふわふわと意識が幽体離脱して、空を揺蕩う。
こんな時には、雨の中、ただ佇む。
雨の音、服に染み込む雨、濡れていく髪。
ここに自分が「ある」のだと、感じるようになる。
雨もなかなか悪くない、と思う次第である。
家に帰ったら、お風呂に入ろう。
昇降口を出ると雨が降ってきた。
天気予報には無かったので多くの生徒がドア付近に佇んでいた。中には自分みたいに置き傘を持ってる生徒もいるけど。
でも、この人混みの中に好きな人や仲のいい友達もいるからあえて置き傘のことは言わずに佇んでいる。
※街に佇む
インビジブルなそれは、いつも見ている。
地球の腹から出てきたそれは、ぎょろりと世界を診る。
もう絶滅させたい種族を───
如何に効率よく、如何に同族争いさせ、如何にゴミを増やさないように考えながら。
太陽と同じ瞳で、ぎょろり、ぎょろり……と。
※雨に佇む が正しいお題だったことに気づかなかった
『雨に佇む』
↓難しいので…変更
『今日の天気』
と言っても、私の場合は…
心のお天気
精神科の1週間早めた定期受診日
記憶曖昧、時間感覚バグり
ご飯すら作れない、ベッドから動きたくない
トイレさえ行くのもしんどい
でも無性に食欲旺盛
でもコンビニさえ行けない
しかも、北海道、現在
「令和の米騒動」中…
家族に頼んでも、探しにまでは行って貰えず
今日、病院の帰りに何件か周ったけど
棚、すっからかんw
もう、麺類しか作れねー
久々に作れた夜ご飯、カルボナーラ
毒夫「朝一とかなら、どこかにはあんじゃね!?」
朝がいっちばん、しんどくて動けない私に
言うことかね!?
自分では探しにまでは行かないやつが
言える言葉かね!?
しんどい、しんどい最近毎日言ってる私に
ご飯すら作れず寝たきりの私に
言える言葉かね?
朝から雨
この5日間ずっと雨
左手首にまた線が増える
医師からは…
「あ~、そう…
困っちゃうね〜
どうしようね〜!?」
は!?
私が聞きたいんだけど!
メイクもできず
髪ボサボサ、服ダルダル仕様
待ち時間も
いつもならスマホでも見て待てるのに
ソワソワして、モヤモヤして
イライラして
何をしても落ち着かない
サンダル脱いで座りだしたり
とにかく動いてる
じっとしていられない
でも遠目で見てる自分がどこかにはいて
すごく哀れだった
いつもなら
私はこの人たちとは(他の受診者)違う!
と思って座っていたけど
完全なる偏見だった
「あ~ヤバい奴だわ」って
自分でわかった…
医師
「友達に沢山話聞いてもらって!
前の会社、この前調べたら
かなり大手じゃん!!
戻れないもんかね!?
聞いてみたら!?」
随分、簡単に言うねー
友達そんないないねー、
最近連絡、全くしてないねー
連絡もこないねー
会社、大手かもだけど…
ブラックですよー
だから私、壊れましたよね!?
はい…
しばらく大雨続くわ
冠水どころじゃないわ
氾濫するわ
しかも明日の予定、ドタキャンだー
別に悪意はないのはわかってるの
でもさ、大人だったら…
聞かれるまで言わないとか…
信用失くすレベルな気がしてさ
モヤ〜ってなるよ…?
何回コレされたら懲りるのかね…?
私ってやつは…
ホント…お人好しなのか?アホなのか!?
でも雷は鳴らんのよ
そんなパワーすら、すでに持ち合わせてない
あ~これ
しばらくSNS封印案件
最悪、スマホ電源OFF案件
遠くに行きてー
ちょっと…
どこか行こうかな…
調べるわ
あ~した天気にしておくれー♫
今日は土砂降りでびしょ濡れた。
文化祭準備中で雨に濡れながらとか青春すぎる!!
しかもその時私は、雨水したたるいい女だったらしい。
雨でもHappyってまさにこういうことなのかもしれない!
