『部屋の片隅で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
部屋の片隅。
それは私にとって大切な場所。
一般的にはあまり好印象を抱かれないと思う。
でも、私はそうじゃない。
壁にもたれて本を読んだあの日、
あなたからの返信を心待ちにしたあの日、
明日は何を話そうかって甘酸っぱい気分だったあの日。
なかなか話せなくて落ち込んだあの日、
馬鹿にされて悔しくて泣いたあの日、
泣き疲れてそのまま眠ってしまったあの日。
ぜんぶ、部屋の片隅での思い出なのだ。
こんなにたくさんの経験をした場所なんて、
そうそうないんじゃなかろうか。
だから、私がいちばん成長した場所、
それもこの部屋の片隅になるのだ。
1番成長出来た場所、それは
私の大切なこのすみっこだ。
部屋の片隅で、何度声を殺して泣いたことか。
部屋の片隅で
ぐるぐるぐるぐる
考えて考えて
でも結局
見つからなかった答え
あなたに会いたい
ただそれだけだったのに
なぜか要らぬ事を考えてしまう
部屋の片隅で体育座りしてさ
空から見たらきっと虚しいよ
縮こまった生活を
伸ばしてゆきたい
信じて先へ
部屋の片隅で
知らねえ女がが座り込んでんだよな。誰だよあいつ。
あ、俺の家じゃねぇわここ。ってことはあいつは、、
だから怯えてんのね。
部屋の片隅で
ふと考える
私はなんのために生まれてきたの
誰のために生まれてきたの
部屋の片隅で、
机とベッドと本とかばんと。
"わたし"のものが目に入って
「わたし」を知る。
部屋の片隅で、向こうのあかるい方を見る。
僕にはひかりが当たらないけど、いつかはみんなから可愛がられるようになりたいな。
部屋の片隅で、僕は孤高の時間を楽しむ。
部屋の片隅で
ホコリを被っていたあなたとの思い出
そっと手に取り
そっと埃をホコリを払い
優しく見つめて
優しくキスをした
「部屋の片隅で」
迎えに来てくれるのを待ちわびる
部屋の片隅で