『開けないLINE』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
開けないLINE
舞台に出る人募集中
久しぶりに動いたグループLINE
通知でなんとなく内容は分かる
もう一度舞台に立ちたい
そう思った日もあった
けれどあの頃を思い出すと
つらい
それだけではなくお腹が痛くなるので
身体的にも舞台に上がることは不可能なのだ
こうして今日も現実から目を背けるように
そっと非表示にする
【開けないLINE】
ピロン♪ピロン♪ピロン♪軽快な通知音が一人きりの部屋に響いている。誰か止めてくれ。スマホを放り投げ、枕で耳を塞ぐ。未読が99+のLINE。相手は最近別れた彼女。別れた理由は僕と付き合うと彼女が不幸になるからと思ったから。こんな甲斐性もなければ男としての価値もない普遍男なんて、と思っていたのに。「好きだよ」「大好きなんだよ」「見捨てないで」そんな言葉が永遠と並んでいる。あぁ、夢なら覚めてくれ。
『開けないLINE』
もう絶交
と言われた後
LINEが開けない。
・・勇気を出して開いてみる。
そこにつづられた言葉は
ごめん
という言葉だった。
終
#開けないLINE
父親が亡くなった。
もう話すことが出来ない。
もっと親孝行しとけば良かった。
後悔だけが残る。
父親との会話が残っているLINE。
もう、返ってくることは無いLINE。
確かに返って来ないことも悲しい、でも、
いちばん悲しいのは、
今まで、話していた些細な会話を見るのが今はいちばん辛い。
きっと見た瞬間泣いてしまう。
いつか、父親との会話を見たいと思う日が来ますように。
私は、今日も父親のLINEを開けようとする手を止めた。
それは開かないのでは無い
開く必要が無いのだ
何時から友だちが居ると錯覚した…?
LINEの大量通知が公式だった時の虚しさは異常
日に何度も押す
緑色のロゴ
子鹿のように可愛い
ずいぶん前からいる様だが
まだたった10年だ
ある時 ドロンといなくなった
Safariの横に暗い空白
私がこれほど取り乱すとは
自分の気持ちを再発見
どうか 姿を現して
ピョンと元気に戻って欲しい
通知を拾わ無さすぎて、何時も気が付くのが遅れる
親からなら、まだいいけれど
友達からのだと、反応するか迷ってしまう
反応するには遅すぎるが、既読スルーも気が引ける
だから私は、毎回小さなスタンプを付けるだけ
こうして私は、自ら外堀を拡げてしまうのだ
--二作目--
何時もより派手な喧嘩をしたのが、数時間前
ピロン♪と言う音をたてながら僕のスマホが鳴ったのが一時間前
その一時間で、ボクは一体何回電源を消し入れしただろう
ボクが発端で始まった大喧嘩
...思い返してみれば、全てボクが悪かったのに
あいつに酷い言葉ばかり言ってしまった
だからこそ怖い
別れ話を切り出されないかどうか
だから怖い
メッセージを確認する事が
#開けないLINE
402作目
私はよく「追いLINE」というものをしてしまう。
会話と違って、
すぐに反応がないから
次から次へと送ってしまうのだ。
だから友達にはウザがられてばかり。
次第に話すのが気まずくなり、
開けないLINEとなった。
どこにもやり場のない話題は
ずっと積もっていき、
人との会話を好むアウトドア派だったが、
誰とも話さないインドア派になった。
誰かに話を聞いてもらったら
治るんだろうけど、
もうそんな勇気はどこにも残っていなかった。
Xなどには興味も無く、
常にひとりぼっちで、
寂しかった。
そんな時出会ったのが
アヒル隊長だった。
「ぱふ」っとなる可愛らしい音、
アヒルの見た目で
私の心は全て埋め尽くされた。
それから百均などで見かける度に買っている。
今では500体ほどいる。
ちょっと疲れた時に鳴らす音が
とても癒されるのだ。
今日も私はアヒル隊長を買う。
ふらっと立ち寄った本屋さんに
売っていたのは意外だが、
他のアヒル隊長よりオシャレに見えて
少し気分が上がる。
ふと、横を見ると
人気の漫画コーナーがあった。
そこにあった1冊の漫画が気になり、
アヒル隊長と一緒に買ってしまう。
夕方、
早速読もうとページをめくると、
"Good Midnight!"
と書かれていた。
翻訳してみると「よい真夜中」。
すごくいい言葉だと思い、
誰かに共有してみたくなった。
でも誰に…。
…LINE?
