『良いお年を』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「やること終わったかい?」
『な〜んにもおわってない』
「おいおい、それじゃ新年迎えられないぞ」
『新年って言ったって日常と変わらないでしょ?私の家では新年とかなんにもやってこなかったし特別感ないんだよね〜』
「よし!じゃあ部屋の掃除からだ」
『え〜今から?』
「当たり前だ。君の家では何も無かったかもしれないけど今は違うだろ?僕たちの新年を迎え入れるためにやれることはできるだけ終わらそう!」
「そして年が明けたら新年1番最初の思い出を作ろう」
『...まぁ、先延ばし癖治したいし、せっかくなら良いお年を迎えたいしね』
「よしじゃa」
『ついでに!』
「え?」
『原稿もまだ終わってないし手伝って♡アトチョットダカラ♡』
「仕事納めも終わってないんかい」
は、と長めに吐き出した息は白くなってイルミネーションに溶け込んだ。街ゆく人々は、家族連れだったり、会社員だったり……恋人同士だったりする。
よく、ネットで見かける可愛らしい結び方のマフラーに顔を埋もれさせている女性。彼女もまた、恋人を待っているのだろうか。女性をこんなふうに待たせたのは、いつが最後だったか。
もう、分からない程、記憶は白んでしまった。
仕事をこなし、適当に飯を済ませ、缶ビールを煽りながらソシャゲをして過ごす。そして、偶にテレビを眺める……といったような味気ない生活になってしまっていた。
そして、今日もそれは同じだろう。
大晦日だから、何かするという訳でもない。
「久しぶりにリモート飲み会しねぇ?」
だが、そんな考えも、旧友の連絡ひとつで変わってしまうものだった。兎の耳で丸を描いたスタンプを押すと、スマホをコートのポケットの中に突っ込む。
適当に入ったコンビニで、缶ビールとおツマミ……そして、普段は買わないであろう、ちょっとお高めのコンビニスイーツもカゴに入れた。
今日は、今年は彼に言うことが出来そうだ。
「よいお年を!」
良いお年を
年の瀬には何か変わったことをしたくなる。
除夜の鐘が鳴ると共にジャンプしたり、
あけましておめでとうの文字をグループLINEに送ったり
1月2日からの部活に向けて体を休めたり。
でも今年は単語帳でも片手に持って年を越すとしよう。
あと少しで日の出を見ることを信じて。
除夜の鐘は、決戦まで2週間を切ったことを伝える。
1秒1秒が重くのしかかる。
今年は楽しくない正月になりそうだ。
見せてやれ、底力。
12/31「良いお年を」
「よいおで〜す」
「としおで〜す」
「「二人合わせて良いお年をで〜す」」
くだらん。くだらなすぎて笑える。
仲間内の忘年会がまさかの大晦日で、なんとヒマ人が7人も集まった。昼間から酒が入ったカラオケルームは騒がしいを通り越してやかましい。
『お時間ですが延長されますか?』
「あ、いいです出ます〜」
「えーまだ11時じゃん!」
「馬鹿、電車なくなるだろ。オレんち田舎なんだから」
「ちぇ〜」
残りの連中で宴会続けるわけじゃないのがうちららしい。会計を済ませて外に出る。
「じゃあね、良いお年を!」
「あと40分しかないじゃん」
「ばーか、残り何分だろうが来年はいい年にすんだよ!」
「いいこと言った!」
「いや普通」
酔っ払いたちの笑い声がこだまする。こいつらのおかげで、今回も良い年を迎えられそうな気がした。
(所要時間:10分)
12/30「1年間を振り返る」
「今年もいい事なかったな〜」
仕事なし。彼女なし。クリスマスもイベント何もなし。そんな年の瀬。
「でも、もうちょっとだよ」
見た目はほんの小さな少年。こいつと出会ったのは今年の1月。そこから全ては始まった。
「まあそうなんだけどさぁ。もっとこう、楽しい1年を過ごしたかったよな〜」
どっこいせ、と斬馬刀をコンクリートから引き抜いて構え直す。目の前の巨大な影が、吼える。
「いっちょ、やりますか」
この世界を救う、最後の戦いを。
(所要時間:7分)
12/29「みかん」
どうも。みかんです。
出オチ? まあ、そうですよね。
こたつの上にいます。今、皮をむかれてまさに食べられるところです。
皮をむかれてもまだみかんですけど、食べられたらみかんじゃなくなりますよね。何て呼ばれるんですかね。消化されてなくなるから何でもいいですかね。
まあ食べ物なんで食べられるのは仕方ないんですけど、ひとつだけ心残りがあるんですよね。
美味しいのはわかってるんですよ。絶対甘くてジューシーな自信ありますから。
でもね、食べられると、食べた人の笑顔、見られないんですよ。
