『美しい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
美しいって私はそんな言葉が嫌い
美しいがあるなら見にくさもあるから
優雅にとぶ蝶をうっとりと眺めている反面
路上では踏みちぎられた蛾の羽が散らばっている
もし自分が容姿が綺麗で完璧な人だったら
汚いものがあったって目に入らない
「あぁ、これが運命ってやつなんだな」と
でも容姿は悪いし性格も悪い
美しさはどこまで綺麗で
汚い人はどこまで汚いの?
見にくい人はどこまでも見にくくて
完璧な人は何もかも完璧で
この世の中って果てしなく不公平なんだなって思えてくる
可愛さは手に入らない
地頭の良さも手入らない
「○○さんもやればきっとできるはずなのに」
私だって頑張っているのに一度も言われたことも成功したこともない。
みんな違ってみんな良い
ある日とは綺麗である人が見にくい
それが個性があって良いといえる?
得するのはどちらか一部
でも私はこれでいい
10代を癒やすかのよな日々の中
君が用意しAmazonの箱
「美しい」
涙を堪え下を向いていた帰り道
ふと顔を上げると、そこには星があった
気づけば涙は乾き、心は満たされていた
何千年前の光は、確かに未来を照らしていた
お題 美しい
俺は花は綺麗で美しいと思っている。
綺麗事かと思われるかもしれないが俺は人間はいつでも綺麗になれるし美しいと思う。だがそれは生きている命だからこそ思う。だけど極度の誹謗中傷、アンチ、悪口言うやつは綺麗ではない。そもそも心が汚いから。心が綺麗な人なんて居ない。いつかは汚くなる。仕方ないことだ。
2次元のように3次元の人間は心は綺麗になれないのかもね
彼女は美しかった。
立てば芍薬座れば牡丹、歩く姿は百合の花……とまではいかないかもしれない。けれど彼女は美しかった。
勉強も運動も普通くらい、容姿も平均より整っている程度。これ若干の悪口か?書いてて不安になってきた。全くそんな気はないことをここに弁明しておく。
彼女はクラスでも人気者だった。彼女の周りはいつだって笑いが絶えなかったし、彼女自身も笑顔だった。
でも、僕は知っている。僕だけは知っている。
彼女のその笑顔が造り物だということを。
ふとした瞬間、笑顔が抜け落ちる瞬間があることを。
それは何より美しかった。
僕だけが知っている、クラスの人気者の本当の顔。
僕だけが知っている、彼女が死んだ瞬間の顔。
みんなは知らない。何故彼女が飛び降りたのか。
僕は知らない。何故彼女が飛び降りたのか。
それでも言えることがある。
彼女は、最期まで美しかった。
あれこれ綺麗なモン詰め込んで
出来上がったのはとても醜いもの
言葉に直して丁寧に並べた本音
無駄なくらい丈夫に造られた盾と剣
話し合ったり 鏡を見たり
そのどちらも殺し合う事なのかも
疑った優しさ 悪魔か天使か
取捨選択 間違えたらすぐに迷子
僕が死んでもね
海の波になって、風になって、
蝶になって、鳥になって。
絶対に貴方をみてるから大丈夫。
生まれ変わった僕をみて、
「きれい」って言ってほしいだけ。
今の僕じゃ叶わないから。
『美しい』
美しいもの。
都会の寂寞のなかで忘れていたもの。
オレンジ色の街灯に照らされて、
音もなく降り積もる雪。
冷たさが肺いっぱいに広がる、澄んだ冬の空気。
晴れた朝に見える、広大な山脈。
あの頃、嫌というほど囲まれた自然から
逃げるように田舎を出たはずだったのに。
この冬、私は懐かしい故郷の美しさに、何も太刀打ちできなかった。
2024.1.16 美しい
美しい。
美しい花、美しい眺め、美しい絵、美しい歌…
