『色とりどり』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
自分の人生を 色に例えてみる
何色ある?
あの時は、トンネルの中⋯
漆黒の暗闇で
何も見えなかったっけ⋯
⋯ やがて トンネルを抜けた時
一筋の透明な光が
…眩しかったなぁ⋯
ひとは 人生の最期に
色とりどりの思い出を
俯瞰しながら
また 永遠(とわ)のふるさとに
帰って いくのかな⋯⋯⋯
#色とりどり
#8
この世界は色とりどりだと思う。
それぞれの個性をもった人たち。
今は人間関係に困っていても、
いつか見たことの無い色を見つけることができるかもしれない。
視野を広くしてみようと思う。
合わない色を合わせようとするより、
他に合う色を探す方が面白いじゃんか。
追記:この作品含めて8つの投稿をさせていただいていますが、今回で全作品合計のいいね100件いただきました。ありがとうございます。
まだまだ未熟者ですがこれからもどうか見守っていただけたら幸いです。
私の世界はたくさんの色で溢れてる。
鮮やかな色から柔らかい色。
幸せな時は暖色に染まり、
沈んだ時は寒色に染まる。
好きなあの人と目が合うとパッと色が付く。
それは何色にも表現できないけれど、
私はその色が好き。
あの人にはどんな世界が見えてるのかな。
彼から見た私は何色かな。
そんなことを考えていると
目の前に桃色の花弁が舞っていた。
もうそんな季節。
今日も私は"色"を見ている。
#いろとりどり
さ、パーティーの準備に取りかかろうか。君も手伝ってくれないか?
あまーいケーキに温かい紅茶、焼きたてのスコーン。どれもティーパーティーには欠かせない。うちの副寮長が作るスイーツは絶品であるが、自分のお気に入りはなんといってもいちごのタルト!これを食べることができるなら毎日パーティーがあっても構わないね!
え?毎日は嫌だ?ふうん、まあ普通はそうか。
さあさあ、あとひとつ忘れてはいけないことがある。これを忘れてしまうとここに居る全員が打首となってしまうからね。ただのひとつも違う色が混ざってはいけない。このパーティーが開かれる時、庭にある全ての薔薇の花は赤色でなければならない。この国ではそういう決まりなのだ。余所者の君には分からないだろうけどね。
全ての準備が整った。ほら、見てご覧なさい。真っ赤な薔薇に、きらきらと輝くフルーツケーキ。透き通った綺麗な水色の紅茶。スコーン用のクロテッドクリームやジャムも様々な種類を用意したから、好きなのをお食べなさい。ああでも、女王様の最近のお気に入りはマーマレードだから、それだけは手をつけないようにね!
それじゃあ、我らが女王様をお呼びしようか!
#色とりどり
「色とりどり」
自分の色じゃない色も
昔の色も
今は心の中がぐちゃぐちゃで混乱してる
分からない……心の色が混ざりすぎてる
自然にしてたつもりでも
やっぱり難しい色なのかな?
私って何処かおかしいかも
クリスマスまでのイルミネーション。
バレンタイン催事の会場。
はて、1月に色とりどりの印象はない。
おせち料理? 正月飾り? やはりピンと来ない。
正月は赤や黄の暖色系で原色なイメージだ。あとは厳かな黒と、雪の色でもある白。
しかし正月は地域色が強く出る行事だ。私も真っ白な鏡餅には違和感しかない。カラフルできらびやかな正月を送る地域もあるのだろう。
「色とりどり」は強敵である。
化粧品売り場に行ったときのことだ。
その日は丸腰で前情報を持ち合わせていなかった。
売り場はブランドごとに整列されていた。
ローズ系の口紅は視界に入るだけで数種類、
ブランドを変えれば星の数ほどに感じられた。
アイシャドウパレットは私を誘惑し戸惑わせた。
「可愛い」と手に取った瞬間に
「いや、似合うのか。使いやすいのか?」
「そもそも自分はイエベなの?ブルベなの?」
「この値段はリピ買いできるか??」
の問いが繰り返される。
口コミや似合うパーソナルカラーをすぐにでも調べたいが、今日は一人ではない。
後ろから健気についてくる恋人は、
「ゆっくり見てください」のスタンスだが、
いつ「全部同じ色じゃん」なんて
疲れ果てるか分からない。
一つの情報も取りこぼすまいと
青ざめて目をぎょろぎょろさせながら、
店をぐるりと一周した。
そして様々な色と選択肢に圧倒され、疲弊し負けた。
次こそ準備を整え入店しようと
化粧品売り場を後にしたのだった。
#色とりどり
色とりどりのクレヨンとぬりえ
君が塗ると世界観は変わってしまう
ヒーローだったはずの小豆パンは
何パンですか?と聞きたくなる
あ〜んパンチなんて叫んでも
誰も倒せる気がしない
お腹が空いたから貰っても
そのパンは食べる気すら起きないよ