少しだけ、
ほんの少し勇気を出して
LINEを開いてみちゃう?
と、自分に問いかけ、
思い切って送ってみた。
「Good Midnightって素敵な言葉だよね。」
「翻訳してみたけど、めっちゃオシャレで素敵だね🥰」
なんだ。
こんなもんなんだ。
相手の顔が見えないから
反応わかんなくて、
私が勝手に勘違いして
勝手に話しかけなかっただけなんだ。
もっと早くLINEを開けばよかった。
人との会話は
やっぱり暖かくて
楽しくて
安心する。
沢山の涙が頬を伝り、
床に落ちていった。
開けないLINE
『オープンチャットに参加する』
そんな救いのボタンを押す
そこには、寧月っていう年上の女の子がいた。
その子は私を理解してくれて認めてくれた。
その子と2人だけのオープンチャットをつくる程に
仲がよかった。
ある日、彼女が病気だということをしる
私と住む世界も同じだった
そして、彼女の手術も成功した。
これでもう大丈夫。だと思った。
手術後、また悪化して亡くなった――
次にオープンチャットに来た通知は寧月の母からのメッセージ
もうあのこと話すことすらできない
その子のスマホはロックされて、
オープンチャットはバグを起こして
2度とメッセージを送れなくなった。
ただ、過去の会話を見返しては、海のように
しょっぱい涙を流す
次の日、オープンチャットはなくなっていた。
あのオープンチャットだけが私の救いだったのに
開けないLINEはまるで、閉ざされた私の心と
一緒だった――
開けないLINE。
メッセージを送ってみるまではまだ良くて、彼から返信が来て内容を見るのが怖かった。
貴方に伝えたいと思っても、伝えたくないっていうもどかしさ。あなたは言って欲しくても、私は心配かけたくなくてLINEを開かないんだよ
LINEというのは便利ですよね
僕もかなり愛用してます…!
今回はLINEの開けない女性のお話…
ブーッブー… マナーモードの振動で目の中に
光が入ってくる…昨日の記憶が曖昧だ
花子と酒屋で飲んでいたら男性に声を掛けられて一緒に飲んだ所まで覚えてはいる…
ものすごく怖い、ふとスマホを覗いてみると
勇成
<淀見ちゃん!! 昨日はありがとうね😆
めっちゃ楽しかった、今度2人で飲も!!>
身の毛がよだつもしかして…と思い
LINEを開こうとすると…開けない
返事をしようにも返事が出来ない…
朝ご飯を食べようと思いベッドから起きると
かなり濡れている…なんなら私は素っ裸だ
ゴムのようなものと 異様的な匂いもした
私…本当にやらかした? 予想が的中するかの如くLINEが来た
花子
<淀見!!昨日大丈夫?🧐ベッタベタになってから勇成君にお持ち帰りされてたげど…>
かなり怖いなんなら死にたい…
私の初をヤリチンに取られたの?
うそ…嘘!! 初めては山田孝之って決めてたのにこんなに屈辱的なことは無い
と共にかなりの高揚感に襲われた
この感覚…予想では昨日媚薬を盛られたのだろう体が火照っていて股がムズムズする
好奇心に抗えず触ってみると思わず
声が出てしまった まだ残っているということは 事後から時間は経っていないはず
LINEが開けない今の状況はかなり怖い…
なぜ犯されたのか、それが一番の疑問だ
聞きたいが聞けない…が私が一夜限りの
関係を築いたということが信じられない
勇成
<今からそっち行っていい?😄返事なかったら勝手にイキマ〜す>
怖い…怖い怖い
昨日やり散らかした男と会う!?