ため息
2024/08/27㈫日記
昨日、虹を見て
これは吉報な!はずなのに。
やっと研修の場所の返信が来たと
思ったら、〇〇の画像付きで
研修を行うって。
それだけ。
だから、場所を教えて下さい。
画像が何枚も貼ってある…。
ご本人にとっては、強く伝えたい事なんでしょう。
理解不能とはならないけど
温度差があるなあ。
もう一度メールで尋ねたら
やっと教えてくれた。
電話が掛かって来たけど
歯磨き中だったので出なかったし、
掛け直しもしなかった。
去年に続いて、理由わかんない2人目の人ともう話したくない。
メールでお礼の返信をした。
疲れた。
多分、教えているつもりだったんでしょう。
気持ちの切り替えが上手く出来ない
タイプなので、とりあえずゲームを
した。
また電話が掛かってきたので
出るとメールに気づかなかった事を
謝られたけど、そうじゃないんだよねえ。
そもそも教えてくれてない事が
問題なのに。
ちゃんと対応したので相手には
僕の疲れは気づかれていないはず。
去年と同じく研修仲間には
この事は話さない。
みんなは、ちゃんと教えてもらっているはずだから。
今日もお疲れ様でした。
神様トンボ、2日前から見ていない。
おやすみなさい。
헐떡커가서둘중닉가는데서부터였어우티도와서고마워、다들을게요화는디만하고셔요이들의첫인서포트에있는건은점은사람은점.
雨に佇む
昼間であるのに教室の電気が異様に明るく見える
そんな日が幼稚園の頃から好きでした。
歳を重ねても雨が降るとワクワクします。
しかし近年では大雨が増えてきて
あまりこのようなことは大きな声で言えません。
そして気づいたのは
このワクワクは自分がいる建物に
かなりの信頼を寄せていないと湧かない事
1人の生活が始まり嵐が来ると
ドキドキの意味合いは変わり
建物が壊れないか心配になってくる。
大きな雨粒が屋根に当たる音が
隙間の空いている玄関のドア
崩れてこないかしら
いつかまた仄暗い外を見ながらワクワクしたいなぁ
雨に佇む
雨が降り佇む行為は
何かが起きた時いったん立ち止まるのと同じ気がする
人は何か大きなことが起きないと考えない
どうしたら良いかという次の策を練らない
できれば何かが起こる前に考えたいなと感じる
雨という出来事は
良いことなのか?
悪いことなのか?
雨とちゃんと向き合うきっかけをくれたから
私は佇み自分はどう思うのか?
自分はどうしたいのか?
考えられたのだと思う
人生には立ち止まり考える時間って大切なのだと
雨は教えてくれたそんな気がしました
チャレンジ38(雨に佇む)
雨に佇むお地蔵さん
こぬか雨の中、誰を待つのか
川の瀬音が聞こえる町
子供はみんな帰っていった
雨に佇むお地蔵さんに
おばあさん2人やってきて
梨と栗を供えていった
頭に帽子をかぶせてくれた
いつもは毛糸の帽子だけど
野球キャップをかぶってる
雨に佇む
白い車が、水たまりを全力で蹴散らして行った。水しぶきが、そばを歩いていた小学生たちに勢いよく飛び散った。
何だよ、あの車。 ひでーよ。 子どもたちは大騒ぎ。どうやらあの車の運転手は、ルールかマナーか思いやりかを、家に忘れてしまったらしい。
気の毒に思いつつも、できることはなにもない。僕は子どもたちを無言で追い越した。
バス停にはすでに何人かいた。屋根のあるバス停なので、誰も傘を差す必要はなかった。僕も傘を閉じ、待機所の中に入った。
それにしてもよく降る。今日で3日連続か。その上、これから台風ときた。もうしばらくは、この調子なんだろうな。
時計を見た。バスが来るまで、まだ時間がある。しかもこの雨だ。もしかしたらもう少しかかるかもしれない。
ふと、待機所の外に意識が向いた。小さな花壇に、小さな花が佇んでいる。
なんの花だろう。ニチニチソウかな。白、薄紫。赤もある。
どの花も雨のしずくが重そうだ。
僕は傘を広げ、花壇の側に立った。ニチニチソウも、これで少しは雨をしのげるだろう。
ほんの少しの雨休み。余計なお世話か? 僕は心の中で、花たちに言った。
小学生たちの悲劇を前に、無力な大人だったなという、胸の小さなつかえを、こんなことで少し晴らす。