『自転車に乗って』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
自転車に乗って
自転車に乗って気分転換。
歩くより、遠くに行ける。
知らない町に私は、出かける。
自転車に乗って
どこまでも
行きたい。
自分が行きたい
人生の先に
何が待っているか
ワクワクドキドキしながら
自転車に乗って行きたい。
風を切って どこまでも
行きたいところへ漕いでいける
君となら自由な明日を描けるんだ
そんな希望を乗せた君は
心なしか微かに笑っているように見える
この気ままな旅を楽しんでくれているのだろうか
ゴールの見えないまっすぐな道
だけど周りの景色は鮮やかで
翻弄されながらも進んでいく
それでいいのかもしれない
そんなふうに思えた。
自転車に乗って
自転車に乗って
車に乗って
新幹線に乗って
飛行機に乗って
速度はどんどん速くなって
行ける場所はどんどん広がって
でも
私が行こうと思わないと
結局どこにも行けないんだ
ぐんぐん風を切って空と地面との境界線が曖昧になっていく道で少年はペダルを漕ぐ。
これさえあればどこまでもどこまでも行けるような気がした。
少し成長した彼は原付バイクに乗った。
世界が広がる音がした。
もっと大人になった男はやがて車を運転する。
知らない街との出逢いに心臓がどくんと跳ねた。
そのうち自転車は埃を被り、とうとう廃棄されることになった。
それでも決して忘れないで。
あなたの大きな一歩を、優しく力強く背中を押してくれた存在であるという事実を。
自転車に乗って見知らぬ街を進んで行く。
ここにある建物もいつか無くなってしまうだろう。
自転車の風で草木が揺れ私を後押しする。
誰も知り合いはいないから気を遣うこともない。
綺麗と思った事は私の心の中から。
綺麗と思えた事の原動力を足に。
ぐんと、背伸びをすると髪がなびいてとても気持ちいい
でも、少し淋しい、パシャ、と写真を撮って友達に送る
「今度ここいかない?」
❦
自転車に乗って
最後に乗ったのはいつだったか
中1が最後だったような
友達皆で自転車に乗って
担任だった先生の家に遊びに行った
先生はバイクの手入れをしていて
それがとてもかっこよく思えた
楽しい時間を過ごしたけど
それっきり乗っていない
また久しぶりに乗ってみるのもいいかもしれない
世の中に評価された素晴らしいものに価値を見いだせなくなってしまった。
誰も見つけたことのない宝ものを見つけたい。
自分が他人に評価されることにも価値はない。
ただ自分のことを慰めるついでに、誰かの心も慰められたらいい。
一人で生きていける私の傍には誰もいない。
後悔はない。いつでも死ねる。
当時中学生の私は、世の中の全不幸を背負っている様な顔をして、自転車を漕いでいたと思う。
家も町も学校も、同級生も大人も、見えるもの全てを憎み、何よりも自分自身を殺したいと思っていた。
今でも、自分の事は汚く感じ、いつしか来る「死」を保険にして生きている事に変わりは無いけど。
つい先日、唐突に。
母が、死んだ。
正確には死んでいた。
蒼黒く紫になった身体。眼は落窪み、鼻から虫が出入りする。死の臭いは私を包んだまま離れない。
父を看取り、母を見送り、そして近い将来、これから妹を看取る運命。
「もうこれ以上、輪廻転生したくない。だから…これが最期なら…落ち着いたら、好きに生きよう」
だから、今。
私は、何処かの小高い路地の上から、足を広げて髪を靡かせ、風を作りながら自転車で駆け下りる夢を見ている。
題:自転車に乗って
昨日のDa-iCEの話なんですけど、
いいねがものすごく増える笑
(現在のいいね130)
このままだと全部書くことになるので…
じゃあいいねが160いったら日常、恋愛、BL
この3つをミックスで書きます!
まあどうせいかないけど☆
それじゃ!ばいびー!
