『開けないLINE』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ぴろんっとLINEの音がした。
好きだから、早くLINEをしたいし、既読をつけたい。
でも、あんまり早いとストーカーみたい…?
むむむむ…っとスマホとしばらくにらめっこしていた。
ぷるぷると手が震え、勢いでぽちっと開いてしまった。
「あ、」
ポカンとした顔でメッセージをぼーっと読む私がいた。
開けないL INE
あなたからの
大切なメッセージ…
ドキドキして
開けないの
きっと
見てしまったら
…
もう
次のステージに
進むのだから
怖くて
見れないの…
でも
あなたと一緒なら
こわくない
大丈夫…
あなたがいるのだから
君からの通知が来た
僕は君からの返事を楽しみにしていた
でも心の奥底で期待して、怖がって、
見たくないって気持ちがあった
でもやっぱり見たかった
だからその思いのままLINEを開いた
下にあるトークのカテゴリーで
1と出ていた でもそれを見た僕は
返信が怖くて見れなくなった
「やっぱり見たくないな」
とつぶやき
君からの返信から逃げ
静かに雨の音に
包まれながらLINEを閉じた
もう開けなくても
貴方との思い出を
忘れることができるから
いいよね。
開けないLINE
「非対応端末です」
……終わりにしたくなくて。
『開けないLINE』
繋がらない
いつかは離れるから
繋がってしまうのが怖い
始まって終わる
そうなりたくない
だから
繋がらない
なんで俺は、女なんですか?
こんなことを思う、俺は、おかしいみたいです
笑われる運命みたいです
貶される運命みたいです
俺は、おんなみたいです
男じゃないみたいです
性指向も気が合う人も皆男性なのに
俺は、オトコジャナイミタイデス
コンナオレハフツウジャナイミタイデス
スカートナンテハキタクナイ
コンナカラダミタクナイ
サワリタクモナイ
カワイイナンテイワナイデ
ナナミチャンナンテイワナイデ
オンナノコラシクナンテイワナイデ
ソンナメデオレヲミナイデ
コンナコデゴメンナサイ
ネガティブデゴメンナサイ
モウガマンノゲンカイデス
ジョシトイレナンテハイリタクナイ
ジブンノコトヲジョシトナノリタクナイ
ジョシコウイシツナンテハイリタクナイ
ジョシノセイフクナンカキタクナイ
ジョソウ←コレヲイツマデヤレバイインデスカ
モウツカレタヨ
ホントウハ
ダンシノハナシニマザリタイ
ダンシトアソビタイ
オレナニモワルイコトシテナイ
ソレトモオレノソンザイジタイアクダッテワルモノダッテイイタイノ?
ネクタイガイイ
フリフリノフクナンテキタクナイ
ジョセイノフクナンテキタクナイ
モウヤダ
モウツカレタ
ホントノオレハコンナンジャナイ
ホントノオレハオンナジャナイ
イキテテゴメンナサイ
カラダトココロギャクデゴメンナサイ
ハヤクオトコニ、ホントノセイベツニナリタイ
ハヤク、ホントウノイチニンショウニシタイ
モッテルフクト下着モダンセイモノニシタイ
開けないLINE
傷つくのが怖い
前は返信して
掛け合いもできていたのに
今はもう一言の返信すら
難しくなっている自分がいる
文面の筈なのに
相手の声で脳内に響く
こんなにも開けないLINEが
増えると分かっていたら
LINE交換なんてしていなかったのに
長押しして未読のフリ
わざと返さない
君との会話が終わらないように
気づいても開けない2時間目
返さないけど何度も見直す
気づくわけもない
勝負にすらならない
僕なりの
僕だけの
君への小さな対抗心
今日も開けないLINE
インスタのDMで返したい
なるべく
しっぱい
しないように…
「めんどくさい」
そう思われるのが怖くて開けないLINE。
滑稽だな、強く在れないまま。
“開けないLINE”
「ねぇ、起きてる?」
その一言を送りたいだけなのに
迷惑かな、寝てるかな、ウザがられないかな
…なんて考えてしまって
結局、なにもしないまま
開けないLINE
LINE開けないのは
通知の部分を
妄想するのが楽しいかも。
LINE交換したら
本当に毎日
夢中になっちゃうだろうなぁ。
君の言葉の裏を読むのが怖くて
開けないままになっている
開かなくては
読まなければ
ここに立ち尽くすしかないと
僕の恋心が行き場をなくすと
わかっている…のに。
#開けないLINE
開けないLINE…
だってこんな事言われたら開けるわけないよ。
この2文字はずっと私が心から待っていた言葉。
でも、、
やっと同じ気持ちになれて嬉しいはずなのに、
すぐに返事をしたい、だけど…どこかで迷っている。
他人の目を気にして
他人の意見を気にして生きるのは
もうやめないか?
綺麗事に聞こえるかもしれない
けどよ
そんなお前が1番イケてるぜ
匠塾
辛すぎて
悲しすぎて
残酷すぎて
開けないLINE
もう
たぶんずっと
開かないLINE
開けないLINE