『逆光』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
更新できてなくて泣ける。
逆光?最近友達と写真撮ること多いから逆光するのはたまにやめてくれぇぇと思います。
夕陽に焦がされる白い頬
おまえは嵌め殺しの窓を眺め
物憂げに机の木目を指で辿る
点と点を繋いだその時
はっとして椅子を引いた
気がついた時にはもうおしまいだった
珈琲を飲めない青白い顔の女
磨りガラス越しに心臓を叩いた
その音がおまえを呼び起こしたのだ
穢れた誘惑
『写真撮ろ?』
「俺撮ろうか!」
『「ハイチーズ!!」』
『ねえ、逆光ひどい笑』
「ほんとだ笑 でもシルエットかっこいいじゃん」
「逆光」
その日は気持ちも暗くどんよりしていた、だからカメラにも映る気なかったから友人たちが取ってる間にすみでトコトコと歩いていた、
考え事してるとパシャと音がしたからそちらに目をやるとニヤッとわらっていた
とても綺麗に写ってるよと見せられた写真は
僕と背景と美しい逆光があった、それに見入ってると友人は一言言ってくれた
僕達は逆光のように後ろから応援して支えてあげることはできるんだよと
その友人の笑った顔は逆光のように美しかった
【逆光】
毎日、あなたの事を考える。
きっと僕はもう戻れない。
あなたが居ないから、こんなに辛くて、悲しくて。
僕もすぐいきますから。
部屋を綺麗にしていこうと片付けていたら、ふと棚に仕舞いこんでいたカメラが目に入る。
あの、カメラは。
あなたに進められて初めて買ったカメラだ。
使ったのは1度だけだったか。
あなたと出掛けたときに1枚撮ったんだったっけ。
そういえば、写真を確認していないかもしれない。
気になってしまったので、片付けを中断しカメラに手を伸ばす。
電源を入れ中を覗き込む。
そこには、あなたの姿があった。
思わず涙が滲んだ。
カメラの画面に映るあなたの姿は、逆光で黒くなっており、表情があまり見えなかった。
あの時、もっとしっかり撮っていたら良かった。
あなたに撮り方を教わってでも撮っておくべきだった。
逆光で、黒くなってしまったあなたを見つめながら思う。
「今、行きますね。」
「、待ってて、ください」
るあ
夕日の太陽が世界を黒く染める
夕焼け空だけが色を持っている
まるで空が地上の色を奪ってしまったように…
逆光は世界をきれいに見せる技だと思う。
だからこそ逆光が一番現れる夕焼けを
好きになる人が多いのではないでしょうか、、、
お題 逆光
こんな夢を見た。
自分は女だった。
時間は夜の八時か十時か、とにかく夜だった。
空には満月が昇っていてその光に気圧された星たちは見えない。
自分は心も体もくたびれていた。
それなのにタイヤでえぐられた山道を歩いていた。
不思議なことにその山道に屋台が並んでいる。
自分の砂利を踏み締める音以外に生きていると感じさせるものはなかった。
もちろん木もある。だが、風が吹いてないこともあって生気を感じなかった。
屋台が並んでいるのに客はいない。
自分の他に歩いている人はいない。
たった一人のために開いてくれたお祭りである気がして、少し頬を緩ませる。
ただの偶然に過ぎないかもしれないけれど、嬉しかった。
自分のために何かをしてくれた人は、どこにもいなかったからだ。
右側には、鬱蒼と茂る森が広がっている。
赤い提灯は、屋台の屋根に沿って点々と並んでいる。
ぼんやりと淡く光る様子は、自分の心を示しているようだった。
たこ焼きや射的といった、馴染みの食べ物や遊びがあった中、りんご飴を見つけた。
幼い頃に一度食べたきり。
まだ、両親が生きていた頃のことだ。
ねだってねだって、やっと買ってもらえた記憶がある。
でも、どんな味だったか忘れてしまった。
久しぶりに食べてみようか。
「すみません。りんご飴ひとつくださいな」
客はいないがもちろん店番はいる。
ただ、おかしなことにどこの人も揃いの白いお面を被っている。息をするための穴も空いていない、のっぺらぼうのようなお面を。
そして、人間というにはどこか違う身体つきだ。
全体的に丸くて、身長も低い。
部位の分かれ目が特にない。
あぁ、子供のころ描いていた絵といえば良いだろうか。現実の人とは全然違っても、描けたことに満足していた頃の絵。
もう、あんな絵は描けないな。何も知らなかった頃の純粋な絵は描けない。
マスコットキャラクターみたいだなぁ。
それよりも、りんご飴りんご飴!
