『衣替え』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
昨日彼氏と別れた、浮気されるのが、怖くて、彼氏から逃げた。
ここ何年も秋の衣更えの時期は嬉しい気分になる。
というのも、秋の衣更えは即ち、お気に入りのコートの出番がやってきたことを表すからだ。やや薄手で黒一色のベルトが2本ある、少々凝った造りのコートを私は秋から次の春までおよそ半年着続ける。
10年程前に見つけたそれは今でも一番気に入っていて、コートを新調する気は当分起きそうにない。当初は"お値段がかわいくない~(泣)"と分不相応な買い物のような気もしていたが、結果的にはとても良かったと言える。慧眼であった、などと自画自賛したくなる。
そしてもう一つ、この時期に衣更えするのが「香り」だ。
仕事柄、おしゃれをするにも制約があるため、私は香りでささやかなおしゃれを楽しんでいる。金木犀の香りが漂ってくる頃になると夏物から冬物へと香りを取り替える。暑い時期は柑橘系などの爽やかな香りが好ましく感じるが、気温が下がると少々甘い香りが恋しくなる。
でも慎重に。
強すぎればただの香害だ。あくまでかすかに、がポイントだ。
この香りも10年近く変えていないが、最近売っているのを見かけない。よもや廃盤になってしまったのかと焦ったが、先日売りに出ているのを見つけた。
なくならないうちに買っておかねば。
お題:衣替え
そろそろ衣替えしようと思う。
妊娠した。この子を産むと同時に私は産まれた赤子に乗り移って新しい体を手に入れる。私はこういう種類の生物で、こうすることで永遠に生きる。
その為に結婚した。夫は何も知らずに赤子になった私を育ててくれるに違いない。
妻が出産と同時に死んだ!悲しいが。まだ遺体が新鮮なうちに古い体を脱ぎ、妻の体を着た。こっちの方が若いからね。美人だし。
古い体はバレないように代わりに火葬する。こういうこと慣れてるから出来る。自分より若い体に乗り移っては永遠に生きる。
妻は知らないだろうが、世の中ってホントいろんな人がいるよね。
変わらない感触が
親しくなりたい彩りが
灼けた素肌を覆い
熱を生みだす
新たな世界に
静かに足を踏み入れた
/ 衣替え
もうすぐ雪が降ってくるよ
車のタイヤも衣替えしないといけないね
少しずつ心地よい風が吹き始める。
時には冷たい雨にさらされ。
時には日差しが強い日もある。
夏服が長袖になり、
下着が冬用になり、
そろそろ、カーディガンを羽織りだす。
ゆっくり。
ゆっくり。
心地よい季節は短く、
寒い冬に向けて準備をする。
ゆっくり。
ゆっくり。
今年も去年の。一昨年の繰り返し。
(衣替え)
「は、はくしゅ……」
親友と近くの川で花火をしたのが二ヶ月前。
そして、二学期が始まってから明日で一ヶ月。
「寒くなってきたよね。」
隣で友達が笑った。そういえば、まだ、制服は夏服のままだったっけ。
「もうそろそろ衣替えの季節かもね。」
「ね。」
短い会話が続く。ふと、ぼんやりと今年の夏を振り返った。
当然のように、親友との花火は楽しかったけれど、久しぶりに会ったからか、前よりは会話が続かなかったな、だとか。
今年は海にもお祭りにも行かなかったな、とか。
「思い返せば、今年はあんま、なんもしなかったかもなぁ……」
「そう?」
「そうそう。」
今、一緒に帰ってる友達とだって来年になったら話さなくなるかもしれない。
「ねぇ、あのさ……、私たち……」
ずっと友達だよね?
そう、言い切る前に、友達はこっちを見て笑った。
「じゃあ、来年の夏はなんか一緒にしようよ!海にも行きたいし、花火とかもいいよね!あとは……」
それだけでなんだか、救われたような気がした。
衣替え…大好きだったこの服ともさよならしなきゃいけないのね、また巡り巡って逢えますように
君から貰った服とか
見るだけで苦しくなるから
全部衣替えの時に捨てちゃったな。
夏ももう終わりだね。
衣替えしてたらさ
あなたに貰った物が沢山出てきてさ笑
捨てようにも捨てられなくて
全然あなたの事忘れられなくて
あなたと離れた後別の人と恋もした
だけど急にあなたの顔が浮かんでくる事がたまにあってさ
ほんと困ったよ笑
あれ、やめてよね
だからさ、もう思い出さないために
あなたの物全部捨てるよ
懐かしい場所にいった
見慣れた顔ぶれ
ここは私がいなくても
普通に動いてる
そう…
ここに心を留めることは
もう必要ない
古い心を脱ぎ捨てて
新しい心で新しい場所へ
10月だというのに
日中なんてまだ暑い
朝晩なんかは冬みたいなのに
10月の秋の空
半袖着ていてもそこまで季節外れに見えないのは
やはり暑いから
車の外気温35度だって!
