『誰もがみんな』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
誰もがみんな
いろんな人がいて
人間関係複雑だったり
誰ともいい関係でいることなんて無理だし
良い人と思えない人にも
いろんな人生があり
様々な職業に就き
それぞれ家族がいる
皆がいて成り立っている
誰もが必要な存在なんだ
誰もがみんな、自分を持っている。
誰もがみんな、人を知っている。
誰もがみんな、自分を知らない。
誰もがみんな、人を見ていない。
誰もがみんな、なんてあり得ない。
誰もがみんな、なんて当然である。
個はあり、個はない。
団はあり、団はない。
誰もがみんな、という基準は、
一体誰が作ったものだろうか。
常識とは非常識であり、デリカシーがなく、思いやりに溢れている。
誰もがみんな。
私は誰でもあり、みんなでもある。
あなたはみんなでもあり、誰でもあるのだ。
ふと思うことがある
流行りの音楽を聴いて、流行りのファッションを纏って
流行りの音源で流行りのダンスを踊ってSNSにあげて
流行りものをみんなと同じように消費してれば
幸せなんてすぐ手に取れたんじゃないかと
捻くれた考えなんて持つことなくて
目の前にある幸せを幸せと自覚できて
深く考えることもなく
目の前の幸せでできた恋人なんかに愛を伝える
そんな日々が送れたのかな
そんな夢見るかわいらしい自分がいる一方で
そんなつまらない人間なんぞなってやるもんかと
舌を出す自分もいる
そんな自分が嫌いではない
私、自分のことが好きじゃない
私が好き、じゃない私のこと、
好きになってくれる誰かがいたら、
もっと自分のこと、好きになれそうな気がする。
そんな私のことが、きっと好き。
#141「誰もがみんな」
「誰もがみんな」
誰もがみんな詩人で、ぼくだけが詩を書けない。
誰よりも言葉を探しているのに。
#誰もがみんな
「ずっと寝てたい」
みんな思ったことがあるだろう?
僕も何度も思ったさ。
寝てたら
何も考えなくていいし、
変に気を使うこともない。
夢の中の自分は勝手に言葉を発するし、
いい夢だってみれる。
だから僕はずっと寝てたい。
______たとえ
君の顔が見れなくても。
君の声が聞けなくなっても。
ずっと寝る。これは死んでることと変わらないんだよ。
分かってても、誰もがみんな一度は考える。
「誰もがみんな」 #274
顔も性格もよくて
成績優秀、運動もできちゃう優等生
おまけに友達思いだなんて
誰もがみんな、あの子のことが好き。
でも、ごめんね。
あの子は私のなの。
あの子が好きなのも私だけ。
...きっとね。
言葉って便利
共通言語だから思いが伝わる
言葉は呪い
共通言語だから言葉に縛られる
言語を介さず、思いを伝えたい
それを考え続けたい
と、言語化してみる
笑っていられることに感謝しろ
一度くらいは言われたことや聞いたことがある言葉ってあるでしょう?
あまりにも理想化された正論を騙った理不尽な言葉を。
「それが当たり前じゃない人がいるんだぞ」
それが何か?と思っていても返すことができない正論である。同情はしても会ったこともない人にどうしてそんなに自分の心身を削らなければいけないのか。決して冷たく突き離してるわけではなくて、余裕のない自分が他人の世話までできない、それだけのことなのだ。
なのに悪いことだと責められて罪悪感を植え付けてくる。理不尽以外の何物でもないでしょ。
「生きたくても生きられない人がいるのに」
だったら、あなたが命を分け与えられる発明でもしたらいいでしょう。何もないのに死にたいと思う生き物はいないのだから、その理由も理解しないまま責め立てるあなたは悪魔を名乗った方がいい。人の心を殺す悪魔としてその身勝手で理不尽な正義を振りかざせばいい。
誰かの痛みに理解も共感もできない正義なんていらないの。そうだよね、分からないよね。だったら黙って。
こうやって語る持論も、きっと誰かを傷つけて苦しませるのだろうね。だって正義も正しさもその人自身が夢見続けてきた理想の世界を表すものだから。
全員が笑ってせーので一歩を踏み出せることがどれだけ難しいか、誰かの笑顔の裏で踏み潰される痛みに耐える涙を流したことがあるか。美談と謳われるものに酔いしれることの幸福と醒めたときの絶望との差にあなたはどんな感想を抱くのだろう。
「笑って」
私にはそれがとても難しくて、すごく苦痛なんだよ。
その機械に映る私はどんな顔をしているのかな。
期待通り笑えていたら、いいな。
【題:誰もがみんな】
誰もがみんな
屹度みんな…私のことを嫌っているに違いない…優しいふりして、みんな距離をとってる…
分かってる、わたしは、誰からも忌み嫌われる存在だって事…誰にも受け入れられない事…
愛されたいって希っていても、それはわたしの独りよがり…醜いわたしなんて、誰も見向きもしない…
