『胸の鼓動』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
胸の鼓動を抑えられない。
待って……こんなにも高ぶるのはいつぶり?
貴女を探してしまう。
恥ずかしいけど、貴女の写真をカードにしてます
私のハートを奪って誰にでも人気者。
私とは真逆な存在で手の届かない存在でもある。
早くあの場所で探し続けたい。
貴女はいつもあの場所に居るのですから。
屋上のいつもの定位置に居るだらしない姿。
私だけの特権だ。
"また、来てくれたの?嬉しいな。話聞いてくれて
ありがとう。いつも居てくれて落ち着く。"
また、高ぶる気持ちが抑えられない。
赤面してしまった顔を見て見透かしたように
麗人な貴女は、キスをそっと私にした。
え?
夢……なの?
"夢じゃないよ。ね。好きです。付き合ってよ。"
好きな人と付き合えるの?
嬉しすぎて涙が止まらない。
貴女も嬉しくて抱き付いてくれた。
やっと、貴女の側にいれる。
よかった。
ようやくだね。
漸く、貴女を手に入れられた。
一人ぼっち辛かったね♡
もう一人じゃないからいいね。
楽しみだ♡
いつからか、自分の胸の鼓動が、やけに速くなる。
分かっている。それは、決まって、あの人を見たとき。
あの人のことを、考えているときだと。
あの人の、仕草ひとつひとつに、いちいちドキドキさせられる。
この想いを伝えたら、あの人も、同じ様に胸の鼓動を速くさせてくれるだろうか―。
ドキがムネムネ
意味が不明なまま記憶にあるのだが…
(胸の鼓動)
胸の鼓動
猫がかたわらにいてくれたときに
ちょっと無理やり耳をあて
心臓の音を聞いたりしてました
人よりも早い鼓動
今思えば
生きている証
大切な音でした
さてもちろん自分の胸の鼓動こそ
非常に大事なものと認識してます
階段で毎回ドキドキが激しくなることは
経験済み
けれど不整脈に関しては
あまり自覚せずにすんでるので
たぶん精神的にはありがたいこと
(でも心電図とるときにはしっかりわかるし、出るんですよねえ)
大切な臓器さんに
内臓さんたちに
私のカラダに
今日もありがとうです
『胸の鼓動』
高鳴る胸の鼓動。
笑顔で私を見つめる貴方。
なんでそんなに素敵なの、
好意なのか、厚意なのか。
どうしてそんなに輝いてるの
どうして私だけ呼び捨てなの
どうしてそんなに優しいの
どうして気にかけてくれるの
どうして私の親友を選んだの
そんなの、"おめでとう"しか言えないよ
この鼓動はどう止めればいいの
#胸の鼓動
おぎゃあ。んぎゃあ。
分娩室に響く泣き声。
ドクドクとうるさかった心臓が、次第にゆったりとしたいつもの速さに落ち着いていく。
「おめでとうございます!元気な男の子ですよ!」
助産師さんの声に、私は一気に夢から現実に引っ張られたような感覚を感じた。
産まれた。
何ヶ月もお腹を痛めて、心も、体も無茶苦茶になってしまった原因である我が子が。
大好きだった唐揚げも食べれなくなって、必要以上に音に敏感になってしまって、今までの生活が送れなくなってしまった原因である我が子が。
なんて子だ。
産まれる前から母親を苦しめやがって。挙句の果てには産まれる瞬間すら苦しめやがって。なんなら今だって体中が悲鳴をあげてるんだぞ。
「本当におめでとうございます。お母さん」
そっと、まだ目も開けられていない、ふやふやの我が子を渡される。
私は震える手で我が子を抱きしめた。
本当、なんて子だ。
どうしてこんなに涙が出てくるんだ。
どうしてこんなに嬉しいんだ。
どうしてこんなにも愛おしいんだ。
とく、とく、と規則正しく動いている胸の鼓動に、あぁ、この子も生きているんだと、ようやっと産まれてきたんだと思った。
どうせ、これからも私を困らせるんだろう?
きっと我が子が憎いと思う日が来るかもしれない。子育てって多分そうゆうものだ。
誰にだって限界がある。
でも、この日のこの感動と、我が子を想う愛おしさを超える日は、多分この先、一生来ないのだろう。
産まれてきてくれて、ありがとう。
『胸の鼓動』
すごいよな、無意識なんだぜ?