でも君は一足早くに衣替え
今年も
青空の下
金色に輝いている
風に舞って微笑むかのよう踊って落ちる
緑色だった、銀杏木
いつも一番に秋を知らせる。
そろそろ秋物でも買おうかな。
お題
衣替え
079【衣替え】2022.10.23
そろそろ十月も終わるというのに、やっぱり日中はそこそこ暑い。朝イチから今日はなにを着るべきかちょっとだけ困る日が、あいかわらず続いている。去年か一昨年までは、これってなんか変だよ、と感じてばかりいたのに、今年は、もう、なんかそんなもん、になってしまって違和感を感じない。地球温暖化にともなう気温上昇のほうが、ついに日常化してしまった、ということなのだろう。
ということで、今日もお天気アプリは、半袖に一枚羽織る、がオススメ。毎日の気温がこんな調子じゃあ、いつになったら衣替えができるのか、見通しもたたない。
いっぽうで、夜はしっかり冷えるから、寝具の装備は一週間ごとに分厚くなっていっている。もうすでに、パジャマはもふもふのやつに変えた。こちらは着実に衣替え、いや布団替えが進行していっている。
あともうすこしで、毎晩、電気毛布のスイッチを入れなきゃ寝てられない夜が続くようになるのかな。そのころにはさすがに、半袖の服も衣替えだよね。
店先に「衣替えしました」と張り紙が貼ってあって、確かに寒くなってきたもんなと思いながら、ぼくはその定食屋に入った。
スタッフの衣装が冬仕様にでもなったのかなと見渡したがいつもと変わっていない。
注文した定食を食べ、お店を出たとき、あっ! と思う。
コロッケの衣、いつもよりサクサクだったな。
『制服』
夏服の初日は照れる
君が「可愛いね」って言うから
冬服の初日は寂しい
春になったら君と離れ離れになるから
だから私は寒さを理由に
帰り道、君に甘える
#衣替え
衣替え
心を入れ替えて
冬の準備をする
楽しみになってくる
「あれ?」
前まで半袖で来ていた友人が珍しく長袖を着て来た。
どうしたんだろう。
首を撚る私に友人は朝晩冷えて来て風邪引いたから
衣替えしたとか。
『衣替え』
最近急に寒くなってきた、長袖の服を出そう。
半袖の服はしまい込む
最近急に暑くなってきた、半袖の服を出そう。
長袖の服はしまい込む
まだまだ暖かい日もあるし、少しだけは残しとこう。
半袖の服を少し出す
まだまだ冷える日もあるし、少しだけは残しとこう。
長袖の服を少し出す
私は何時でも私様、服の皆は振り回される
文句なんて言えないよ、だって──
……うーん、この服はもういらないな。
──ねぇ?
車通勤の途中で、私鉄の乗り換え駅から一駅目の「改札も出入口も一ヶ所」というような小さな駅があり、駅横の狭い踏切を通る。
駅横だというのに交互通行の狭い踏切のため、対向車が通行する間はしばしば渋滞になる。
県立高校の最寄り駅のため、朝は電車の時間とあってしまうと駅からあふれて向かってくる高校生を避けながら狭い踏切を通るようになる。
この秋一番の寒さだとニュースが伝えた朝、駅から出てくる高校生が黒い塊のように一気に冬服になった。
いや、時期的にはもう半月前からの衣替えの時期だったが、つい数日前まで、汗ばむ日も続いていたので
グレーのカーディガンの娘が多かったのだろうか?
濃紺のブレザーを、しかもボタンを全部留めて着ている子が一気に増えたものだから駅前が急に暗くなった。
冬が押し寄せてきたみたいだ。
マジマジと、学生の姿を見ていた、男子学生のズボンが濃いグレーだと思っていたらよく見たらチェック柄だったということに気付いた。
車通勤は、ついつい季節に疎くなる。薄手のパーカーで、夜は寒さを感じていたが、まだ、タンスの中には夏のままTシャツばかりだった。週末には、衣替えしなくてはと、とりあえず、一昨日からひっぱり出したフリースを着ている。
もう、Tシャツも着ないだろう、明日こそは、衣替えしようと思う。
『衣替え』
【お題】衣替え
今日はいつもより少しだけお洒落をする。
だって今日は……
大好きな貴方と2人きりでお出かけだから。
大好きな貴方に少しでも可愛く思われたい。
地味で美人でも可愛らしさの欠片もなくて、なんの取り柄もないこんな私でも好きな人には可愛いって思われたいから。
真夏の暑さは消え去り最近ではすっかり秋らしい気温に落ち着いてきた。
今日は少し肌寒いので甘めの長袖のワンピースに繊細なレースの羽織を羽織る。
このお気に入りのワンピースは彼からの贈り物だ。
私の好みのデザインに彼が作ってくれた世界で1つだけの特別なワンピース。