百億光年先も、ひとりぼっちで、忘れられた時の中で、誰かに愛される事を妄想するだけのわたし…
みんな違ってみんなカスだし、みんな違ってみんなキモイ
【誰もがみんな】
「誰もがみんな」
苦しいと思っている。
人生が。
生きる事が。
だから
誕生する事に。
修行しろってさ。
誰もがみんな前を向いて歩いているわけではない。
時に後ろ向きに歩く人もいる。
自分だってそうだ。
でも時々、振り返ってしまうことがある。
これでいいと思っているはずなのに、
自分が進まなかった方に、
逆向きに人が歩いて行く方に何があるのか
知りたくなってしまうんだ。
別に、そっちを向いたって良いことは何も無いのに。
題:誰もがみんな
「誰もがみんな」と
度々ことばにする
情報の波のなかの
「みんな」
よくよく聞くと
そんなに「みんな」でもない
人によって
TPOによって
違ってくる
「みんな」の量
考えすぎてるくらい考えて
気にしすぎるくらい気にして
それで疲れてるだけだよ
それを「嫌い」にしなくていいんだよ
吹雪の後貴方はそっと目を閉じる
不条理はみんな必ず揺り戻る
皆の制度悪用した落とし前
大事なものを失う結末
330
#誰もがみんな
「誰もがみんな」
誰もがみんな 、僕の悪口を言っていると思っていた。
本当は違った 。僕の幻聴だった。
心優しい人たちに会えて僕は幸せだった。
そう思いながら、僕は永遠の眠りについた。
誰もがみんなあなたのように高潔に生きられるわけじゃないんだ。
そう悲しげな顔をして呟いた青年を見て女は涙を流した。どうして?とただ問うばかりで、綺麗な白い御手を空に差し伸べるだけで。
なぁ、それが俺らには出来ないことなんだって貴女はきっと死んでも理解できないんだろうな。
【誰もがみんな】
生きているだけで、人というものは学習をするらしい。呼吸の仕方、話し方、歩き方、意思疎通……。他の人が感覚で覚えていくことを、僕は理解していかなくてはならなかった。
何をするにも考えてしまう。これは普通なのだろうか、これは他の人とは違うのだろうか、これは……。
「大丈夫?」
息が浅くなっていた所、心配した声が降ってきた。心隠したかった部分を覗かれてしまい、心臓が早くなるのを感じながら走り出した。顔も名前も知らない、これから知り合うこともなかったであろう人なのに、自分の汚い部分を見られて恥ずかしかった。
走り続けて辿り着いた川沿いを歩き、橋の影に隠れると一息ついた。
「はぁっ、はぁっ、はぁ〜……」
無数に転がる石の上に座ったため、お尻に鈍い痛みが響く。流れそうになる涙をこらえるように強く目を閉じ、深呼吸してから目を開いた。何度かそれを繰り返せば段々と落ち着いていき、気分を変えようと川を覗き込んだ。
川の中では、優雅に鯉が泳いでいた。赤や白といった観賞用の鯉ではなく、自然を生きる暗い色の鯉。目を細めて行く先を眺めていたが、ふとイケないことをしている気分になって目を逸らした。
人に見られるのが嫌だ。なにか間違っていたときに指摘されるのも、指摘されないまま惨めな思いをするのも嫌だから。評価を、値踏みをされているような気がして落ち着かなくなるから。
なのに今の僕はどうだ。鯉に対して評価し、価値を決めつけた。価値をつけるのは、自分より下のやつを見つけて自分を安心させるためだ。結局、下には下がいると知らなければ誰も頑張れないのだ。
誰もがみんな、知らぬうちに人や自分を選別し、評価して価値を決め、それを売り込んでいるのだ。それが例え欠点だとしても、見る人によっては最高のスパイスだ。
さて、なにもできない僕はみんなと同じようになれるのだろうか。
誰もがみんな(オリジナル)(異世界ファンタジー)
私はふと顔をあげた。
目に入るのは、岩や土壁ばかり。
(外の世界には何があるんだろう)
誰もが皆、そんな夢想にはつきあってくれない。
私はこんな時、いつもひとりだった。
ここは魔石を採掘する巨大洞窟である。
溶岩が流れる危険な場所で、我々は足枷をつけられ、坑夫として働いていた。
武装したヒト族に使役されている。
要は奴隷だ。
私含めて、使われる側の多くは半獣だった。
ヒトとは言語が違うため、意思の疎通もままならない。待遇改善を訴えても、反抗的だと鞭打ち投獄されるばかり。
大人は皆、期待したり夢を持つ事を諦めてしまった。
けれど、私は違う。
皆に安心安全な生活をさせてやりたい。
そしていつか、外の世界にも行ってみたい。
外がどんなところか知らないけれど、今よりはマシであろうと、何かあるたび、ぼんやりと夢想していた。
現実逃避ともいう。
と、そこへ、今日は珍しく声がかかった。
《こんにちは》
《こんにち…》
挨拶を返そうとして、私は驚愕のあまり口をあんぐり開けてしまった。
岩の上からひょっこり上半身をのぞかせてこちらを見ていたのが、同族ではなくヒト族だったからだ。
(まさか、ヒト族が我々の言葉を話したのか?)
