『胸の鼓動』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
胸の鼓動
『心臓のカタチ、キレイですよ。
しっかり動いています。』
産婦人科の先生にエコー検査で褒められた。
当たり前のようで、当たり前じゃない喜び。
リズミカルなその鼓動は、力強くも繊細な
仕掛けに感じて、私を安心にも不安にもさ
せた。
胸の鼓動
心臓が飛び出ちゃいそう。そう呟いた君は顔色を赤く染めたり青く染めたりと大忙しで、思わず笑ってしまった。そのことに腹を立てたのか、君は必死に逸らしていたはずの目線をわざわざ合わせてこちらを睨んできた。笑いごとじゃないよ、だって。それはそう。笑い話で終わらせるつもりはないよ。だって、やっと君をつかまえられそうなんだから。だから落ち着け、俺の鼓動。
推し活中!😂
同僚が生きる力をもらったのは韓国のグループBTS。
ふとした話しから私もファンになった。
聞けば聞くほど楽曲のよさに胸が踊るし泣けてくる。
私のように歳いった人のファンも多くて驚きます。
みんなエネルギーをもらっているよう
見掛けとは違う謙虚な人柄。
幸せであってもらいたいと願う
海に浮くそら
波間に沈みゆく一日がかなしけれど
ひとときも居られない、
そんなわたしの脆(よわ)さを嘲笑うなんて。
笑う、なんて。
腹を抱えて仰いだそらから墜ちてくる
とりの羽音が恐ろしい、
明日の糧を隠すわたしはさぞ滑稽な事だろう。
いまも潮の残香を疎ましくおもうんだ
波を向いているとき、暑くはないのに顔を拭う
浜を振り返るときだけ絡まる髪を必死で梳く。今日も
淡い太陽が失せ征く、
波間よ、浮かぶ寂れた靴どもよ、今日も、
今日も、生きました。
胸の鼓動がドキドキした
あの日は絶対に忘れない
一生の思い出
題.胸の鼓動
胸がドキドキすると思ったら、
ただの不整脈だった。
全然ロマンチックじゃなかった。
『わたくしは、その小さくてつめたい手を握った。』
結末を書いた、その瞬間。ぱちり、とアプリが落ちてしまった。まぁ勝手にバックアップを取ってくるものだから。そう慢心した自分が馬鹿のようだ。
再び開いたアプリには、真っ白なキャンバスが広がっていた。そう、消えてしまったのだ。
ワクワクする私の世界。私だけのカナリヤは?スノードロップは? 慢心した自分、そしてバックで重いアプリを使っていたり、検索しながら書いていた自分の慢心さよ。
心臓が鼓動を打っている。悪い意味で。
日が落ちかけた夕方頃。まだ少し蒸し暑くて、歩いてるだけでも少し汗ばんでくる
元々暑がりだからこの位の暑さでも溶けてしまいそうになる私は一刻も早く涼しい家に戻ろうと
暑いのを我慢して家に帰る
家の鍵を開けると、涼しい空気がぶわっと私を包み込む。
さっきまでの暑さを一瞬で忘れてしまうくらいだった。
さっきまで着ていた服を洗濯機に入れて私は貴方が買ってくれたルームウェアを着る
すると後ろからギュッと抱きつかれて
「ひゃう?!」なんて言う声が出る
こんな事されるの全然無かったから。
猫耳のついたフードに頭をうずくめてくぐもった声で独り言くらいの小ささで
「遅いよ、海暗…待ってたんだよ?」なんて言ってきた。
私は貴方の腕に挟まれてた手を引っ張り出して頭を撫でる
「ごめんね、遅くなっちゃって」
宥めるような感じで言う
あとから話を聞くに、いつもならもう少し早く帰ってくるのだけど、今日はかなり遅くなったから心配してくれていたそうだ。
LINEでも送ってくれればよかったのに……とは思ったけど、待っててくれた貴方に失礼だ
そして、貴方は
「海暗がどっかに行っていないか怖かった。海暗は俺のなのに」
なんて、急に言ってくる
胸の鼓動がどんどん早くなっていくのが分かった
私は貴方の頭から手を離し、そのまま顔を覆った
「そ、そうだね…、ご飯食べよっか…」
照れ隠しも兼ねてご飯のことを話題に出す
すると食い気味にうんと返事をするから、お腹すいてたんだなって分かった
私はそう言いつつ、収まりそうにないこのドキドキに少し呆れながらも笑っていた。
胸の鼓動でついたこの気持ちは
すいも甘いも、涙の味すらもないまぜだけど
でもまだ熱く膨らんで恋しいから
だから私は…
「胸の鼓動」と言ったら何を思い浮かべるだろう
やはり恋愛、恋か?それとも嫌な感じの胸の鼓動?