「お代はいくらですか?」
飴を受け取りながら聞く。
フルフルと首を左右に振られる。
お金いらないの?いいのかな。
「ありがとね」
手を振ったら、なんと振り替えしてくれた。可愛い。そしてまた歩き出す。
ん、甘酸っぱい。おいしい。こんな味だったか。また、食べたいな。
十メートルほど先で提灯の光がなくなっている。
そこに何かがあるように思えてならない。早く見つけないといけないものがある気がしてならない。
自然と足が進む。
屋台のないスペースに何があったかというと、石畳だ。
その石畳の両脇に一定の幅で提灯が置かれていて、足元は明るい。
進んでいくとだんだん灯りが灯るようになっているらしく、わくわくした。
少し歩いてから思い出したが、屋台の裏は崖だったのだ。つまり、今自分がいる場所も本来なら崖の上、もしくは空中である。
変わったこともあるもんだな、と大して気にせずにいた。遠近感が崩壊しているのか、さっきまで十メートルくらい道があったはずなのに突然消えた。
代わりに真っ黒な円が現れる。
何も見えないけれど確実にこの奥には何かがある。
どうしよう。いくか、いかないか。
その時、初めて風が吹いた。
優しくて力強い勇気の出る風だった。
理由はそれだけで十分だった。
仕事も友人関係も両親が死んで、引き取られた後の形だけの家族という存在もつかれた。捨てて後悔するものはない。
それなら、いってやろうじゃん。
『こっちへおいで。楽しいことがいっぱいあるよ』
可愛い声が頭の中に声をかけてきた。その声でなんだかワクワクしてきて。
向かって吹いてくる風に背中を押され、足を踏み出した。
テーマ/逆光
あれは小学4年生の頃のことだったと思う。
私は小学校へ入学したときから毎週日曜日には油絵教室に通っていた。その油絵教室の課題で、その題材を探すために近所の大きな白山公園までカメラを持って出掛けていたときだ。
私は公園の中央にある瓢箪池に架かる木の橋を渡っていた。その橋は藤棚になっていて、ちょうど藤の花が枝垂れて咲いていた。
橋の床板に落ちた木洩れ日の中を熊蜂の影が行き交っていて、半分遊び感覚でそれをうまく写真に撮れないかなあとしゃがみ込んで考えあぐねていた。今のようにデジタルではないから安易に試し撮りなんてできないし、そもそもその年代では試し撮りという考えさえ持ってはいなかった。
母方の祖父から譲り受けたRollei35sというフィルムカメラにも四角い窓で照度計の針を確認することはできたけれど、光のコントラストが強すぎるとその照度計もブレができるため、カメラ屋さんのアドバイスで単体の入射光式の露出計を携帯して適正露出・絞りを設定して撮影するようにしていた。かれこれ2年近く、そんな写真の撮り方をしていたので煩わしさみたいなものを感じることはなかった。
その露出計を木洩れ日の揺れる床板に直置きにして適正露出を測っていたときだった。
「やあ少年。お前さんは一体何をしてるんだ?」
と声を掛けられた。興味津々といった感じの踊るような調子のオジサンの声。
お遊びでとは思いながらも撮影することには真剣だったので、〝ジャマすんなよオッサン、ウルさいなあ〟と心の中で吐いたのだけれど、気持ちを抑えるという自己制御はできるようになっていた。
私は笑顔を作って声のほうへ見上げるように顔を上げた。藤棚の房のあいだからチラチラと漏れてくる直射日光のせいで、声を掛けてきたその人の顔の表情がよく見えない。笑っているのか?しかめっ面しているのか?