この世には美しいものがたくさんある。
きっとあなたの人生も美しい。
今日のテーマは美しい…かぁ。うーん。文章が浮かんでこないなぁ。
美しいで思い出したけどSUPER BEAVERの「美しい日」という曲が好きでよくカラオケで歌ったり、YouTubeでMVを観てる。回し者ではありませんがただのファンです(笑)オススメです。
(あの曲の歌詞を聴いちゃうと美しいというテーマであれ以上の文章は私には書けないです。すごい的確。あの詞。)
明日も美しい日でありますように。
頑張ってる人達の苦労が報われる日でありますように。
特に受験生の皆さん。応援しています。
テーマ:美しい
形のない実力に打ちひしがれた。
音楽の実力テスト。
自分の番を終えて後は同期の発表を待つだけとなった。その最中である。
一人の演奏に動揺を隠せないでいた。
あれは誰だ。こんな男がいたのか。
圧倒的な美しさはある種の暴力でもあった。もし自分がこの後で発表しろと言われたら。冷静になれただろうか。
私の気持ちを代弁するかのように何人かの演奏に乱れが生じた。
美しい
『美しい』
私が彼女に惹かれたのは、1通の手紙がきっかけだった。
その手紙によると、彼女は教師をしていた母の教え子で、仕事で海外に赴任していたために、その手紙が届いた1年ほど前に亡くなった母の葬儀に参列できなかったという。まだ50代半ばだった母は逝くには早く、多くの教え子や同僚が母の死を悼みに葬儀に参列してくれた。
「手を合わせに伺ってもよろしいでしょうか」という申し出をありがたく受けた私は、多少散らかっていた仏間を片付け、来客用の菓子を買ってその日を迎えた。
正直に言うと、その時の私は不謹慎にも少し浮ついていた。彼女の手紙を見たときから、私は彼女の丁寧な言葉遣いと、そしてそれ以上に彼女の書く美しい字に心を奪われていたのだ。
一目惚れなんてものを自分はしないと思っていたにも関わらず、私は彼女の姿すら知らずに、ただ彼女の書く字に一目惚れをしてしまった。そう、あれはまさに一目惚れだったと思う。
そういうわけなので、あれほど美しい字を書く女性は一体どのような人なのだろうかと、当日の私は緊張半分、好奇心半分の落ち着かない気持ちで、約束の時間よりずっと前から居間と玄関を行ったり来たりしていたのだ。
「ごめんください」
「はい、今開けます」
玄関の引き戸を開けた私は驚いた。文字には書いた人の人となりが出るとどこかで聞いたことがあったが、彼女はまさに手紙の字のまま。それに1歩も引けを取らない美しい女性だった。
美人という括りにしてしまうのは心底勿体無い。ただ外見が良いというわけでなく、些細な所作や洋服の着こなし方などに内面から滲み出る美しさが表れていたのだった。
そのとき私は、2度目の一目惚れをした。
それから私は彼女に猛アプローチをした。あとにも先にもあんなに必死になったことはない。何せ、その時の私達の関係はただの知人以下、ほとんど他人のようなものだったので、私はあれやこれやと理由をつけて彼女に会うための口実を作った。
彼女はというと、最初は戸惑っていたものの次第に私の押しに負け、数ヶ月後には彼女の趣味である古本屋巡りに彼女の方から誘ってくれるまでになった。
時が経つのは早いもので、彼女と結婚してから40年近くの月日が過ぎた。授かった3人の娘達はそれぞれ家庭をもってこの家を出て、今は彼女と2人きりの生活となった。
ふと思い立った私は、タンスの奥から古い文箱を引っ張りだした。
最近は手紙のやり取りなどめっきり減ってしまい、友人との連絡ももっぱらスマートフォン1つで済んでしまうようになった。それは彼女の方も同じで、彼女の書く美しい字を見る機会はほとんどなくなった。