前者の方について書いてみよう
恋愛をして実際には胸の鼓動などと言うことが私はなったことがない
それは本気で人を好きになってないのかやただ単に冷静な人間なのか。私は少なくとも冷静な人間ではなく前者だ
本気で人を好きになったことなんかないし男は苦手だ、だが1度でいいからほんきのれんあいをしてみたい。
胸の鼓動感じてみたいな
・胸の鼓動
どくん、どくん。
胸の鼓動が、あいつに聞こえてはいないか。そう思うと、冷や汗が伝った。
「絶対、動いちゃダメよ」
そう言い聞かせてはいるけれど幼い我が子が、どこまで我慢できるかわからない。もしもの時は…
「ねぇ、お母さん。お腹すいたぁ…」
この緊迫した状況には不似合いな、無邪気な声。全力のひそひそ声なのが愛らしい。
ふっと、ほおが緩んだ。もしもの時、など、ない。何があっても、生き抜かなければ。私はこの子の、母親なのだから。
もう少し、我慢してね、と愛しい我が子の頭を撫でながら、私は密かに決意した。
どくん、どくん…
熊の鼓動、という名前を聞いたときから、その道はきっと、母熊のようなものなのだろうと思っていた。
どこまでも優しく、ときに厳しく、泣きたくなるほど温かい。
そんな私の淡い期待は、色んな意味で裏切られた。
そもそも熊野古道とは、古い街道の遺跡である。昔、熊野詣にいく人々が使ったらしい。つまり、舗装などされているわけがない。三十分も経たないうちに、運動不足の私はぐったりしていた。
想像の母熊がフンっと鼻を鳴らす。こんなの、厳しいだけじゃないか…
口をへの字に曲げたままもう一歩足を踏み出すと、見事につんのめってしまう。
「危ないっ!」
ガシっと、次の瞬間私は誰かに支えられていた。私をここに連れてきた張本人、幼なじみで腐れ縁の綾人だ。見かけによらず、がっしりした腕。飛びのきざまに、パチリと目が合った。
どくん。
なに、これ。カッと耳が熱くなった。やめてよ、その言葉を、うまく発せられたかどうか。
「お、お前鈍臭いんだからさ、こうしようぜ」
綾人の手が、宙ぶらりんになった私の手を無造作に掴む。ビクッと肩が跳ね上がった。
おずおずと見上げた綾人の表情は、ほんの少し不安げに見えた。
不意に肩の力が抜ける。何だかおかしくなって、私はそっとその手を握り返した。どくんどくんどくん。
指先の体温が愛しくて、狂おしくて、たまらない。
私は間違ってなんかいなかった。
熊野古道は今この瞬間も、優しく、温かく…生暖かい、の間違いかもしれないが…私たちを見守っているのだから。
心臓の波打つ音が耳に響く。煤臭い匂いと焦げた瓦礫ががらがらと崩れる街の中心で、私には胸の鼓動だけが聞こえていた。あぁ、気持ちが良い。
身を任せて瞳を閉じた。
さっきよりももっと鼓動が近くなる。
喉が焼けるように痺れる。閉じた眼の奥がぐわぐわと痛む。剥がれた爪をカバーするために巻いた粗末な包帯も意味を成さなくなっている。
火の海となった街の中心で貴方に問いかけた。
「これでよかったの?」
…
「いいんだ。どうせ、これ以外に道はなかったろうさ。」
そう言って、貴方はいつもと変わらぬ笑顔を見せていた。真っ直ぐ私を見つめている眼は宝玉のようにきらきらと輝いている。
私は手を握った。
大きさの違う手を重ね合った。
「…じゃあ、また。」
「……だな。」
そうして私たちは、街の中心で、
瓦礫と火の海に飲み込まれたのだった。
<胸の鼓動>
胸の鼓動
常に動く、心臓。
いつもは感じない、響かない。
熱く、心が動く時、
頭に響くように、
焚き付けるような音がする。
胸の鼓動
胸の鼓動は素直だ。
寝ている時は落ち着いていて、
起きている時は少し早い、
走っていると早すぎてまるで耳元で打っているよう、
君の近くにいると、
走っている時のよう早いし、
逃げてしまいたくなる。
けれど、何でかな?
そばにいると同じように落ち着いて、
息をすることができない時もあるのに、
どこよりも息がしやすい…
そんな反対なことがよく起こる。
誰かの鼓動を聞くと落ち着く。
私が生まれる前から、お母さんの鼓動を聞いていたからかな?