だから耳を澄ますしかないんですよね。え、みかんに耳あるのかって? 物のたとえですよ。
んじゃ、そういうことで。
「美味しい〜!」
(所要時間:5分)
12/28「冬休み」
冬休みは忙しい。
学校に行ってた子どもたちが1日中家にいる。それも元気いっぱいだ。家族全員の昼ご飯も作らないといけない。
「俺も冬休み欲しいなぁ」
そう独りごちると、妻が
「主夫の腕の見せ所だね」
と返してきた。俺が去年言ってたセリフだ。
「ちくしょー!」
脚にまとわりつく息子たちを担ぎ、俺は大掃除の続きに戻った。早いとこ掃除のやり方教えて戦力になってもらうしかない。
(所要時間:6分)
夢の中でも夢を見たい。
なんて、しょうもない事ばかり考えている僕。
親や先生に
「この先どうしていく気?」
と聞かれても、おかしくは無いだろう。
だって、僕には何も才能が無かったんだから仕方無いよ。
どれぐらい勉強をしたって、成績が上位の子には敵わないし。
どれぐらい自分磨きを頑張ったって、元が良い子には敵うはずもない。
僕の努力不足だって言えるだろう?
だけど、そんなの僕じゃないと分からない事なんだよ?
「努力は必ず報われる。」
なんて言葉を信じ続けていた少年は、今となっちゃ努力すらも信じてない。
君には分かるはずもないんだよ。
元の要素が高い君には。
勉強も、地頭が良いから少し勉強すれば、成績上位に行けるし、顔だって元が良い。
おまけに人思いな君は、クラスでも人気者だね。
「雨が降ってきたから遊びに行かなかっただけさ。」
「今日は体調が悪かったんだよ。」
「元々そんな行きたくなんてなかったんだよ。」
言い訳ばかりする僕とは正反対。
努力?何で君は馬鹿な事を行っているんだい?笑
努力なんてただの偽善だよ。
努力すれば誰もが報われるはずもないのに、君はそうやって当たり前のように言う。
「良い子ちゃんはさっさと帰ってろ。」
「…で、でも…!きっと!貴方を助けられる方法があるはずよ…!!!努力すれば貴方も助かるはずよ…!!」
「努力?方法?笑、そんなのに縋ってたらいつまで経っても大人になれねえぞ?笑、良い子ちゃん。」
お前とは今後一切会いません「良いお年を!」を0時に送る
兎が去り、竜が来る。
幸せが舞い降りる年に
なりますように。
自分もこれをみてる貴方も。
素敵なお年をお過ごしくださいm(_ _)m
ゆっくりと、掃除をしよう
ゆっくりと、お風呂へ入ろう
ゆっくりと、食事をしよう
ゆっくりと、ココアを飲もう
ゆっくりと、本を読もう
ゆっくりと、寝る準備をしよう
ゆっくりと、今日の自分を褒めよう
ゆっくりと、ベッドで目を閉じよう
ゆっくりと、生きていこう
毎日、人知れず、頑張ってるあなたへ
おつかれさま、良いお年を。
良いお年を
今年を振り返ってみる
あまり思い出せないけど
終わりよければすべてよし
素敵なアプリに
出会えてみなさんに
わたしの詩が読まれたこと
本当に
ありがとうございます
良いお年を
なな🐶
2023年12月31日
良いお年を。
今年の冬は、多分家族と過ごす。
それでも、私は一人。
泣きながら、言葉を探す。
私って何?
自由って何?
書きたいものって何?
来年、書き始めて七年になりました。
答えは見つかりそうですか? 私。
『良いお年を』
今年は色々とありましたね。
まずはフランスから日本に帰って来て、知り合いがいない中お店を開いてここには居場所がないかもしれないと孤独を味わいました。
人形作家として名前が売れてるのは海外の一部、日本ではまだまだ名前どころか人形という存在が恐れられてあまり見て貰えなくて、必死にあがいて結局ただの空回り。
別の趣味の方が職業としてなりたってる現状に苛立ちと、悲しさでどうにかなりそうなのに話せる相手が誰もいなかったんです。
話したかった。誰かに少しだけ寄りかかりたかった。
だから友人を増やそうとあちこち顔を出してみたら、以外にも優しくて、ちゃんと俺を心配してくれる人がいました。
しかも人形も怖がらなくて温かく受け入れてくれて、ガラスのケースの中から見てるような世界が一瞬で鮮やかになって、俺の世界の見る目が変わったんです。
今まで俺の作品が残れば俺自身はどうでもよくて、だからこそ魂を移すように人形を狂ったように作ってました。
俺をみて欲しい。
俺を色んな意味で愛して欲しい。
俺自身にそういう自信はないから。代わりに俺の人形をと。
けれど、色んな人にであって名前を呼んでくれて少しはこの世界に俺がいてもいいんじゃないかって思えたから、俺と話してくれる人たちの為に自分を大切にしようと思えたんです。
過去が邪魔をして誰かを愛すなんて出来ないと思ってたけど俺も出会えた人をしっかりと『大切な人』だと思えたんですよ?
