『落ちていく』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
落ちていく
落ちていく
どんどん落ちていく
あなたと二人
高揚感の中落ちていった
先のことはどうでも良かった
だんだん光が遠くなった
暗闇が深くなった
落ちていく
もう何も見えない
手を繋ぐあなたの顔すら
落ちていく
二人で奈落へ
─落ちていく─
私は今、落ちている。
まるで海みたいに蒼い空のような。
まるで桜が浮いている川のような。
そんな綺麗な景色へと、私はゆっくり落ちていく。
いつもは上にいる鳥達も、今は私が上に居るようで。
今までなかった自由すら、今は私の羽になっている。
耐えられなかった世界すら、今はこんなにも美しい。
花のなかった生活も、やっと自由になってゆく。
息苦しかった生活も、やっと幸せになってゆく。
さぁ、もう少し。怖がる必要なんてない。
ただ目を瞑って、落ちるだけ。
お久しぶりの作者です。
ハート1500いきました!ありがとうございます!
ここまで来たら小説家の夢を持ってもいいでしょうかね…?
これからはハート500ごとに報告させていただきます。
これからもよろしくお願いします!
以上、作者でした。
考えすぎかな?
いや、どうだろう
そんなふうに
すぐ思ってしまうもので
毎度毎度考えまくり
そして落ちてゆく
奈落の底
ほぼ100%
対人関係
家族ですよ
仕事なんかは
何かあったとて
特に気にしないスキル発動
家族だけはそうはいかない
厄介だけど愛おしい
そして今日も
奈落の底
6.落ちていく
最初は変なやつだと思ってた。
陰キャでキモい。
でもこいつの目を見てると目が離せなくなる。
なぜなんだ。分からない。
「ムカつく…」
こいつを知る度にむかついてくる。
声も顔も性格もキモイのに何故かそばにいたくなる。
こんなのおかしいのに…
お前は俺に「永遠を捧げるよ」とか言っててすっごい
キモい。でも俺は少し嬉しかった。
これが好きということなのだろうか?
いつの間にか俺はこいつ中心の生活になっている。
キモいし俺のことしか眼中にないけど、逆に俺しか
考えてなくて俺の事になると目がキラキラになる。
こいつに俺は恋に落ちてしまったんだな。
最初は何ともなかった。
声も匂いも仕草も顔もどうも思ってなかったのに
優しくするから、たまにかっこいいとこ見せるから
全部が好きになった。
みんなに優しいあなたは色んな人の心を落としてしまうのかな。
私だけ落ちていけばいい。
他の人は落ちていかないでいい。
その無邪気な顔も、いたずらも私のものだけでいい
困ったように笑いかけるあなた。
勉強を教えてくれるあなた。
いじわるするあなた。
その全てに落ちていく。
暗闇に
ふっと
落ちてゆく
どこまでも暗く
深い場所に
落ちてゆく
溶けてゆく
淡く白い灯りに
もう届かない
『落ちていく』
#落ちていく
ヒラヒラと一葉の紅葉が落ちていく。
すぐ下の水溜まりに落ちたその紅葉は、優雅に水溜まりの中を泳ぐもすぐに対岸に着いてしまった。
その姿にきっと私もこの紅葉のように狭い世間しか知らないのだなと、ふと思うと虚しくなって、死にたくなった。
色を落とした空の下
今日も帰ろと鳥が鳴く
月の隣の一番星
指差し喜ぶキミが跳ぶ
陰る道に光を落とし
今日は帰ろと僕は云う
浮かれた心はそのままに
沈む黄昏と歩き出す
峰の先へと落ちていく
朱い光は落ちていく
長い長い宵の中
思い出語る家の中
#落ちていく
ゆらひらり。落ちる落ちる。
落ちた先は、儚き美しい幻想郷。
嗚呼、厭だ、厭だ。
落ちる、と言えば地獄であるのに。
なにを、夢幻を語っているか。
落ちていく
気持ちが落ちていく…
どんどん落ちていく。
【落ちていく】
フワフワした毛布にくるまり、お気に入りの抱き枕をハグして目を閉じる。
「眠い?」
髪を撫でてくれる君の大きな手が気持ちいい。
「今日も良く頑張ったな。偉いな」
ぬくもりが眠気を誘う。
「明日も大丈夫。うまくいくよ」
眠りに落ちていくこのわずかな時間。
やわらかな君の言葉に不安とか、怖さとか、そんなネガティブなものが消えていく。
こうしておれは優しい眠りに落ちていく。
落ちていく
居心地のよい
その場所へ
暗く荒んだ
心の底へ
〖落ちていく〗
何を頑張っても
友達とどんなに仲が良くても
そこから上には行けなくて
とどまることすら許されず
落ちていく
彼の肩に寄り掛かりたくて
好きだなぁと思う心地良さを持続したくて
電車で寝たふりをした
ガタンゴトン…ガタンゴトン…
"寝たふり"をしていたつもりなのに
電車の揺れと肩の暖かさで
あっという間に眠りに落ちてしまった
駅に着けば
「またね」で別れる寂しさがあるのに
勿体無いくらい残念
でも
「よく寝れた?
