『絆』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「絆」
目に見えないものを想像することが好きだ。
絆って目に見えないけど、
どんな形してるんだろう?
糸みたいなものかな?
それとももっと繊細なもの?
ひとつひとつ形状が違っても面白いかな?
見えないけど、確かにあるもの。
見えないからこそ大切に。
交差する温度
重ねた手に
何が募る
誇張された
寂れた絆は
要らないの
ねるねるねるねは、練れば練るほど色が変わる。
練るという "行為" によって色が変わる。
だから、練るという "意志" が必要だ。
そして、魔女とあなたの "絆" があればこそ、
ねるねるねるねの "色" は、意味があるものになる。
「私達ズッ友だよね」
いつからか呪縛になった言葉を、見下ろしている。
「お願い。私達の仲じゃない」
少しくらい貸してよ、と舌っ足らずに言う。馬鹿になったものだ。公立小学校の旧友の知能レベルなんて気にしたこともなかった。小学生のあの頃と比べて、身体が大きくなっていれば成長したなんて感想を抱いてしまう。私も大概馬鹿だった。
「いい家に住んで、将来が安泰な夫がいて、三万なんて端金なんでしょう? こんな一等地で、私なんかにお茶出せるんだからさあ!」
ミニスカートについた鎖が椅子に傷をつけないか不安だった。
「お願い、中学まで一緒で親友だったでしょ? 見捨てるの? 高校入ってからもたまに遊びに行ったじゃない……」
泣き落としも見慣れてきた。最近は頻度が高い。彼女なりに限界を感じた結果なのだろう。
三万、机に置いた。
「……二度と来ないで」
過去の絆に絆されてばかりの私を、彼女も世間も馬鹿だと思うだろう。
しかしまあ、縁も絆もそう簡単に切れるものではないのだ。
彼女がまたインターホンを押せば私は扉を開けてしまう。過去、本当だった絆がゆっくりと私の首吊り紐を吊り下げていく。
こうしていつか心中する女の名前を、また呼ぶ。扉の前で、切実に。
【絆】2024/03/06
面白くない話!
僕と君は小さい頃からの仲良しだった。
互いの事はよく分かっていて、大人になった今でも繋がりは続いている。
だけどその絆は、幼なじみ以上にはならなかった。
君には他に大切な人がいて、僕の本当の気持ちを知らない。
でも、それでいいんだ。
君が大切な人と笑顔でいられるなら。
ささやかでも繋がっていられるなら、仲のいい幼なじみのままで構わない。
お題「絆」
『絆』
さあ! 行こうぜ!
夢への扉は目の前だ
「諦める」
なんて俺達の辞書にはねえ
「仲間」
がいれば乗り越えられる
自分の力だけで
なんとかなるなんて
思い上がり
笑わせるな!
差しのべられた
その手を
今こそ掴むチャンスが来た
笑って泣け
格好悪くても
俺達の絆
そんな簡単に
壊れるような柔なもんじゃないだろう
あきらめることなく、何度も声をかけ、心を通わす事によって、ようやく出来上がる絆。絆があれば、昨日ケンカしても今日は普通に会話が出来るんだね。
絆とは。
重いテーマだ。
難しく考える必要はない。
自分よりも先に、なんとかしたい相手の問題解決を考えている時、絆という関係を感じる。
それが絆という、優しい繋がりではないか?
自分よりも大事な人との関係を、絆と言う。
絆
みんな仲良くというような安っぽい歌が流れている
児童向けの歌の一部というのは安っぽい幸せを強要してばかりだ
そもそもみんな仲良くというのは無理なのだ
パズルピースのようにハマらないものがあって当然だ
数年は生きてきたが、僕に絆というのは向いていないらしい
どの人と関わっても僕は色に馴染めず浮いて見える
その反面、内面で僕は様々な言葉を紡いだ
内面世界では言葉を紡ぐ事を生業としていた
授業中に窓の外を見ていた
比較されるだけの学びには飽々していた
小鳥が通り過ぎていった
この小鳥はどこから来たのかまた何処へ行くのか想像を張り巡らせた
近くからだろうが
小鳥の行方は僕にとってとても興味深いものだった
学校が世界だと思っていたし
教室という牢の中が全てだと思っていた
窓から見える景色は異世界の事とさえ思っていた
そんな異世界から異世界へと移動する小鳥の存在は僕にとっては異世界への鍵、またトリガーであった。
そのトリガーは弾けないトリガーであった
義務教育という名の牢にいる限り、僕は鍵を握り
この現状を打破するトリガーを弾く事はない
内面世界で生き比較の学びをやるしか生きる術を持っていなかった
絆を大切にと義務教育は騒ぎ立てる
本物の絆が何かも知らない
それなのに絆を強要し仲の良さをステータスとする
絆というのは僕が嫌いな言葉の類だ
運命さえも糸で表すのだから絆など埃や塵の類でしかないだろう
絆を強要する世界に飽々していた
意味を調べたら絆の必要性が分かると思った
馬・犬・鷹、等をつなぎとめる綱。転じて断とうに断ち切れない人の結びつきを意味するらしい。
相手の情にひきつけられて心や行動の自由がしばられるという意味らしい。
行動の自由と心の自由がしばられ
断とうに断ち切れない関係など依存ではないだろうか?