きっとこんな思いを誰もみないかもしれないけれど、俺は友達の皆の笑顔を来年もみたいんです。
また来年も話せますように。
来年皆さんがいい笑顔でいられますように
俺に笑顔を分けてくれますように
そう祈りながら誰にも届けるつもりのない手紙を書いとこうと思います。
今年もありがとうございました。
良いお年を。
昭和な頃にテレビ番組
欽ちゃんのどこまでやるの
コント正月飾り飼う客と店主
で笑わせてもらいました
店主の欽ちゃんが
客の前川清さんに
何度も繰り返し言ってた言葉
(残り物には福がある)
慌てることはない自分らしく…
そんな事を思いました
好きな人の笑顔いっぱい想像して
明日からも幸せなことをたくさん浮かべて♪
苦労も笑わせて!🍀
新年も自分らしくいたです🍀
皆さま!良いお年をお迎え下さいね🍀
今年の5月末、このアプリに出会ってから早半年余り。たくさんの短編を書かせていただきました。
お題を見ても話が思い付かなかったり、話はできてるのになかなか言葉にできなくてスランプになったりありましたが、それでも楽しく書くことができました。
ハートもたくさんいただいて、今では700を越えました。こんなにたくさんの人に見ていただいているのかと思うと同時に、自分の話を気に入ってくださった皆さんに感謝しかありません。
本当にありがとうございます。
この文章を区切りに、このアプリでの自分を明日に送り出そうと思います。
皆さんも、良いお年を。
『良いお年を』
「今年も終わりか」
「色々あったねぇ」
そんな何気ない日常が
いつまでも続きますように
〇〇〇〇Dream
初めてから半年らしいですね
来年もマイペースに投稿続けたいと思います。
(今日の投稿は平和でしょ?年末年始だからね)
見て頂いた方々ありがとうございます!
いつも仕事が忙しくて
やっとゆっくりできるお休みだね
ゆっくりとお過ごしください
良いお年を…
日常に戻ったら
いつものように
戻れるかな…
【良いお年を】#55
昔にいたある人は、一年の終わりに、この挨拶を言うことを決めた。
この言葉は、「今年はいろいろあって、忙しかったですね。来年も、今年のようにいろいろあって、充実しますように。」と言う意味をこめた。
この言葉の「良い」と言うのは、「辛いことも、苦しいことも、楽しいことも全部」と言うのを表す。
それなのに、今の時代はこの言葉を軽く使うようになった。相手のことを真剣に思って、使ってきていたのに。今はただただその言葉通りの意味で使われる。
こんなふうに、昔のことも、今では全然変わっていることって、たくさんある。2023年もそうでした。もちろん、これからも変わる。
来年も、そんな年になるのかな。いろんなものが変わっていく、忙しくて、充実した一年に。
それではみなさま、今年もありがとうございました。良いお年を、お過ごしください。来年も、辛く、楽しい一年を。
伝えたい
良いお年をと
ありがとう
なんで言えずに
人は旅立つ?
今年ももうすぐ終わりマッスル。
去年はデットプール1と2を鑑賞しながら、年を越しました。
ちなみに年明け初の言葉は「ウ“ぅっ」だった。
グロかった。
今回は年明け初の言葉、決めてあったりする。
「今年も推しが尊い!ハイ確定!」
「いあいあはすたあ!」
これ。これを絶対叫ぶ。
あと年越しそばは、斜め45°で食べる(?)
では良いお年を!!!!
この文を読んでいる人全員来年の運勢大吉です
良いお年をお迎えください
いつもありがとう
心の声を聴いてくれて
くだらない話を聴いてくれて
あなたのことは
何も知らないけど
助けてもらっている
それだけはわかってる
手を伸ばしても
あなたには届かないけど
この想いは届けたい
『良いお年を』