ごめん、寝顔が可愛らしくて起こせなかった」
彼の大きな手がポンッと頭に
優しく目に飛び込んだ、その笑顔の瞬間に
今日は昨日よりも恋に落ちていく
#落ちていく
がんばっていないことが こわい
しあわせなことが こわい
いつかバチが当たるんじゃないかと思いながら
この豊かな日常をすごしている
#落ちてゆく
「死にたくないんだ。」
柚音はそう言った。柚音とはかれこれ6年の付き合いになる。中学2年生の頃に知り合い、高校はたまたま同じところで、進みたい大学も同じだと分かり、この友達未満の関係は続いていった。柚音には私と違い、仲の良い友達がたくさん居るはずなのに、何故か私にそれを告白してきた。
『死にたくない』と。
とはいえまだ私たちは大学生だ。まだ人生の折り返し地点にも辿り着いて居ないだろう。末期の癌が見つかった、とかでも無いようだ。彼が否定した。
「どうしてそう急に?」
「もうすぐテストあるじゃん」
「まあ、そうだね」
「俺勉強してないんよ、あんまり」
「そうなんだ」
「直前になって焦ってきてさ」
「そりゃそうだろ」
「どうして勉強しなかったんだ、って思って」
じゃあこの話している時間を勉強に使えば?とは言え無かった。彼がどことなく、本当にどうしようも無くなった顔をしていたからだ。彼はまた口を開いた。
「そうした時に、なんていうかもう死んでしまおうかって思ってさ。」
いつも明るい彼とは思えないことを言われて、何も言えなかった。悩み事なんて何も無いと思っていた。今日呼び出されたのだって、勉強を教えて、とかだろうと勝手に考えていた。彼は続ける。
「これ以上このどうしようもなさを感じていたくなくて。寝る前の時間が、とても長く感じて。」
「...そう」
「これ考えている暇あるんだったら勉強せいや!って感じなんだけどね。きっとみんなそう言うんだ。」
「だから、俺を?」
「うん。ごめんね、友達でもないのに」
「いいや、別に大丈夫。友達じゃないから、柚音の仲間に話す心配も無いだろうしね」
「本当に、俺はずるいやつで、嫌なやつで、こうやって被害者面することしかできないけどさ、」
「うん」
「いつか大人になって、幸せになった時に、今日のことを肴にして笑えたらなって思う」
「うん」
「そもそも卒業できるかわかんないけどな、大学」
「そこはちゃんと卒業してくれ」
あはは、と笑い合う。いつもの彼に戻ったようだった。その事に安心したことをよく覚えている。心理学なんて学んでいなかったから適当に相槌を打つことしかできなかったから。
あれから何年も経った。柚音が今どこで何をしているか、元気でやっているかなんて今の私には検討もつかないが、どうか健康で幸せになっていることを願う。
卒業アルバムを見ながら、そんなことを考える。少し煤けた写真にはいつの日かふざけて撮った、笑い合う私と柚音のプリクラが貼ってあった。
【118,お題:落ちていく】
落ちていく 風を切って 空を蹴って
恐怖は無い 恐れも無い ただこの感覚が心地よい
東雲の空を眺め上げ 1つ欠伸を噛み殺し
『来世は長生きしてみたい』
そう小さくこぼした、消え去る間際の命の火
落ちていく
私は君のことが好きなんだと思う。
君がこくこくとうたた寝している五時間目。
私は隣の席でそれをこっそり盗み見ている。昨日は気づいたら夜中の二時を過ぎていたとか。なんて、夜更かしなんて関係なく、大抵君は五時間目にはうたた寝を始める。先生に指されて、寝ぼけた返事をしては私に答えを聞いてくる。ありがとう、と無邪気な顔で笑って、しばらくしないうちにまた眠る。
「いつものお礼」
そう言って君はチョコレートをくれた。いつも食べてるよねと、いつものように無邪気な笑顔で。
ああ、好き……かも。
私はまだ素直になりきれない。なりきれないまま、少しずつ、落ちていく。
『落ちていく』
俺はいじりをしている┃私はいじめられてる
┃
反応が可愛くてつい ┃私は何もしてないのに
やってしまう ┃どうして?
┃
胸が熱い、もしや ┃胸が苦しい、
これは恋? ┃人生が辛い
┃
明日告白しようかな?┃死にたい!死にたい!
でも失敗したらどう ┃死にたい!生きてても楽し
しよう? ┃く無い!
┃
そんなことを考えながら、
下校道の歩道橋を登る┃学校の階段を登る
┃
明日が待ち遠しい! ┃もう明日なんていらない!
┃
あぁ、僕は日々恋に ┃あぁ、私は今故意に
落ちていく ┃落ちていく
落ちていく
私は傘をさすのが嫌いだ。
でも、傘をさして上を見た時の
雨粒が傘に沿って流れるのを見るのは嫌いじゃない。
雨がボタボタと傘にぶつかって、
粒と粒とが繋がって勢いよく
地面に落ちていく。
私にとってそれは重力には逆らえないと思ってしまう光景のひとつなのだ。