その音を聞くと、いつもより深く眠れる。
優しい夢を見ることができる。
胸の鼓動は命の音。
ただの音よりずっと愛おしいもの。
Episode.21 胸の鼓動
時々、喉奥で鼓動して込み上げそうになることがある。
原因は分かっている。
今日はすごく疲れた。
先生からの頼み事が沢山あった。
断ればいい、そう思う時もあるのだが…
先生から見た僕は何事も完璧で、笑顔の絶えない人でなきゃいけないと遠回しに伝えられたことがある。
僕は人からの評価を気にしすぎている。
外では気にしない、気にしていないように見せている。
家では全てを思い返して気にしだす。
こういう時、必ず自分の行動や言動が、自分のしたい方とは真逆で苦しくなる。
胸の鼓動が早くなる。
苦しくて苦しくて仕方がなくて。
でも今まで築きあげてきた "僕" を壊す訳にはいかない。
我慢しなければならない。
期待に応えるため、自分が生きやすくなるため。
大丈夫、大丈夫…大丈夫。
誰かに "僕" の崩れる姿を見られるのが怖くて、自分の部屋へと急いで向かう。
我慢して泣きそうになった時は、体全体が痺れて痛くなる。
手先と足先は軽く震えてしまう。
何度も経験しているはずなのに、見る度に焦りだしてしまう。
焦って上手く思考判断ができなくなって、頭の中にある歯車がどんどん早く回りだして、信号が飛び交って。
溢れ出る涙を止めることができなかった。
泣いて泣いて苦しくなって、泣けば泣く程自分の悪いところを責め続けて。
胸の鼓動を感じる暇もなくなる。
嗚咽しながら泣くせいか、喉奥で鼓動を感じる。
苦しさで込み上げてきた咳が止まらなくて。
助けを求めることもできない、許されない行為。
そもそも 「助けて」 だなんて言いそうなキャラでもない。
ごめんなさい。
自己管理もまともに出来なくて、仕事も正確にこなせなくてごめんなさい。
もっと頑張るから、頑張るからゆるしてください、ゆるして、ゆるしてください…ごめんなさい。
_____ガチャ
「なーなー、スマブラ一緒にや……
な、なに?どうしたの大丈夫か?嫌なことあった?」
最悪だ。
兄が部屋に入ってきた。
家族に言われたらどうしよう。
「…っぐ、う…ぁあ……」
息が詰まって苦しくて言葉が出ない。
どうしようどうしようどうしよう。
…は?
なんで、なんで。
僕のこと嫌いにならないの?気持ち悪くないの?
「俺昔テストの点悪くて泣いてた時あったでしょ。
その時お前が大丈夫だよーって言いながらぎゅーして
きたじゃん、だから俺もお返し。泣いていいよ。」
「…う、ぁ……ああぁあっ…」
そこからの記憶はない。
きっと沢山泣いて、兄に慰めてもらったんだろう。
迷惑かけたけど、初めて心から認めて貰えた気がする。
目が覚めた。
目の前に見えるのは兄、優しい温かさを感じる。
「…ん……?」
「お、起きた?おはよう。」
気がつけば胸の鼓動が落ち着いていた。
あぁ、すごくドキドキしてる。
こんなにドキドキしてることはないよ。
この瞬間を待ってたのかもしれない。
君はどんな感じなのかな?
ねぇ、どう思ってる?
僕はもう踊る感じ。
気持ちがふわふわと宙を舞ってるよ。
……あぁ、この瞬間が永遠に続けばいいのに。
こんなに柔らかいんだね、君の唇。
これが、僕のファーストキス。
■テーマ:踊るように・胸の鼓動
4月の入学式。
初めての教室。初めましてのクラスメイト。
とても緊張しながら入った教室の中で君を見つけた。
いや、見つけたと言うよりはとても惹かれて目がどうしても離せなかった。見てると、胸が今まで感じたこのとないスピードで脈を打つ。口で表すのは難しいけど、胸が苦しいような温かいような、詰まったような知らない感覚に襲われる。
何故か分からないけど…
あの子のことをもっと知りたい、近くに行きたい。
【胸の鼓動】
お題:胸の鼓動
「心臓をちょうだい」
「まだですか」
天井を見上げているのももう飽きた。
「まだですよ」
肉を切り開くこの瞬間に胸が高鳴る。
「あのう」
注意を引くため垂れている髪を引っ張ろうと手を伸ばす。なんだか少し動くのが怖い。
「ああ! 動かないでください」
「まだ終わりませんか」
「あなたの臓器までもを知らないと、気がすまないのです」
「……そうですか」
目を爛々と輝かせて言われてしまっては、引き下がる他ありません。
あなたのすべてが知りたいのです、あなたの胸の奥の鼓動までもを見なければ気がすまないのです、あなたのすべてが知りたいのですあなたのすべてが知りたいのです
「あなたのすべてが知りたい!」
ドクン、ドクン、揺れて見えるのは
あなたの心臓か、私の目眩か。
わたくし、内臓よりも手に触れたいです。
あなたの胸に耳を当てあなたの鼓動が聞きたいです。
「鼓動をちょうだい」
胸の鼓動
どくん、どくんと血が流れる音がする。
胸は高鳴る、それでも頭はどこか静かだ。
今日のために知識を蓄え、頭脳を磨いてきた。
仲間を信じ、思いを託され、この舞台を目指してがむしゃらに走った。
あとは、頂点を取るだけだ。
この熱い心臓を抱えて、この冴えた脳を信じて。
高校生クイズによせて
どきどきした 去年の夏
『好きな人の心臓の音って安心できるから好き』
と私の身体に耳を当てる貴方、
この時間ですら、
貴方は私のもので、
私は貴方のものなんだと感じることが出来て
嬉しかったのを覚えてる。
でも今は?
背後から聞こえてきた君の声
『○○くんの心臓の音安心する!』
私に向けてじゃない、もう今は貴方のものではないし
私のものではない。
とてもどきどきした今年の夏
#胸の鼓動