『雨に佇む』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
雨に打たれ闇に消えたいあなたにもライトを当てる孤独な街灯
題-雨に佇む
題【雨に佇む】
私は、なんでこんなに悩んでいるのでしょうか?
「ん?あれ、天宮か?なんであんなところに?」
「好きな人が…も。でも…だし、うーん。」
雨の音で何も聞こえない。
「おーい!天宮、なにしてるのー!!」
「えっ!?村上くん、の声がします。」
「こっち、こっち。」
「なんでですか?」
「天宮が見えたからかな。悩みごと?俺で良かったら聞こうか?」
「へ!?だ、大丈夫です!」
「でも、こんな道の真ん中で雨の中佇んでるし。」
だって、考えていたのは村上くんの事、ですし、こんな相談したら、私が告白するようなものだし…。
「とりあえず、風邪引くからさ、傘さしなよ?」
「あっ!あれ、傘がないです。どこにやったのでしょう?」
「じゃあ、はい。帰るか~!」
「えっ、私今なにして!?これが噂の相合い傘というものですか!?」
好きな人と相合い傘って、えっ!?
夢?これは夢なのか!?どうしよう。顔が赤くなってるかもしれないです!
何か、天宮そわそわしてるな。大胆すぎたか?
好きな人に風邪ひいてもらいたくなくて、ついやっちゃった!
「ちょっと、視線が痛いです…。」
「あ、ごめんねー?俺といると視線がめっちゃ集まっちゃうね。なんでだろーな?」
「さすがの、学校で1番のイケメンです。」
「学校で1番なんだ。初めてしったよ。」
「こんなのと、幼馴染みはきついです。」
(比べられそう。)
「えっ!天宮もめっちゃ可愛いじゃん!」
「はぁ!?か、可愛いって。」
「あっ。ごめん!忘れて?」
「忘れないです。」
「俺の黒歴史できたわ(笑)」
「あっ。私、家ここだから、ありがとう。傘に入れてくれて。」
「全然いーよ?ばいばい!」
「うん。じゃあ。またね!」
ぱたん!
「やばい!めっちゃ緊張してた~。余裕ぶってたけど。」
【雨に佇む】*81*
最近の突然のスコールで
よく見る光景
ちょっとだからダッシュー!も
できないくらいの激しい降り方
雨に佇んでいる時になぜかまわりの人と仲良くなっちゃうやつね
前に花火大会の途中でこの状態になってたら
見知らぬびしょ濡れの私たちを車に乗せて連れて帰ってくれた方々がいまして…
世の中には親切な人がいるもんだよね
あれはホントに心から感謝でした!!
ある映画を思い出す
ブランドン・リー主演の
「THE CROW」
やまない雨はない
あなたの帰りを待つ間、たまに窓から外を見ると、佇んでるだけのあなたが見える時がある。何を考えているんですか、どしゃ降りの日に限ってそうするんだから。
/雨に佇む
雨に佇む。
ザァザァと落ちていく雨を見ながら
心の奥がざわついた。
台風が来ていた、大きな、とても強い台風だ。
だと言うのに、僕は職場で途方に暮れていた
傘が無くなったのだ。
確かに、持ってきていたはずだった
お気に入りの黒に白い幾何学模様の入った
目がチカチカしそうな傘だ。
派手だが、これなら間違われるはずが無いと
買った傘、無くなった理由はそういう事だ。
つまり、僕のとわかったうえで
盗んだやつが職場にいるのだ。
まぁ、僕は喋る方ではない。
仕事は仕事と割り切って、付き合いも
ろくにしてこなかった。
だとしてもこれは酷いだろう。
なんせ台風だ、横殴りの豪雨は
もしかしたら傘をさしても無駄かもしれない
しかし、あるのとないのでは違うだろう。
これは、困ったな。
走って帰っても良いが、その場合スーツは
びしょ濡れになって、明日が困るのだ。
いや、家に何着もあるのだが、困った事に
このスーツが一番仕立てが良い
明日は得意先が来る予定だから
家にあるようなスーツでは心許ないのだ。
そもそも
来るのか?いや、来れるのか?
そう思わないでもないが、得てしてこういう時は
来るのだ、困った事に。
大体、自分が風邪をひくかもしれない。
これだけの雨だ、打たれれば体温を奪われ
体調を崩す事も往々にして有り得るのだ。
困ったな。
何が一番困ったって。
あるのだ。
誰かの傘が。
恐らく、もう社内には人が居ないはずだ
だと言うのに一本、誰かの傘がある
そして傘を盗まれた僕が一人いる。
この傘を借りれば
先程の悩みなど雲散し
明日に備える事が出来るのだ。
いやしかし、それでは
僕の傘を盗んだやつと同じレベルに
なってしまう。
盗まれたから盗みましたが免罪符に
なる訳がないのだ。
雨を睨む。
僕は佇む。
そこに天啓。
そうだ、タクシーを呼べば良いじゃないか。
雨に佇ずむ。
佇むのは大体、どしゃ降りの雨の中か砂と石だらけの荒野。
晴れてる日にぼーっと遠くの山々を見ている時って、なんて表現するのかしら?