自転車に乗って通学していた。
長い上りと長い下り。
ちょっとしんどい道のりだったけれど、行きも帰りもこのままどこかへ行ってしまうという可能性があるのが好きだった。
息を切らして古い自転車のペダルを漕ぐ。
今日も遅刻ぎりぎりだな。
宿題できなかったな。
憂鬱は体を動かすことで少しだけ薄れて行った。
〝自転車に乗って〟
自転車に乗って、近所をドライブ(?)してた日
家に帰る途中横切った家の外にいた人が
「こんにちは〜」って挨拶してくれて
咄嗟すぎて声小さかったかもだけど、私も
なんとかこんにちはって挨拶返すことができて
それだけのことなのに、すごい嬉しかったな
その後犬と散歩中の人も私に挨拶してくれて
田舎ってあったけぇ〜(?)ってなった、それだけ
自転車ってたのしいね、明日は乗ろかな
自転車に乗って何処までも行ってしまいたい
何処までも、、、、何処までも
海にだって森にだって
、、、、地獄にだって行きたい
今は、、、地獄よりも酷いところにいるから
誰か、、、私を連れて行って
何処か、、、、遠くへ
お題『自転車に乗って』
まだ幼かった僕は、
父の大きな背中を眺めていた。
あれから大人になった今、
今度は僕が背中を見せる番。
何度も眺めた背中と同じくらいには、
なれていたらいいな。
そんな事を思いながら、
ひとりの時より、少しだけ重たい車輪を回す。
自転車に乗って
街の近くの高台に登ると、
遠くに山が見える。
あの山の向こうにも、
街が広がっている筈なんだ。
その街は、
俺の知らない人が、
何気ない日常を送る街。
誰かにとって、
とても大切な故郷。
そして、別の誰かにとっての、
大切な思い出の地。
今日は、余りに空が、
青くて綺麗だから。
俺は思わず、
今の俺の日常を、
全てかなぐり捨てて、
自転車に乗って、
山を超えて、
知らない街まで、
走って行ってしまいたい…。
そんな気分になる。
だけど。解ってる。
俺が本当に行きたいのは、
山の向こうの街じゃなくて、
貴方のいる、
空の上なんだって。
貴方に会いに行きたい。
何処までも蒼い空の、
ずっとずっと上まで。
自転車に乗って、
貴方を探しに行きたいんだ。
自転車はシーラカンスのようなもので。
私の家の前に止められた真っ白の自転車を見るたびに、前の車輪がやたらデカい白黒写真の自転車とか、モーターの自転車とか、関係ないけどバイクとかを連想する。自転車は昔と未来の化石なのかもしれない。
自転車に乗ると、人類の歴史に乗って移動しているようで。小さな文明を乗りこなす。そんなワクワクがある。
東西南北、ご自由に
本日は何処へ向かおうか
遠目に横っ面を見せる坂は
自分の正面に来た時にゃ
上りとなるか下りになるか
車輪は無心に地続きの並行を行く
二つ並びに線を引き回り縁と巡る
声が欲しいか、縁が欲しいか
ならば転がさにゃなるまいて
足があろう耳があろう
目があろう口があろう
繋げる手があるだろう
声は喉に、言葉が胸に
芽吹き育ち、宿っているだろう。
ー 自転車に乗って ー
どこまでも行ってみたかったなぁ
_自転車に乗って
「自転車に乗って」
急勾配ブレーキ効かず
突っ込んだ。
鉄網を越えたら助からなかった。
その時の傷跡は未だに残ってる。
自転車に乗って、どこまで行こう。
透き通った青空を駆け抜けて、飛行機雲に乗りたいな。
虹の橋を渡って、あの子に会いに行くんだ。
ふわふわの雲の国で、ゴロゴロ楽しんでるはずだから。
ひっそり見守って、帰りは自転車を押していくんだ。
何度も何度も振り返って、あの子を見守るんだ。
少しでも気づいてくれないかと願いながら。
「――」
白昼夢の終わりは突然に。
白い天井に動かない身体。
飛行機雲に乗るのは失敗したみたい。
また会おうね。僕がもっとお年寄りになったら。