色とりどりに塗られたページにも
まだ白いページが残っている
僕の好きな焼きそばパンも
いつか君の世界観に染まる
お題:色とりどり
紅色に橙色が混ざり
萌黄色に真っ青が映えて
慈愛の人に
光差す教会
本棚にいろんな色の
背表紙が並んでいる
何度も読んだ大好きな本
これから読むのが楽しみな本
手元にあるのが嬉しい本
思い出と一緒に連れてきた本
感動を持ち帰ってきた本
旅に連れて行ってくれた本
それから…それから…
並んだ背表紙の数と同じだけ
中身も思い入れも色とりどり
たいせつな色とりどり
昔色とりどりなペンや折り紙を集めるのが好きだった
折り紙は今ほとんどしないけど
文房具好きは変わらないんだな
服はモノトーンだけど持ち物は色とりどりで
【色とりどり】kogi
みんなが着ている服の色
みんな好きだというトレンドの色
あなたも好きだと言うけれど
誤魔化さなくてもいいんだよ
自分が心から惹かれる色を
自分の本能が指差す色を持っていればいい
他の目なんて気にしない
流行りの色が好きだと言う人
濁った色が好きだと言う人
色んな人がいてこその世界
偽りの枷は外してしまおう
色とりどりでこそ美しい世界
色とりどりの日々が余りにも眩しすぎて目がくらんだ。しばらくグレーに見えそうだ。
幼い頃、母にねだって買ってもらった三角形のプリズムは、今でも枕元にときどき虹色の影を落とす。
本体は無色透明であるというのに、不思議なものだ。どこまで近づいても虹にふもとがないように、虹色というのはいつも無色透明なものから発せられているのかもしれない。
もしもその説が合っているのならば、常に無色透明な空気に包まれている私たちは、いつも無自覚に虹のふもとにいるのかもしれない。そう思えば、ありきたりな日常でもなんだかちょっとだけ特別なような、ちょっとだけ大事にしたくなっちゃうような、そんな気分になる。
なんか知らんけど幸せやったな。みたいな日々がずっと続いちゃえばいい。さて、明日はなにを頑張っちゃおうかしら。
: 色とりどり
色とりどり
白って200色あんねん、なんて同居人がつぶやく。何急にと半笑いで返せば、同居人は端末の画面をちゃんと認識してるのかわからないスピードでスクロールしながら言葉を続ける。
「実は白って200色以上あるらしい」
「そうなの?」
「うんでもはっきり色が違うって認識出来る色はめちゃくちゃ少ないんだって」
「へえ」
手元の端末の色はスターライト、いやこれはちゃんとした色の名前ではないか。なんていう名前なのだろうか、名前があるわけじゃなくて色番号?ってやつかな。端末カバーを取り外してみつめてると同居人は先程まで眺めていた液晶を伏せて、笑う。
「やっぱり何ごとも分かりやすいのが1番だよ。これは白じゃなくて乳白色なんですって言われても、いや白じゃんって思うわけ」
「それはひとそれぞれだろ」
「いっぱい色んな白を並べて、ほら見てください!色とりどりでしょう!って言われてみ?は?何言ってんだこいつってならない?」
何やらスイッチが入った同居人にそれはそうだと頷けば、分かりやすいのが1番だよともう一度ドヤ顔をしてから再び液晶に明かりをつけた。どうやら同居人のスイッチは一瞬で切れたようだ。結局白って200色あんねんの意味が分からなかったが、満足気なのでよしとしよう。
色とりどり
男は青 女は赤
昔はそう決まってた… すり込まれた感覚が今も残ってるけど…最近になって色とりどりでいい!色とりどりが当たり前!って思えるようになった。
子育てもそう…それなりの大学を出て、就職して、結婚して子供産まれて、それが当たり前と思って子育てしてきたけど、そんなの当たり前じゃなかった。 上手く世の中渡れる子、自分の気持ちを言葉に出来る子、ポジティブな子、1つの事をコツコツ出来る子、…色とりどり!
色とりどりでいいじゃん!
真っ赤な嘘を見抜かれて
青ざめた顔で彼は
自身が黒だと白状した
以上、戯言。
失敬。
それぞれ好きな色、理由って違うと思う。
何種類もある色のように
それぞれの色が持つ素敵な意味のように
「きっとみんな違った良さがある」
っていう意味の言葉だと思う。
色のように自分を好いてくれる人、
自分が美しく見える場所もみんな違う。
みんな違ってみんないい
そんな言葉だと思う。
#5 色とりどり
色とりどり
ごちゃ混ぜで複雑…
疲労感に支配される
シンプルに一色だけ
一途、真っ直ぐ
無心になりたい
色とりどりとは
無縁
色とりどり
何百色の色があるように、人間も1人として同じ人はいない。色とりどりに、性格も考え方も環境も違う。
1色の方が綺麗だと思いますか?まばらで規則性のない、けれどひとつひとつが輝いている、そんな私たちを認めていきたい。