絆、好き、愛、依存、という境界線が溶けていく
依存が絆ならば僕は何度、絆を結んだのだろうか
それとも絆というものは好きや愛の総称なのだろうか
次々に黒板に÷の記号が書かれていく
÷をずっと見ていると僕が前屈みになり見ているのが分かり虚無を彷徨う
黒板に書かれる事より内面世界で物語を書く事の方が価値を感じた
一般の学びとやらはただひたすらに押し付けがましいのだ
誰が作ったかも分からない計算式と採点方法と点数で周囲の反応が変わる
それをやる意味はなんだろうか
勉強の問題や数式が無かった時代も勿論あった
それでも生きていけたし死んでいけたのだ
なのに何故できたのだろう
最初は子供達に学びを提供したいや学びの楽しさを知る事が目的だったであろう
いつからか学ぶ事を数値化しそれが高ければ高い程幸せだと思うようにさえなった
先生が言ったいい学校とは何処が良いのだろうか
ただ学ぶべき場所なのにストレス発散と性的感情を持ち込む先生が生徒に不必要な物を持ってくるなと叱る権利はあるんですね。
名だけの権利が手元にあって良かったですね
先生が僕に謝罪を要求するまであと数秒。
ただの遊び場と化した教室は騒がしいったらありゃしない
謝罪する人と言って生徒に手を上げさせる先生で
僕が一度だけ上げたら先生も生徒も皆、僕に謝らせるようになった
今日も僕は言う
先生の貴重なお時間を奪ってしまい申し訳ありませんでした。
三年一組はもっと成長しますのでどうか授業を再開してくださいお願いします。
そう言われたら仕方ないかと言って気色の悪い顔で授業を始める
この教師は自己肯定を高める道具として生徒を使っているのだ
今日も名だけの権利を私利私欲に使いお勤めご苦労様です。
謝罪して言うこと聞いてたら好かれてると思うの愚かでいいですね
あの時の先生。
僕と先生の絆とやらは枯れました
まぁ最初からなかったですけど。
あるとしたら先生に傷つけられた心の傷なですかね
傷な
絆
目に見えないけれど、それは決定的な瞬間に露わになる。
人と人とを繋ぐ、強力で見えない糸の名だ。
生きし頃
感じた事なき
温もりを
これが絆と
想い馳せてく
「これが、友と言うものなのかもしれない」
伊織に背中を預けるようになったセイバー
(Fateサムライレムナント)
初めての文化祭、壁新聞係 になった時付けた題名「絆」
久しぶりに思い出したな。
震災時にSNS含め社会全体で支え合って、その年の漢字にもなった絆は素敵な言葉。
でも絆という言葉を不自然に強調したり乱用すると信用されなくなると思う。
絆はどんな関係性においても自然と築かれているものなのだから。
題「絆」
絆、絶対に切れないと言っても、絶対に切れる。
こんな矛盾したことなんてみんな知ってる。
#『絆』
No.61
いつか殺してあげるから
それまで待っててね
あのときの口約束
時間にしてたったの5秒
それが私たちの
絆 き-ずな〔-づな〕
・人と人との断つことの出来ない繋がり
・離れ難い結びつき
・本来は、犬・馬・鷹などの家畜を、通りがかりの立木につないでおくための綱。しがらみ、呪縛、束縛の意味に使われていた。「ほだし」、「ほだす」ともいう。
絆には色んな形があると思う
家族の絆、友達との絆、、、
一つ共通することは、強い絆を築くのは大変で時間もかかるが壊れるのは一瞬、しかも元には戻せない
だから絆は大事にしていきたい
本気でこの言葉を使う人とは
そっと距離を置くことにしてる
それくらい、苦手な言葉
#絆
絆
絆を大事だとは思わない
どうせ居なくなるんだから
「絆を深めたいです」とかただ綺麗事並べてるだけじゃん
こういうこと思ってしまう性格、いい加減直したい
熱い絆
切れない絆
強い絆
そんな最強の武器使ってみたい
《絆》
誰も、頼らない。
誰とも、関わらない。
...そんな不確かなモノ、信じない。
心に巣食う傷は、未だ言えることを知らない。
...あんな苦しい思いは、もうしたくないよ。
---二作目---
離れても、会えなくても。
私と君は、見えない何かで繋がっているから。
#絆
232作目