『開けないLINE』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
××開けないLINE××
心がしんどい時
LINEを開くのが
苦痛
通知音が鳴るだけで
憂鬱
🍀開けないLINE
LINEのアイコンに赤丸数字がつく。
開いて確認しようにも電波の問題か
新しいトークはない。
何度再起動してもなかなか通知が来ない。
しかし赤丸数字はついたまま。
誰からだろう。
誰からだろう。
期待が膨らむ。
そしてついに
現れる。
……ただの公式からだった……
くそったれが。
LINE特有の通知音が響いた。
画面を見ると君からで 胸が高鳴り開いてしまう
今なにしてた? とか 暇だよ〜 とかそんな
他愛もないなんてことの無い会話でも、私の胸の鼓動は煩くなる
そんな会話を暫く続けていた時だ急に君から返信が来なくなって
寝たのかな?と思った数分後 また通知が届いた
[好きな人っている?]
息を飲んでしまう。 これは、どう言う意味で送ってきたのだろう。
なんで? どうして? とも送る雰囲気じゃなくて、
数分の既読の後私はこう送った。
[君が好き]
送ってしまった送ってしまった。
文字で打つのは簡単だけど、送るのに凄く凄く緊張してまった。
送ったまま画面を眺めていると私の返事に既読がついた
そのまま返信が来るのを待ってればいいのに私は画面を消してしまう。
あぁ、怖い、怖い、ドキドキする。
先程より大きく高鳴る心臓 高鳴りすぎて胸が痛い。
また、LINEの通知音が響く。
LINEは開かず通知だけ横目で見ると
[僕も君が好き]
と文字が見えた。 あぁ、どうしようなんて返そう。
このまま気付かないふりして寝てしまおうかなんて、その現実から逃げるような事を考えてしまう。
頬が熱い。 明日君にどんな顔をして会えばいいのだろう。
君からの返事を返す言葉も思いつけない。
あぁ、今日はもうLINEは開けないかもしれない。
ぴろんっとLINEの音がした。
好きだから、早くLINEをしたいし、既読をつけたい。
でも、あんまり早いとストーカーみたい…?
むむむむ…っとスマホとしばらくにらめっこしていた。
ぷるぷると手が震え、勢いでぽちっと開いてしまった。
「あ、」
ポカンとした顔でメッセージをぼーっと読む私がいた。
開けないL INE
あなたからの
大切なメッセージ…
ドキドキして
開けないの
きっと
見てしまったら
…
もう
次のステージに
進むのだから
怖くて
見れないの…
でも
あなたと一緒なら
こわくない
大丈夫…
あなたがいるのだから
君からの通知が来た
僕は君からの返事を楽しみにしていた
でも心の奥底で期待して、怖がって、
見たくないって気持ちがあった
でもやっぱり見たかった
だからその思いのままLINEを開いた
下にあるトークのカテゴリーで
1と出ていた でもそれを見た僕は
返信が怖くて見れなくなった
「やっぱり見たくないな」
とつぶやき
君からの返信から逃げ
静かに雨の音に
包まれながらLINEを閉じた
もう開けなくても
貴方との思い出を
忘れることができるから
いいよね。
開けないLINE
「非対応端末です」
……終わりにしたくなくて。
『開けないLINE』
繋がらない
いつかは離れるから
繋がってしまうのが怖い
始まって終わる
そうなりたくない
だから
繋がらない
なんで俺は、女なんですか?
こんなことを思う、俺は、おかしいみたいです
笑われる運命みたいです
貶される運命みたいです
俺は、おんなみたいです
男じゃないみたいです
性指向も気が合う人も皆男性なのに
俺は、オトコジャナイミタイデス
コンナオレハフツウジャナイミタイデス
スカートナンテハキタクナイ
コンナカラダミタクナイ
サワリタクモナイ
カワイイナンテイワナイデ
ナナミチャンナンテイワナイデ
オンナノコラシクナンテイワナイデ
ソンナメデオレヲミナイデ
コンナコデゴメンナサイ
ネガティブデゴメンナサイ
モウガマンノゲンカイデス
ジョシトイレナンテハイリタクナイ
ジブンノコトヲジョシトナノリタクナイ
ジョシコウイシツナンテハイリタクナイ
ジョシノセイフクナンカキタクナイ
ジョソウ←コレヲイツマデヤレバイインデスカ
モウツカレタヨ
ホントウハ
ダンシノハナシニマザリタイ
ダンシトアソビタイ
オレナニモワルイコトシテナイ
ソレトモオレノソンザイジタイアクダッテワルモノダッテイイタイノ?
ネクタイガイイ
フリフリノフクナンテキタクナイ
ジョセイノフクナンテキタクナイ
モウヤダ
モウツカレタ
ホントノオレハコンナンジャナイ
ホントノオレハオンナジャナイ
イキテテゴメンナサイ
カラダトココロギャクデゴメンナサイ
ハヤクオトコニ、ホントノセイベツニナリタイ
ハヤク、ホントウノイチニンショウニシタイ
モッテルフクト下着モダンセイモノニシタイ
開けないLINE
傷つくのが怖い
前は返信して
掛け合いもできていたのに
今はもう一言の返信すら
難しくなっている自分がいる
文面の筈なのに
相手の声で脳内に響く
こんなにも開けないLINEが
増えると分かっていたら
LINE交換なんてしていなかったのに
長押しして未読のフリ
わざと返さない
君との会話が終わらないように
気づいても開けない2時間目
返さないけど何度も見直す
気づくわけもない
勝負にすらならない
僕なりの
僕だけの
君への小さな対抗心
今日も開けないLINE
インスタのDMで返したい
なるべく
しっぱい
しないように…
「めんどくさい」
そう思われるのが怖くて開けないLINE。
滑稽だな、強く在れないまま。
“開けないLINE”
「ねぇ、起きてる?」
その一言を送りたいだけなのに
迷惑かな、寝てるかな、ウザがられないかな
…なんて考えてしまって
結局、なにもしないまま
開けないLINE
LINE開けないのは
通知の部分を
妄想するのが楽しいかも。
LINE交換したら
本当に毎日
夢中になっちゃうだろうなぁ。
君の言葉の裏を読むのが怖くて
開けないままになっている
開かなくては
読まなければ
ここに立ち尽くすしかないと
僕の恋心が行き場をなくすと
わかっている…のに。
#開けないLINE