数年ぶりに見るあの手紙は全体的に色褪せていて、その色の濃さに過ぎた年月がうかがえる。
だが、手紙の字の美しさはやはりあの時のままだ。
彼女自身を表すような繊細で滑らかな字は、例えるなら春の小川の流れのようで、一方私の書く字は角張っていて、いかにもお堅いという感じがするのだから、やはりそれは私をよく表しているように思える。
「まあ、懐かしいわ」
気づかぬ間に後ろに立っていたらしい彼女が、私の手元を覗き込んでそう呟いた。
「あぁ」
「まだそんな物を持っていらしたんですね」
「そりゃあ捨てられないさ」
「お手紙なら他にもたくさんあったでしょうに」
「もちろん他のも全部取ってある。だけどこれは特別なんだよ」
私は彼女の文字をそっと指でなぞった。
「特別?」
「あぁ、特別さ」
彼女は未だに、私達が最初に会ったあの時に、私が一目惚れをしたと思っている。あの手紙に書かれた彼女の字を見たとき、すでに私が彼女に好意を寄せていたとは知る由もないだろう。「あなたの美しい字に惚れた」なんて言われても彼女を困らせるだけだと思い、出会った頃に言いそびれたままなのだ。
ふと右上に寄せられた彼女の顔を見上げると、そこには年相応のシワが見受けられ、若い頃にはなかった深みがでてきたようだった。
「何ですかそんなにまじまじと見て。顔に何かついてますか」
そう言いながら頬に当てようとした彼女の手を私はとった。
「君と結婚できて私は幸せだ」
「また何ですか。まるで新婚の頃みたいでなんだか懐かしいわ。私はもうすっかりおばあさんなのに」
照れくさそうな彼女の頬が微かに色づいた。
「いや、君は美しい。あの頃も、今も」
「私の書く文字が美しいだけじゃなくてですか?」
「え!?」
驚いた私を見て、彼女がクスッと笑った。
「知っていたのか」
「はい。まだ付き合って間もない頃に、あなたがご友人と話しているのを偶然聞いてしまって」
確かに友人にはこの話をしたことがあったような気がする。それにしてもそんなに前から知っていたとは。てっきり彼女にはバレていないものとばかり思っていた。
「その……あれだ……」
「ありがとうございます」
何か取り繕う言葉を探していた私に彼女がそう言った。
「気に障ってはないのかい?」
「ええ。むしろ私は嬉しかったんです。それまで何度か容姿を褒めて頂くことはあっても、私の字を見て私に好意を寄せてくれた方はいませんでしたから。それを聞いて私は、あなたと一緒に歩んでいきたいと思うようになりました」
知らなかった。これほど長い間一緒に過ごしてきたのに、まだ知らないことがあったのだ。
「お茶でも淹れてきましょうか」
そう言って台所へと向かう彼女の背中に私は声をかける。
「その……昔のように、また君に手紙を書いてもいいだろうか……」
突然の提案に彼女が驚いた顔で振り返った。
そして、それはすぐに優しい笑みに変わった。
「はい、お待ちしてます」
不格好な文字でも構わないから、ちゃんと彼女に伝えよう。
私は君の美しさ全てに惚れたのだと。
美しい
まどろみの中見た景色が美しかった
色とりどりではない あの風景が
かっこいいでもない、かわいいでもない
ただ美しいあの風景に、映える人は多くなかった
僕には届かない舞台なのに
無性に足が前に出る
ステージの上だと足が震えるのに
無償の愛を届けたくなる
色褪せたフィルムには、憧れの中には
美しい以外に必要ないのだ
美しさに、憧れ以外の感情を、持っては行けなかった
〝美しい〟
吹奏楽は不思議だ。
温かいクラリネットの音、
華やかなトランペットの音、
澄んだフルートの音。
全く違う、沢山の音が混ざり合う。
