『鏡』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
テーマ:鏡 #278
鏡の中には左右対称の
全く同じの世界が広がっている。
人間も建物も
でも鏡には映せない物がある。
それは見えない場所だ。
思考や意見
自分にしかない個性だ。
それは唯一無二で
鏡には映せない。
鏡の向こうの自分に微笑む。
鏡に映る自分は
今何を考えて自分に笑いかけているのか
誰にもわからないのだ。
大したことじゃないんだけどさ、1個だけ自慢があるんだ。
俺、鏡の自分とあっち向いてホイして、勝ったことがあるんだよ。
1回だけだけどな。
鏡
鏡の向こうのキミは
いつだって自信がなさそうにうつむいている
ボクはキミのことがキライだ
お世辞にもカワイイと言い難い顔
なのに
ボクは毎日キミの顔を見る
カワイクない。自信がない。好きじゃない。
ボクが辛いときは
キミも辛い顔をする
それがまた、たまらなく嫌で
キミを壊したくて力いっぱい鏡を殴りつけた
髪の毛跳ねてないかなあ
歯も磨き残しはないかなあ
服はこれで可笑しくないかなあ
毎朝鏡でチェックしてるけど
笑顔のチェックはしてないなあ
昔はよくしてたのになあ
笑えない朝もあるけれど
明日は鏡の前で笑ってみよう
鏡
女性なら、鏡は日に何度も見るでしょう。
ところがわたしときたら、朝の洗顔歯磨き、入浴時、夜の歯磨きが鏡を見る時。
ずぼらなのは、もう一生変わらないでしょう。
自分の見た目に、興味の無い人もいるんですよね。
鏡に映る私は様々な姿で写る
オシャレな私
疲れた顔の私
嬉しそうな私
悲しそうな私
どれも自分自身だ
鏡に映った私は今日もうんざりするほど私だった。
出来れば見たくない、こんなものは。
例えるならそう、美麗なキャラクターと遊べるゲームを楽しくやっていた時。ゲーム内の少年あるいは少女とデートしたり、成年向けであればまぐわいの、セクシーシーンからの場面転換。
画面が暗転した瞬間に映る、自分のどうしようもなくだらしのない顔を見たときのような。そんな感覚を毎日味わう。
鏡にはすべてを現実に戻す力がある。
この世の鏡はすべてがラーの鏡なのだ。
まったくうんざりする。
内省の象徴だ。
鏡は人の見た目も
人の本心も
映す。
どんなときも
美しくありたいものね。
いつだって隣り合わせ。
気づいたらそこにある、半身に近い存在。
でも、認めたくないんだ。
それが自分を写したものであることを。
自分の内にある醜さを。
知りたくなかった劣等感を写し出すものだから。
”鏡”はいつだって隣にある。
例えば自分の隣にいる、その人がそうかもしれないんだから。
鏡
俺は鏡が1番嫌いだった。
だって嫌いな自分が映し出されるのだから。
でも今は少し鏡が好きになった。
髪も切って、服装も変えて、自分が少し好きになれたから。
鏡
「鏡よ鏡。この世で一番幸せな女の子はだーれ?」
「何を一人で鏡に向かって言っているんです?」
私が部屋で鏡に向かって喋っていると、彼が部屋に入ってきてそう言った。
「別にいいじゃない!聞いてみたかったんだから!」
「普通の鏡は何も答えてくれませんよ。・・・そうですね、代わりに僕が答えてあげます」
そう言って彼は私が持っていた鏡の裏に回り
ー僕を覗いてごらんなさい。
と言った。ひょこっと顔を出して、イタズラするように
「まぁ、僕が側についていてですがね」
とおまけのように言って。
・・・ーーーっ!?
鏡
鏡を見ていると、
ときどきふと思う。
果たして、私たちが見ているこの景色は
本当なのだろうか?
鏡に映るものが全て真実と思う。
自分の目で映す周りの景色がそのままなのだから。
しかし、風と思う。
鏡にはいくつかの種類がある。
屈折しているもの、
見ている風景を拡大したり、縮小したりするもの、
幻影、映すものを一つ以上見せるものと…
なら、いつもしているこの風景が正しいと
果たして言えるのだろうか?