今までに会ったどのヒト族も、我々に言語があるなどと思ってもいないようだった。あるいは全く興味がなかったか。なのに。
《くち、あいてる》
彼はにっこり笑って、そう言った。
私は慌てて口を閉じた。
《ことば、わかる?》
《なんで…》
《きみと、はなし、したい》
《私と?》
《きみ、なかま、だいじ。これから、よく、したい。わたしも、よく、したい。おなじ。はなし、する、もっと、よくなる》
我々を使役する側のヒト族が何を言っているのか。
意味がわからなかった。
《あんたは何者なんだ。言葉は誰から教わった》
《私、ヒト。30にちまえ、きた。しごと。言葉、みて、きいた。教わった、ない》
言葉を間違えて使っていないとするならば、30日前に仕事でここに着任して独学で言語を学んだと。
(天才か!?!)
私は警戒度MAXで彼に対峙した。
言葉が理解できるなら、ただの唸り声としか認識していない他のヒト族と違い、暴言や罵りなど、もろもろバレているという事である。
彼は岩の上からよちよちと危なっかしく降りてくる。
顔の綺麗な、ひ弱そうな青年だった。
他のヒト族のように武装していない。
《……鞭も持っていないのか》
あまりにも無防備で、逆に心配になってしまった。
彼は悲しげな表情を浮かべ、私にそっと触れてきた。
先ほど仲間を庇って鞭打たれた傷に。
《ごめん、きみ、わるくない。私、なおす、まほう、ない。ごめん》
治癒魔法がないと言うことは、他の魔法が使えるのだろう。それで武装が不要なのかと合点した。
不快な手をはたき落とし、睨みつける。
《何が目的だ》
《…さっきいった》
《具体的に》
そう言うと、彼はうーんと唸った。上方に視線をやり、言葉を探し探し発言する。
《具体的……。ぼうりょく、ない、きけん、ない、まなび、する、そと、いく》
《外?!》
私は思わず食いつく勢いで問うていた。
そうだ。ヒト族は外の世界を知っているではないか。彼らに聞くという手があった。
しかし言うなれば敵である。
考えた事もなかった。
《教えてくれるのか?!外の世界を》
興奮して尋ねると、彼は深刻な顔で静かに頷いた。
《外いく、むずかしい、でも、教える、できる》
私は、己の世界が大きく広がっていくのを感じた。
それは、希望。
会話ができる。意思疎通ができる。情報を得ることができる。要望を伝えることができる。
もしかしたら、話し合う事もできるかもしれない。
それは、なんて未来。
彼が信用に足るヒト族かはまだわからない。
けれど、何にせよ損にはならないのではないか。
そんな気がした。
私は右手を差し出し、握手を求めた。
上官に対して無礼な振る舞いであったが、彼にとっては嬉しい出来事であったらしい。満面の笑みを浮かべて、私の手を取った。
「あっ、痛っ」
《あっ!はたいてすまなかった》
私のはたいた手が、赤く腫れ上がっていた。
ヒト族はこれだからひ弱で困る。
《うちに来ないか。汚い家だが手当くらいできる》
彼は笑顔で頷いた。
これが、深く友誼を結ぶ友であり恩人でもあるヒト族との、初めての出会いだった。