意識して止められたらいいのにな。
♯胸の鼓動
胸の鼓動
最後にドキドキすることがあったのは、
自分を偽るようになったのは、いつだったか。
思い出すのを止めたのは、いつだった?
どうでもいい。
「いらっしゃい」
突然の雨から逃れるために
入店したバーの、同年代らしいマスターを見たとき、
濡れたくなくて走ったせいなのか、
私は久々に胸の鼓動を感じた。
仕事始めてから3週間が経ち、ようやく慣れてきた。コールセンターの仕事は初めてではないが、3ヶ月ぶりの仕事復帰で体も心も鈍ってたせいか、最初はひどく緊張した。研修3日で早くも電話に出ることになり、手には汗、胸はドキドキ。あれ、慣れてたはずなのにな。3ヶ月も経つと人は元に戻ってしまうみたい。継続って大事だね。
胸の鼓動
高鳴れば
ねるねるねるね
色
変わる
『胸の鼓動』
あなたのそばにいるといつも高鳴っていた胸の鼓動が柔らかく時を刻むように落ち着いたのは、あなたの苗字とお揃いになってから少し経った頃だった。
変わらず隣で微笑むあなたを見つめる。
いつまでも同じような胸の鼓動を刻んでいけますように、なんて願いながら。
胸の鼓動が熱くなる瞬間!
ドキドキする時
パチンコで当たりが近づくとき!
先生に怒られそうになるとき
サッカーでチャンスの時ボールを蹴る瞬間
ドキドキは興奮と不安が重なる楽しい瞬間である!
胸の鼓動
君より先に恋に落ちた
僕の胸の鼓動を
聞いて
「胸に手を当ててみれば?」右手伝う鼓動は言った そいつが悪い
題-胸の鼓動
胸の鼓動
側にいる時間、空気
胸に刻み込みたい瞬間
どういうわけか
鼓動がその邪魔をする
「(ドクンッ…ドクンッ)」
『胸の鼓動』が……耳を塞ぎたくなるほど五月蝿い。
心臓が…食道を通って口から飛び出しそう。
心臓が…自分の胸を突き破って、下着を突き破り
洋服を突き破り…外の空気を吸いに出てきそう。
俺は…。一目見た時に…そう感じた。
そして…俺は知っている。
この…五月蝿く胸を打つ鼓動の名を…
その人から、中々目を離せない理由も…
これは……この名前は……『一目惚れ』だ…。
その人は、いつも俺が使う駅の線路を挟み
反対側の上り電車に乗るらしい。茶色のボブ髪も美しく
容姿も歩き方も美しいカノジョ。
逆に、黒縁眼鏡に黒髪で猫っ気のフワフワ髪を持つ
俺は、線路を挟み反対側の下り電車に乗る。
名前も知らない、通っている学校も知らない。
俺は……俺は今日、カノジョに『はつ恋』をする。
《胸の鼓動》
相方の物音で
緊張し
落ち着かない…
わかば
━━━
《胸の鼓動》
ドキドキ…
あなたがいるだけで
落ち着かない
あおば
あ どっちにする?
い …
あ 決めないとだよ
い わかってる
あ ま、決めなくても良いけど
い そうなの?
あ ただ…
い ただ?
あ …
い …え?何?何?
『胸の鼓動』
一一五、胸の鼓動
彼女と恋人になり、一緒に暮らすようになって、それなりに経つ。それなのに――
いつものように仕事から帰ってふたりで過ごす、なんでもない夜。疲れた身体をソファに預けた。
隣に座る彼女の体重が寄りかかったかと思うと、彼女の頭も俺の方に乗る。そして、俺の指に白い細い指が絡められて恋人繋ぎをした。
「大好きです」
普段は笑顔と共に向けられる言葉。
でも今日は疲れたのか、なにか心に引っかかっているのか、やるせないような表情をしていた。
一緒にいる時間が長くなったから分かる。言葉にできない不安がある時に零す〝大好き〟の言葉。
「俺も大好きだよ」
安心を伝えるように、優しく耳元に囁きながら強く抱き締めた。
縋るように抱きつく彼女と目が合うと、安心したのかふわりと笑う。その姿はいつもの幼さではなく、大人の女性の表情。その艶っぽさを感じさせる恋人に俺の鼓動が高鳴った。
「俺の方が離れられないから安心して」
そう告げて、改めて強く彼女の身体を抱き締めた。
おわり
一一五、胸の鼓動