とりあえず、
「藤の花の揺れている影と熊蜂の影を一緒に写真に撮りたくて、この床に映る光の強さを測ってました」
するとそのオジサンがまた話し掛けてきた。
「お前さんみたいなまだ小さな小学生がそんな高度な写真の撮り方をするなんてね。そこまでする必要あるのかい?」
正直、バカにされたと思った。だから、
「ボクは絵の教室に通っていて油絵を専門に描いています。その題材選びのために、自分が描きたいと思ったものの正確な光の表現が欲しくて写真を撮っているだけです。油絵にとって正確な光と影の濃淡が必要だからやってることです。いけませんか?……それとも、通るのが邪魔なんだったら邪魔だということを伝えてくれたらいいことなんじゃないんですか?」
そしたら、そのオジサンは笑いながら
「お前さん、ものをハッキリと言える子だなあ。それとも怒らせてしまったかな?素直な反応というか、可愛くないというか、まだまだ可愛い男の子だ。お前さんがもう少しオトナになったら、私のやっている写真教室に来てみるといい。お前さんのやっている油絵と同じくらいに写真も楽しいものだから。撮影の邪魔をして悪かったね」
本気で言ったのかどうか分からない。
ただ、そう言っているとき、逆光の中でそのオジサンはニッコリ微笑んでいるように思えた。
この世界に光があるのなら。
もし、仮にそうであるなら私は間違いなく光
のある場所にはいない。辺りが明るいのだから
気づくわけがない、とかそういう話ではなく
て。
光のある方向など、見たくもない。まやかし
で子供騙しな希望など、必要ない。
それになにより、才能をたんまり持つ生き物
が、逆光に照らされて私を見下ろしているだろ
うから。
* #逆光 No.13
夕暮れ時の空の下
浜辺ではしゃぐ君の写真を撮る
シルエットの君は裸足で踊り
これからはじまる夜の闇に無邪気に抗う
【逆光 】
逆光
やなことばかり、山あり谷あり、平坦じゃないけど、逆光に立ち向かっていけば、絶対に乗り越えられるはず。明日も頑張ろう。
逆光
進みたい先の明るさをまっすぐに見つめると
あまりに眩しすぎて直視できないことがある
少し遠回りしたり、後ろを向いて逆光に向かって歩を進めてみることもある
時としてそのほうが本当にたどり着きたい先が見えやすかったりするから不思議だ
そんな風に回り道する言い訳を考えてみたくなるほど、私はまっすぐには進めてない
でもおかげで寄り道した先で見えた景色や体験できたこと、会えた人もある
後ろを振り返って自らの足跡から自身を取り戻すことも
そう考えると回り道も悪くないよね
逆光で顔がよく見えなかった、なんていう言い訳は通じないだろう。
覚悟を決めた一世一代の告白は、顔見知りの全く違う女性にしてしまった。
「えっと……よろしくお願いします」
狼狽える僕に、彼女は戸惑いながらも返事をする。
しかも、どうやら了承のようだ。
僕は告白が成功したことに喜べばいいのか、好きでもない女性と付き合うことに嘆けばいいのか、わからなかった。
これが今の妻との馴れ初めである。
ちなみに、妻には内緒だ。
「逆光」
逆光を利用して
見せたいものを わざと
光をまとったシルエットのように
見せる事で 被写体を
より引きたてる技法があるらしい
撮影の際の天敵も
発想や考え方を変える事で
味方に変える事が出来るという事だね
そう考えると
当たり前のような常識を
疑って見るのもいいかもね❢
何か新しい技法が生まれるかも😁
逆光
背中を押して、暗がりの中に飛び込む勇気を出させて。
知らないんでしょどうせ
光の部分だけ見て
つらいね
逆光で影の落ちた顔は、表情が全くわからない。わかるのは、相手がじいとこちらを見据えている事だけだった。
赤い日が、炎のように世界を照らす。それはいっそ終末のようで、安っぽい惨劇のようにさえ思えた。
「どうかしたのか」
気遣いの言葉も、どこか薄ら寒い。何と言うべきか、口を僅かに開いて、それから、小さく首を振った。
「そうか」
帰ろう。そう言われて、足が竦む。
焼けついた影ばかり、どこに帰ると云うのだろう。
逆光
俳句
逆
光
に
白
鷺
羽
を
広
げ
ゆ
く
季語 白鷺 しらさぎ
夏の季語
逆光チリチリ焼ける背どころか
けつに火付き ファニーな走り
必死までの鋭角増す 尖りとなり
うっかり踏んだ
大きな水たまりで立ち止まり
反射した街灯は揺れるもんで
ちいさな丸がピタッと胸にリンク
こんな自分ごと好きだ!!!
こんな夢を見た 逆光_26
僕は 君に対して
罪を犯したと言うのだろう。
取るものも取れない。
それは僕にとって一番辛かった。
目を閉じれば
君の横顔や背中が 青く浮ぶのだが
どうも手が届かない。
背景は眩しい白色だった。
君を縁取る青さが
これ以上は濃くなれないのだと悟った時
ついに君が僕の夢に訪れ始めた。
だから もう良いんだって思った。
僕はまず君と手を繋いだ。
何も話さない君にも 胸の高鳴りは増した。
僕は次に君にキスをした。
そして めちゃくちゃにしたんだ。
どうしようもなく 我慢できなかったから。
でも 抵抗しなかった君も悪い。
だって僕は
「嫌だったら殴っていいし何か示してくれ」
と言っておいた。
だが もう遅かったみたいだ。
死人に口なし とは言うが
死人に耳なし とは言わないじゃないか。
僕は 冷たく残る君のうなじに
二度目のキスをした。
そして
君が一番に輝けない世界が
二度と来ないように
部屋のカーテンを全て 閉めきった。