きっついですね…また襲われるかも
しれないそうなるとものすごく怖い
…と想像を膨らましていると
ピーンポン… 恐る恐る出てみたら
そこには長身で短髪の金 焼けた肌がよく似合った イケメンが立っていた
淀「こんにちわ…」
勇「あ~淀見ちゃん? かわいいね
これで昨日はあんな積極的だったのね…」
淀「すみません… 私何も覚えてなくて」
勇「それで良いのよ! てことはシラフで
初めてだ」
淀「え…あ、はい…」
その後かなりの時間突かれた…
股のムズムズが刺激され何度も吹く
クジラにされていた
リビングはビッチョビチョで勇成君の愛は
最高潮でやったまま気を失ってしまっていた
気を失う直前黒い影のようなものが映り
違和感を感じたがそんなものが気にならない程に気持ち良かった
都内某日 午前2時ごろ
淀見 花加さん(27)の変死体が発見され…
死体自体は裸で男性と自分自身の愛液が全身に掛かっていて陰部及び乳房が固まった状態で発見されました… DNA鑑定の結果は…
確定されませんでした警察は複数犯の可能性も視野に入れており〜…
勇成
「色ボケ女が年下のフリしたらすぐ落とせた 人間ってのは面白いよな 前日はギリギリまで飲ませて別れる直前に媚薬を盛り
それっぽい言葉を並べておくればその気になる、欲望に素直なのはいいが 強欲すぎると 良くないんだよな、」
明けない夜はないみたいに
開けないLINEはない🙂
知り合いの類の人なら
開けたら新しいやりとりが始まる
何か解決の糸口になるようなことを
相手が言うかもしれない🧐
そうなるとこの人に相談して良かったと思うけど
たいていは期待はずれというか
この人こっちの話わかってるのかな😭と不安になり
相談やめておけばよかったなどと後悔するけど
何も返事をしない人もいるから
返事があるだけマシなのか❓なんてね
一応は考えてくれた?と思おうとする
そもそもとして友人程度じゃ相談しないけど💦
どちらかと言えば聞き役だから
相談に乗る側なのよね。
お人好しなのですぐ聞き込んじゃうの
それがわたしの生きづらさでもあるので
鈍感になりたいものです
開けないLINEにしたいです
開けないLINE
いつもだったら普通にウキウキして開けるのに。
何で開くことが怖くなっているんだろう。
私はただ、「おやすみ。」とLINEを送っただけ。
怖いと思う理由なんて何処にも無いだろう。
「あぁ……何で開けないんだろ……」
既読なんて付いていない事だって分かってる。
それも受け入れてるはずなのに。
「それも束縛なんじゃないの?ずっと自分の側に居て欲しいっていうのも。」
私はそう、幻聴が聞こえながらも布団に包まった。
【開けないLINE】
ピコンッ
食事中、旦那のスマホが着信音と共に揺れた。
伏せてあるそのスマホ。
食事中だというのに旦那はスマホを手に取り、そしてまた伏せた。
一体誰からの連絡を待っているのか。
私にはわからない。
『会社の人から?』
『まぁ、、そんなとこ。』
貴方は気づいてないでしょうけど、何か嘘を吐く時貴方はかけているその四角い眼鏡を無意識に上げる癖があるんですよ。
サプライズパーティーの時も、プロポーズの時も、私にはバレバレでしたよ。
そして今回も。
貴方、不倫してるよね?
残業ばっかりで私との時間も作ってくれない。
相手はだぁれ?
私のどこに不満があるのかしら。
ああ許せない。
貴方のこと、愛してたのに。
『最近忙しいよね、、』
『ごめんね。新しいプロジェクトのリーダーを任されたんだ。』
そんな嘘がよく通るわね。
でも証拠がないわ。
貴方の不倫の証拠を掴んだら、、一方的に別れを告げてやるんだから。
______________________
ピコンッ
旦那のいびきが一瞬止まる。
またスマホからLINE。
私は意を決して旦那のスマホを手に取った。
Face IDを頑張って開け、通知バーに表示されているLINEの相手を確認する。
心臓が強く鳴る。
大丈夫。旦那はのび太並みに寝つきが早くて起きるのも遅い。
LINEには、"この前は楽しかった!また行こうね。愛してる❤️"と書かれていた。
息が止まる感覚がした。
『は、、』
"ミカちゃん、今日もありがとう。ミカちゃんのテク、うちの嫁よりすごい。"
"え〜ホント?嬉しい。ゆいとさん、早く私のとこに来て。寂しいよ❤️"
私は2人の気持ちの悪いやりとりを冷静にカメラロールに収め、何事もなかったようにスマホを戻した。
やっぱり。
貴方は私のことはもう嫌いなのね。
でも相手を間違った。
必ず、貴方を後悔させてやるからね。
______________________
『ねぇ、ゆいと。起きて。』
『んぁ、、?何だよ寝てたのに、、』
今の状況もわからないなんて、なんて馬鹿で愛おしい。