ポッピングシャワー。
つい数日前に初めて食べたそのアイスクリームは、
確実に私をトリコにしている。
口の中を弾ける食感と、他の何であっても喩えられない甘さが楽しくてすき。
それでも、バチバチと頭上の傘を跳ねる雨粒が無ければ
思い出しもしなかったことだ。
この騒音に負けないように、と声を張り上げて会話する元気もなくて。今日はひとりで帰ろうと思った。
ただ、雨の音がとても重たいのです。私は機械的に歩くだけで、イヤフォンをして音楽でも聴いておくべきだったと後悔して。勝手にちょっと、さみしくなって。
それで、つまりはホッピングシャワー。
今日の晩ご飯はアイスクリームがいいかな、
なんて思ったのでした。
#36 雨に佇む
雨の日が好きだ、と彼女は言った。
晴れの日は苦手。私には眩しすぎる、と続けた。
10代の女の子にしては冷めているその眼差しは、
窓の外を捉えたままで僕の方に向くことはない。
帰り際、彼女は華奢なその腕に似合わない、
黒い無骨な傘をさしていた。
その傘の持ち主は、彼女に傘を差し伸べる距離にいる。
その「存在」に今更ながら気づく。
雨が降っているのは、僕の方だけか。
水たまり
反射する街 傘の影
お天気雨とあたらしい靴
#雨に佇む
雨に佇む
よっぽどの雨でなきゃ
佇んでなどいられない
車移動が基本だとわりとそんなものでは?
荷物抱えて自分の車まで小走り
傘はあるけど邪魔にもなるから
ささない事の方が多いかも
それでもいわゆるゲリラ雷雨
降ってくる水が大量なアレです
短時間で雨あしが弱まるチャンスを
佇みながら待つわけです
待ってられないけど
傘を差しながら、一人雨に佇む
バスが来るまで、まだしばらくかかる
あいにく誰かと一緒なわけではないから
会話をするでもなく、ただ待つ時間が続く
沈黙の中、雨の降る音だけが聞こえる
少し強めの雨だから、すぐ止むこともないだろう
普段なら嫌なはずの雨だけど
じっくり聴くと、この雨の音がなかなか心地いい
こんなに集中して雨の音を聴いたことはなかった
今まで気にもしなかった音
けれど、意識して聴いてみると、いい音だと感じる
自分が雨の音を好きだなんて思いもしなかった
バスはまだ来ない
今はこの音を楽しんでいよう
「雨に佇む」
逃げ出したくなって行き先もわからないバスに乗った。
辿り着いたのは、時間が止まったような自然豊かな田舎の田んぼ道。
知りもしない場所なのに懐かしく感じた。
カエルの鳴き声、降り続く雨、傘を持ってこなかったからバス停に佇んだまま。
帰りのバスも調べたくなかった。
処暑過ぎてなお酷暑
疲れた夕菅丸まって雨に佇む
♯雨に佇む
雨に佇む
しばし休業中…暇ができたりしたらランダムで書くかも…?
君と喧嘩して突掴み合いに発展して君への最後の言葉「死んでしまえ」喧嘩をしてから3日後君は行方不明にそれから12年後まだ君は見つかって居ない。一体どこに行ってしまったのだろう それから更に時は流れ身体が動かなくなったどうやら病気みたいだ最後のひと時を過ごそうとしている どうやら君はこんな時になって姿を現すらしい 「やれやれ どこに行ってたんだい ああそっちにいk
子供達の目から雨粒が出て来た
今日は天気なのに
雨の日の佇まい
秋マスの物語 行方不明という事はお分かりですよね?喰われて死んだ 病気だと思って居るのは寿命ですよ
ちゃっかり浮気してんじゃねえ子供が居るってのはそういう事だろ だって魚だもん
『雨に佇む』(創作)
ワイパーが忙しなく動く。雨の日の運転は苦手だ。視界が悪い上にタイヤも滑りやすい。
しかも、今走っているのは暗い山道だった。安全運転を意識しながら曲がりくねった道を行く。
しばらく走ったところで、フッと白い物を追い越した気がした。しかし、気のせいだろうと、そのまま走り去る。どことなく人影にも見えなくはなかったが、こんな山奥で人影なんて、まっぴらなので、見て見ぬふりをした。
もうすぐ目的地だ。
雨に佇む白い人影は、走り去る霊柩車を見送った。
自分を乗せた霊柩車を。
絶望の雨
都市対抗野球の帰路
終電に間に合わせようと
必死で帰った
神宮球場の帰り客もいて
総武線の電車は溢れる
途中、人身事故で
予定よりも遅れていく
なんとか乗り込んだ
最寄りへの電車
あとはタクシーに乗ればいいだけ
ホームに降り立ち
駅舎を出た
前の客を乗せて出発する
タクシーの姿
白いズボン
傘を持っていない僕
外は猛烈な雨の音しか聞こえない
一瞬にして絶望の雨となった
この雨に佇みながら
帰り方を考える
タクシー会社に電話をかけるが
つながらない
歩くことにした
ビニール傘を買って
闇にかき消されながら
トラックに泥をはねられながら
ずぶ濡れのまま歩き続けた
日が変わって
1:10、家に着いた
あの絶望の雨は
一生、忘れない
『雨に佇む』
ぴちゃん
ぴちゃん
ざー
ざー
ガヤガヤ
こんな音が聞こえてくる。
傘を忘れて、雨宿り。
1人で過ごす時間。
これもいいかも。
雨もいいもんだなぁ。
終
雨に佇む二人
1メートル程離れて
背中を向け合っている
何をするわけでもなく
ただ流れ落ちる雨に身を任せつつも
全身で受けとめている
黒く重くのしかかる様な雲と
しきりに降り注ぐ雨
そんなことはお構いなしに佇む二人は
どこか可笑しくもあり
勇ましくも見えるのだった