そして、音は一つの美しい芸術となる。
君の心は美しい。
誰であろうと手を差し伸べ、親身に寄り添う。
僕も君に救われた内の一人だった。
でも僕は君の横には立てない。
あまりに綺麗な心だから、
僕がより穢れているように思えてしまうんだ。
君の瞳は美しい。
何があろうと眩く輝き、道を照らしてくれる。
僕も君に照らされた内の一人だった。
でも僕はその瞳を避けてしまう。
あまりに輝くものだから、
それに映る僕がひどく醜く見えてしまうんだ。
君の美しさに救われた僕は、
君の美しさで傷付いている。
#5『美しい』
美しい___
あぁそれは貴方の為の言の葉でしょうか。
「×××ちゃんはさぁ、花好きだろ?」
「あ、はい。薔薇、ひまわり、桜、スミレ、紫陽花、チューリップ……どれも綺麗で、色や形が様々で……心を和ませてくれたり、好奇心を掻き立ててくれたり……」
「じゃあさ、宝石は?」
「宝石、ですか? ……そうですね、あまり馴染みはありませんが、原石のままの物の形の面白さや美しさ、宝飾品として加工されたものの細工の精巧さなどは、見ていて飽きません」
「だよな、俺もああいうの見るの好き。アメジストとか綺麗だよな。あ、絵は?」
「はい?」
「絵。絵画」
「あ、はい。絵画も好きです。美術館で見る巨匠の絵も、街角で見かけるスケッチも素敵ですよね」
「うんうん。あのさ、そういうの見た時に綺麗だって思ったり面白いって思ったりかっこいいって思ったりするだろ?」
「……? はい」
「……アイツがやってるのもソレなわけ」
「……」
「相手の美点を見つけるのが得意なんだよアイツ。んで、臆面も無く言えちまう。まぁそれが誤解を生みやすいっちゃ生みやすいんだけどな」
「××××さん……」
「はっきり言って、下衆の勘ぐりなんだよ」
「……っ」
「アイツは全然下心とか、そんなので喋ってないのに女と喋ってたらナンパ? それ言ったらここにいる全員ナンパしてんじゃん」
「……」
「俺がここに来たのはさ」
「あの時アイツを貶めた奴等全員ぶちのめす為だよ」
あの時も、今も、これからも。
何があっても俺だけは最後までアイツの味方でいるって決めてるから。
◆◆◆
そう言った××××さんの表情を、私は今も忘れる事が出来ません。
私は余りに未熟で、心や、言葉や、眼差しの意味をまだ理解出来ていなかったのです。
そして、自分が発した言葉の鋭さも。
××××さんはきっと私を許すことは無いのでしょう。
ごめんなさい。
自分の愚かさを知ったのは、全て終わった後でした。
END
「美しい」
私が言葉って美しいなって思うのは、
きっとその人が考えて考えて発したものだって
信じてるから。
言えなかった言葉も
言わなかった言葉も
たくさんある。
それでもちゃんと言った言葉だから美しい。
でもそれと同じくらい
考えて考えてそれでも言えなかった言葉も
考えて考えてあえて言わなかった言葉も
あなたの心で思っちゃいけないことなんてないから
全部美しいんだよ。
中には考えずに発する悲しい言葉を使う人もいるけれど
美しい言葉だけを心に残そうね。
悲しい言葉は聞かなくていいし、
残さなくていい。
悲しい言葉を聞いてしまったなら
その倍の美しい言葉を聞こう。
大丈夫、世界はもっと広い。
あなたが思っている以上に。
美しい瞬間から目を背けるように
そこ と 目 の間にスマホのカメラをはさむ
薄めた希望で生涯を遂げてもいいという
刹那的な愚かさに塗れてしまって不潔な私
行き場をなくしてそわそわ足に任せると
故意か運命か
また あなたのいるここに戻っていた
美しいもの。
帰り道。
青い水面に絵の具を垂らしたようなピンク色。
雲を覗き込み歩く夕暮れ。