暗く閉ざされた部屋。
遮光カーテンを窓が埋め尽くし、床や壁にはブルーシートがかけられている。
『今、どういう状況かわかる?』
愛しい貴方の頬に手を滑らせ、後ろから優しく抱きしめる。
『っは、、?何で俺、縛られっ』
貴方が動くたび、ギチギチと動く椅子と縄。
ああ、縄が腕に食い込んで痛そうね。
『この写真の人、だぁれ?』
暴れ回る彼の前に、何枚も撮った写真を見せる。
彼と彼女が一緒に高級ホテルに入っていく写真、彼と彼女が仲良く手を繋いでる写真、彼と彼女がレストランでキスをしている写真。
『な、んで、、これを、、』
『フフ、、すごいでしょ?私のコレクション。歴代の彼氏の浮気現場をまとめたファイルもあるの。あ、彼女の方ももちろんあるよ。見たい?』
彼の顔は顔面蒼白。
私は乾いた笑いが止まらなかった。
だって、今度の彼は違うかもって思えたの。
今までずっと同じだった。
何度も不倫されて、その度に一方的に別れを告げ
て。
『あーあ、私の理想じゃないじゃない。』
私は手持ちノコギリを持ち、全裸の彼の下半身を見つめる。
『や、やめろ、、やめてくれ、、謝るから、』
『あーあー、もう遅いよ。うるさい。』
そのまま私は彼の男性器を扱いた。
こんな危機的状況なのに、彼の男性器は面白いくらいに起立した。
『体は正直ね。』
そしてそのままそれをノコギリの刃にかけた。
『やめっやめっ、、』
ゴシュゴシュゴシュ
『あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!』
また、私は彼に一方的な別れを告げた。
___________
『んー、、所有者しか開けないLINEを開発したら、不倫減るかな?フフッ、、そんな夢見事、叶わないか。』
ぽちゃん
私は橋の上から彼のスマホを捨てて、ピンヒールの音を響かせながら新しい彼を探し始めた。
『次は、一方的にならないような、彼がいいな。』
開けないLINE、欲しいなぁ。
ティロリン♪
今日もラインの着信音がなる。だが、俺は携帯を開かない。見てしまえば、俺の人生が終わる気がする。
今日も彼女から、おびただしい数の呪いの言葉が送られてくる。
『開けないLINE』
つかない既読をずっと待っている私
つまりそれが 答えなのに
【開けないLINE】
きみから発せられる言葉以外興味ないの
2024-09-01
誰かとコミュニケーションとりたくて
いざ始まるとどう反応して返したらいいか分からなくて
考えて考えてやっと編み出した言葉を送る
送った言葉への返事は待ち遠しいけれど
いざ返事の返事をする段になるとまた困ってしまう
言葉を編み出す楽しくも苦しいあの時間が
またやってきてしまうから
送信するまで勇気を振り絞るあの時間が
またやってきてしまうから
未読のままの開けられないLINEが増えていく
*開けないLINE**
開けないLINE
ある日、吉原は恋人からの返信を待っていた。しかし彼女が眠りにつく頃になっても恋人からの返信は無かった。少し不満に思ったがそんな日もあるだろうと12時を迎える前に眠った。
次の日の朝、彼女は寝坊してしまった。前日にいつもより早い時間に寝てしまうと起こる現象である。彼女は最低限の身支度を整えて急いで学校に向かった。信号の待ち時間にスマホを見た。が、恋人からの返信はまだだった。こんなに遅いのは初めてだった。追いLINEしようか迷ったが、しつこいやつだと思われたくないからという理由でやめた。代わりに次に自分が返信する時は遅らせてやろうと決めた。
学校にはギリギリ間に合った。朝のHRが終わり、彼女は友達に恋人の返信が遅いことを愚痴った。だが、惚気話ということで終わった。その後はそれぞれの容姿について言い合った。今日は寝坊してしまったため、最低限の姿なのだとしっかり弁明した。友達は逆に早く起きれたため、いつもよりビジュが良かった。
彼女は睡魔に負け続けやっと最後の授業が終わった。なのに恋人からの返信はなかった。どうして?とさすがに思ったけど、友達に話しかけられたからスマホは閉じた。その友達と一緒にカフェに行くことになった。他愛のない会話をした。夕暮れのちょうどいい時間に解散した。
LINEを待っている時間がもう少しで24時間経とうとしていたときである。音楽を聞いているときに通知音が鳴った。返信を待っているときの通知音はすぐに反応してしまうのがあるあるだろう。そうしてやっときたLINEに、彼女は今まで感じたことのない嬉しさを感じた。初めてだった。焦らされたLINEはこんなにも嬉しいものなのかと言うほどだった。これは、恋人にも感じて欲しい気持ちだと彼女は返信を遅らせることにした。だからLINEは明日まで開けない。