鏡合わせの世界と言われるように、
裏と表があるように、
見ている風景が人それぞれ違うように、
この鏡が映す「世界」は、全て等しく同じなのだろうか?
私にとっての鏡。それは、時に自信をくれるアイテム。女の子には必須のアイテムだ。前髪を直す時もメイクをする時も身だしなみを整える時も手鏡やコンパクトミラーなどを使い分けている。
鏡は自分の姿を映す。それは、コンプレックスである外見、現実を遠慮なく映す鏡。だから、時に自信をくれるアイテム。
この世界から鏡が無くなってしまえば、どうなるのだろう。
お題 鏡
【鏡】
僕は去年笑えなくなった。
ゲームをしても、漫画を読んでも、友達と遊んでも。
そんな僕を受け入れてくれたただ1人の親友。
親友だけが寄り添ってくれた。
そして僕は笑えるようになった。
でも親友は笑えなくなった。
僕に寄り添ってくれてるうちに疲れて笑えなくなってしまったらしい。
今度は僕が笑わせる番だ。
『毎日鏡の前で笑って自分の笑ってる顔を見てみて。
運が良くなるらしいから。』
僕は運が良くなるにつれ笑ってくれると思った。
『………わかったやってみる』
よかった。
一年後にはもう親友は僕と笑ってくれた。
前よりもずっと楽しそうに。
鏡
白雪姫に登場する魔法の鏡
鏡の国のアリス
合わせ鏡
泉鏡花
鏡は古来には銅鏡が贈答されるなど、強い神秘性が備わっている。
単に見た者の姿を対称の像として映し出す物である以上に、見た者と異なる像が結ばれると物語が生まれるようだ。
いや実際には、そんなこと、あり得ないんだけども。
現実を真実を実像を、おべっかも誇張もなく、ただ無作法に叩きつけてくる。キズや凹みでも無ければ、鏡はこれっぽっちも嘘をつかない。
鏡を覗き込む目的は、自分の姿が見たいからだ。
そこに、どんな意味を持たせるかは、映る自分自身のみぞ知る。
あなたは、どんなふうに形容するだろう。
鏡。1日に何回見るだろう。
化粧をしているとき。髪をセットしているとき。
昔に買ったドレッサーを今も使っている。
長く使っているものだ。手鏡も持っている。
男女ともに必需品だな。身だしなみは、大切だもんね。
「鏡」
あの山の上にね
湖があるんだ
風がない時には
空を映し出してね
それを見ていると
心が静かになるんだ
〜鏡〜
自然の中で過ごすのは
良いと聞いてるけれど
山に登った時に
山と繋がる感じがしたんだ
映像では感じられなかった
その感覚
そういうのを大切にしたい
み
ず
か
ら
よ
り
出
で
今 て
日 み
ず
山 か
が ら
死 へ
ぬ 呑
ま
れ
ゆ
く
湖
面
の
ふ
る
え
鏡
母が若い時に使っていた、赤い鏡台を譲ってもらった。
まだまだ使える可愛らしい鏡台。嬉しくて、毎日そこで化粧をする。
なんだか、可愛くなれそうな気がして。
ふふっと笑みがつい溢れる。なんだか大人になったようだ。
赤い鏡台を大事に大事に使ってきた母の気持ちがわかる。
置いておくだけでも可愛いし、眺めていたい。
手鏡や起き鏡もいいけども、やっぱりこの鏡台が1番だ。
家のお隣さんが野良猫に餌をやったり
寝床を提供したり外猫みたいにしてた。
ウチの庭で粗相したりしていたり
ウチの前に餌入れであろう納豆の空きパックが散らばってたり
猫を見る度イライラしていたのだけど
ある日、次男が
3匹の猫に勝手に名前をつけた。
ネーミングセンスがかなり面白くて楽しくて
そこから猫たちを見てもイライラしなくなり
なんなら可愛く思えてきて
昨日なんかは姿を見かけず心配までしてしまった。
次男はかなり問題児で
勉強も全く出来ないし嫌いだし
中3のこの夏に偏差値38とかをたたき出す子なんだけど
とにかく生きていく力がみなぎっていて
周りの人に恵まれているし
簡単なことで愛着は湧くということ
ポジティブ変換の大切さ
そんなことを気づかせてくれる存在で
子は親の鏡とか言うけど
いやいや違う…すごい子ですよほんと。